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フィリピンのミニマーケット目ざめよ! 1978 | 6月22日
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フィリピンのたいていの都市では今やスーパーとデパートの進出が目だちますが,それにもかかわらず,簡素なサリサリ・ストアは今なお重要な必要を満たす存在です。そこはフィリピンの人々にとって,すぐに必要な物を買い,ある程度の社交とおしゃべりを楽しみ,地域社会における帰属意識を感ずる場所なのです。そこであなたが今度,世界のこの場所に来られたならば,簡素なサリサリ・ストア ― フィリピンのミニマーケットを見過ごさないでください。
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ニューヨーク本部からの訪問者目ざめよ! 1978 | 6月22日
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ニューヨーク本部からの訪問者
4月1日から5日にかけて,東京,横浜,静岡地方のエホバの証人は思わぬ喜びを味わいました。エホバの証人の統治体の代表者であるロイド・バリー氏と本部工場委員のメンバーであるマックス・ラーソン氏が日本における聖書教育文書の印刷の業を拡大する取り決めをもうけるために来日したのです。
日曜日午後に東京の大井競馬場で開かれた特別の集会には1万7,097人が出席しました。そして同様の集まりが沼津のものみの塔印刷工場3階でも開かれ,それには1,323人が出席しました。
両氏は聖書に基づく話をしましたが,それは出席者すべてを大いに励ますものでした。ラーソン氏は通訳を用いて,「あなたは光の中にとどまりますか」という主題の話をしました。同氏はまずブルックリンにある印刷施設の大規模な拡張について述べ,さらには世界中で見られる拡大についても語りました。同氏によれば,ニューヨークのブルックリンと「ものみの塔」農場には現在53台の輪転機があり,毎日100万冊の雑誌と15万冊の書籍が印刷されています。世界中でなされている印刷をすべて合わせると1日になんと1億2,000万ページもの印刷が行なわれているのです。これら印刷される雑誌や書籍,小冊子,それに聖書は,わたしたちの道を導く光のようです。
とても分かりやすい例えが用いられ,休暇で山に行く時の場景を思いに描いてみるよう聴衆は促されました。山道を登る時に急なカーブや絶壁や石ころのようなものがありますが,光があるので登山や周りの景色を楽しめます。しかし同じ道でも夜で光がなければたいへん恐ろしく危険です。もしだれかが光を提供してくれるなら,それに感謝し安全になるまでそのもとにとどまることでしょう。
ここで同氏はヨブ記 18章5-9節を結び付けましたが,そこには現在の邪悪な世が暗中模索している様が示されています。しかしエホバの過分のご親切により,わたしたちはもはや闇の中にはいないのです。―コロサイ 1:13。
しかし講演者は,エホバの目的と相いれない欲望や関心事に誤導されないよう注意深くあるようにと警告しました。使徒パウロがコリント第二 11章14節で警告していますが,サタンはわたしたちを誤導しようとして偽の光を用いています。
わたしたちは不完全であり,ヤコブ 3章1,2節に示されているように何度もつまずきます。しかし,わたしたちは山道で倒れても立ち止まらず起き上がって歩き続けます。足を折ったり損なったりするような大きな間違いや失敗をしても,助けを得て歩き続けます。命に至る道を歩く場合も同じです。使徒 26章16-18節でパウロはそのように励ましています。
さらに,囲いの中にいる羊についてのもう一つの例えを使って神がご自分の羊を所有しておられることが指摘されました。神はご自分の羊を世話するために牧者たち,つまり会衆の長老たちを任命しておられます。(使徒 20:28)時としてある羊は何かに引かれて群れから迷い出てしまいます。危険に気づいていないのです。が,賢い牧者はそれを見て羊を囲いの中に引き戻そうとします。時々クリスチャンは自分の信仰にとって危険だとは知らずに,外部の人との交わりはいっこうに差し支えない,もっと多くの物を買うために余分の仕事をしてもだいじょうぶだ,と考えます。それで牧者のような長老たちは,これらの人々が正しい考え方を再び持ち群れや囲いの中の安全な所にとどまるよう助けなければなりません。
エホバの組織は今日,喜んでこの必要な光を備えていますから,すべての人が命の道を歩き続け神の羊の群れの中にとどまることができます。(使徒 13:47,48)過去5年間に100万人もの人々がエホバ神の賛美者になり
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