若い人たち,この曲った時代から救われなさい
「わが子よ,わたしの知恵に心をとめ,わたしの悟りに耳をかたむけよ。これは,あなたが慎みを守り,あなたのくちびるに知識を保つためである」― 箴言 5:1,2。
1 今の時代の若い人は,なぜ大きな機会に恵まれていますか。
人類歴史のこの時代に住む青年男女は,かつてなく,また将来にもない機会に恵まれています。それは原子力が新しい時代の幕を開こうとしているからではなく,いろいろな分野における科学が著しい進歩を遂げているからでもありません。実際には科学の進歩のために,人間は自滅のふちに追いやられているようにさえ見えます。若さと力にあふれた有望な青少年にとって,この時代が生を享けるのにすばらしい時代となっているのは,ノアの時代の洪水がもたらしたよりも大きな変化が,人間の生活に臨もうとしているからです。しかし地球上の状態が大きく変化するのは,まずこの地が「世の初めから現在に至るまで,かつてないような大きな患難」を経てのちです。(マタイ 24:21)この患難を生き延びて,今の乱れた世にかわる平和と幸福を享受する人は幸いです。
2 時代の重要さに世界の人々が無関心なことを説明しなさい。注意を払うことはなぜ緊急に必要ですか。
2 大人の世界がこの問題に無関心で,すべての人が自分のことばかり考え,注意をはらっていないことは,若い人々にとって不審に思われるかも知れません。マタイ伝 24章38,39節にあるイエスのことばはそれに答えています。「すなわち,洪水の出る前,ノアが箱舟にはいる日まで,人々は食い,飲み,めとり,とつぎなどしていた。そして洪水が襲ってきて,いっさいのものをさらって行くまで,彼らは気がつかなかった。人の子の現れるのも,そのようであろう」。聖書の同じ章の中でイエスは異常な出来事が次々と起こること,そして地上の有様の大きく変化する前ぶれとなることを預言されました。これら異常な出来事のはじまるのを目撃する人々について,イエスは次のことを言われました。「これらの事が,ことごとく起るまでは,この時代は滅びることがない」。(34節)西暦1914年以来,すなわちおじいさんの時代から,これらの出来事が起きています。しかし大多数の人はそれを気に留めていません。あなたは注意を払っていますか。今からでもおそくはありません。永遠につづく将来があるかどうかは,それにかかっているのです。
3 (イ)今の若い人はノアの時代にあったと同様な事態に直面していることを説明しなさい。(ロ)このため,若い人にはどんな責任がありますか。
3 最初の世界的患難を生き残った人々について注目すべきことは,その人々が,家族であったことです。ノアの家族の若者が父親の言葉に従って家族と共に働くよりも,同じ年代の者と仲間になって日を送っていたならば,決して生き残らなかったことでしょう。そして嘲笑した人々と共に滅びたに違いありません。今日の若い人々も同じ事態に面し,同じく選択を迫られています。いま安易な道を選んで曲った時代と共にその道を行くならば,ハルマゲドンで神の刑罰の臨むとき,神に敵対する者となって滅び,いまの世と運命を共にすることになります。一方,神の恵みを受けてこの曲った時代から救われたいと望むならば,生活態度,物の見方と考え方を大きく変えなければなりません。
4 この世の行い,考え方,標準にならわないことは,若い人にとってなぜ賢明ですか。
4 欺むかれてはなりません。本当に良いものはこの世にはないのです。この世で得られるものを得ることにのみ没頭している人は,利己的で重荷を負った不幸な人です。聖書はこの世の価値を正しく評価しています。「すべて世にあるもの,すなわち肉の欲,目の欲,持ち物の誇は,父から出たものではなく,世から出たものである。世と世の欲とは過ぎ去る。しかし,神の御旨を行う者は,永遠にながらえる」。(ヨハネ第一 2:16,17)ゆえに使徒パウロは次の賢明な助言を与えました。「この世に効ふな。心を更へて新にせよ。」(ロマ 12:2,文語)意識してもしなくても,人々の心はこの世の利己的な道になれるように仕向けられています。心をかえるとは全く新しい人生観を持つことであり,これは私たちの益のため聖書にしるされた神のお考えを学ぶとき可能となります。
5 今の時代の若い人々の態度は,洪水前のそれと異なっていますか。
5 ノアの洪水前の人は,「過去や将来のことは忘れ,飲み食いして楽しめ」という考え方をしたに違いありません。今日それと異なるところがありますか。周囲を観察してごらんなさい。肉の欲をみたすことに心を奪われた人がいます。一夜の空しい歓楽が終れば次の夜というふうに,歓楽を求める欲求はつきることがありません。スリルと興奮をあくことなく求め,人気を得ることが大きな目的になっています。だれもが互に負けまいとして競争しているようです。親の権威に対する反抗は不法に導き,統計の示すように青少年犯罪は増加しています。他人の権利,幸福,福祉を尊重することを知らない青少年がふえてきました。
6 (イ)十代の青少年の行いは,この世代が「肉に従う者」であることをどのように示していますか。(ロ)従ってどんな道を緊急にとる必要がありますか。
6 加えて不道徳,放縦が十代の青少年のあいだに盛んに行なわれています。ペッティング,異性との過度の交際,不節制な飲酒,慎しみのない服装,神の律法によれば結婚した人にのみ許される性の濫用など,このすべては今の時代が肉体と物質にのみ心を向けていることを物語っています。なぜこの世に生を享けたか,究極の将来において我々はどうなるのかといった事は,少しも考えられていません。このような汚れた行いをしたり,またそれに目を向けている人は,次の言葉をよく考えてみるべきでしょう。「肉に従う者は肉のことを思い……肉の思いは死であるが,霊の思いは,いのちと平安とである。なぜなら,肉の思いは神に敵するからである。すなわち,それは神の律法に従わず,否,従い得ないのである。また,肉にある者は,神を喜ばせることができない」。(ロマ 8:5-8)ゆえに生命を愛する人ならば,「若い時の情欲を避けなさい」と教えた聖書のことばを守り,近づいている世の終りを生き延びるために神の恵みを求めて賢明に行動するはずです。―テモテ後 2:22。
7 (イ)「目の欲」はとくに若い世代にどんな影響を与えていますか。(ロ)どんな警告に注意すべきですか。
7 この世は「目の欲」とくに若い人々の目の欲に訴えて利を得ようと腐心しています。あの手この手の宣伝をして購買欲をそそり,買わせようと仕向けます。何か新しいものを見るたびに,「あれがほしい」とねだる子供と同じで,十代の青少年も自動車,流行の服,最新式のハイファイなどをほしがります。しかしこのようなものを手に入れたからといって幸福になるわけではありません。それなのに何でも持ちたいという子供じみた欲望をなかなか捨てられないのです。新しい秩序の下で生命を得ることを真実に願うならば,「目の欲」に負けてはなりません。それは目をつむって物を見ないという事ではありません。イエスは次のように言われました。「あらゆる貪欲に対して〔目を見開いて〕よくよく警戒しなさい。たといたくさんの物を持っていても,人のいのちは,持ち物にはよらないのである」。「たとい人が全世界をもうけても,自分の命を損したら,なんの得になろうか」。―ルカ 12:15。マタイ 16:26。
8 (イ)「持ち物の誇り」は何の表われですか。(ロ)これに陥るとどんな結果になりますか。
8 「持ち物の誇」は見せびらかそうという心理にほかなりません。友人や隣人にどう思われるかという事ばかり気にしている人,この世的な物の見方に支配されている人は,つまらない物を見せびらかして「私の持っているものを見てごらん」と言っている子供と余りかわりません。人気を得よう,流行におくれまいといった心理に災された若い人は,どんなばかげた事をするのにもちゅうちょしません。新しい髪型ができれば,さっそく自分もそれにならい,下品なものでもおかまいなく流行の服装にとびつき,ドラムに合わせて体をくねらすダンスに熱中します。結局これは大勢に支配されることです。タバコ,過度の飲酒,麻薬,放縦な行い,不道徳は,自分をえらい者に見せるためです。高い標準を目ざすかわりに,下劣なもので満足しています。「みんながやっているんだから,自分もして何の悪いことがあるものか」と言って,親の小言に反論します。
9 人気を求める人は,どのようにエホバ神とまっこうから衝突しますか。
9 少し考えてごらんなさい。神の正しい教えを無視して,仲間の考え方に支配されているのは一種の偶像崇拝です。神のことばの述べていることを考えて下さい。「人々の間で尊ばれるものは,神のみまえでは忌みきらわれる」。「わが視るところは人に異なり人は外のかたちを見エホバは心をみるなり」。「人が皆あなたがたをほめるときは,あなたがたはわざわいだ」。(ルカ 16:15。サムエル前 16:7,文語。ルカ 6:26)イスラエルの王サウロも,人々にとり入ろうとして罪をおかしたことを,おそまきながら認めました。「我エホバの命と汝の言をやぶりて罪ををかしたり是は民をおそれてその言にしたがひたるによりてなり」。(サムエル前 15:24,文語)やとわれて働く人に次の教えが与えられています。「何事についても,肉による主人に従いなさい。人にへつらおうとして,目先だけの勤めをするのではなく,真心をこめて主〔エホバ〕を恐れつつ,従いなさい」。(コロサイ 3:22)滅びる世でほめそやされるよりも,神の恵みを得ることのほうがはるかに大切です。
自分の道をきめる
10 (イ)神を恐れる若い人は直ちにどんな道をとるべきですか。(ロ)どうすれば栄えることができますか。
10 今日の若い世代が曲っており,利己主義であり,汚れているのを見るとき,それから離れ,神の許しを求め,このような仲間と一緒になり,おそらくは「度を過ごした乱行に加わ」っていたことから,道をきよめなければなりません。(ペテロ前 4:4)神のことばは次のように問い,また答えています。「若い人はどうしておのが道を清く保つことができるでしょうか。み言葉にしたがって,それを守るよりほかにありません」。(詩 119:9)それで神のことばによって考える能力を守り,分別を得ることが必要です。聖書を開いて,生活の正しい原則を学ばねばなりません。この世のしきたりにならうのではなく,神のみ心にかなった生活をすべきです。そうする人の道は栄えます。―ヨシュア 1:8。
11 秩序ある家庭生活はどのように聖書の中で強調されていますか。それにはどんな益がありますか。
11 青少年に訓練を授けるべき場所となるのは,秩序のある家庭です。神の知恵はそのことを示しています。ノアの家族は固く結ばれていました。神の代表者であったモーセも,家族を単位としてイスラエル人を組織しました。運命を決するあの最初の過越しの晩にもエホバから保護され,最後に救われるためには,各家族がそれぞれ家の中に留まっていなければなりませんでした。家庭内の正しいふるまいについて多くの賢明な教えが神のことばに見出されることは,この事柄に対する神の愛ある関心を物語っています。家庭における子供の立場が何であるかは,はっきり示されています。「知恵ある子は父を喜ばせ,愚かな子は母の悲しみとなる」「子たる者よ,何事についても両親に従いなさい。これが主に喜ばれることである」「子たる者よ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことである。『あなたの父と母とを敬え』。これが第一の戒めであって,次の約束がそれについている,『そうすれば,あなたは幸福になり,地上でながく生きながらえるであろう』」。(箴言 10:1。コロサイ 3:20。エペソ 6:1-3)セム,ハム,ヤペテは,洪水前の同じ年代の人々よりもはるかに長く生きながらえました。
12 (イ)今日の若い人は父母を敬まっていますか。(ロ)この点における一般の傾向をみるとき,どんな結果になることを予想できますか。
12 今日の若い人は,親をそまつにするつもりは毛頭ないと言うかも知れません。しかし実際には親を軽視あるいは無視しており,親に不従順です。また親からなるべく遠ざかっているように努めます。家の中では沢山の恩恵を受けながら,みんなのために何かするということは余りしません。あたりまえと思われる感謝や尊敬が見られないのも,珍らしいことではありません。学校で学んだ知識のため高慢になって,考える力も分別も親にまさっていると考え,親は古いときめています。親に対する尊敬はどこに見られますか。この事を思えば,悪の世に対して神の裁きが行なわれるとき,滅びる若者は多いに違いありません。若い人が親に対する態度を軽く考えているにしても,創造主はこのことを重要視されているのです。「自分の父をあざけり,母に従うのを卑しいこととする目は,谷のからすがこれをつつき出し,はげたかがこれを食べる」と,神のことばにあります。(箴言 30:17)葬られることもなく,記念の墓もなく,鳥についばまれるちりあくたのようになると,これは述べています。
13 自分の道を清めることを望む若い人にとって,家庭はどれほど大切ですか。
13 従って若い人はまず家庭において行いを改めることを考えるとよいでしょう。親の恩をあらためて考えてごらんなさい。家庭はつまらないところと今まで考えていたかも知れません。そうであれば,活気を与えるためにあなたは何をしましたか。おそらく自分では何もしなかったことでしょう。家庭を活気のある場所にするため,いま何かの方法をとってごらんなさい。家は単に衣服をしまっておくところ,1日3回食べるところ,夜ねるだけの場所ではありません。他の人を理解すること,また他の人の権利を理解することは家庭で始まります。家庭でこの事ができなければ,他のところでできるはずはありません。ですから家庭で立派な生活をするように努めなさい。青少年は家庭でしつけられて将来の備えをするのです。やがて成人して一家を治める時がくることでしょう。
14 (イ)親の権威に反抗することを,なぜ正当化できませんか。(ロ)たとえ親が間違っていても,神の恵みを望む子供はどんな道をとるべきですか。
14 家を治める際の導きとして神のことばを受け入れない両親もあります。また親が間違いをしたり,親たちにふさわしくない行いをすることもあるでしょう。しかしそうだからといって親に反抗するのは正しいことですか。親も間違うことがあるのだから,親の言うことを聞かなくてもよいと考える人があるかも知れません。しかし間違いに間違いをもって報いても正しい事は生まれません。神のことばは妻が不信者の夫に良い感化を与え得ることを示しています。「同じように,妻たる者よ。夫に仕えなさい。そうすれば,たとい御言に従わない夫であっても,あなたがたのうやうやしく清い行いを見て,その妻の無言の行いによって,救に入れられるようになるであろう」。(ペテロ前 3:1,2)親と子供の間にも同じことが言えます。神のことばを学んだために子供が非常によくなったのを見て,理解のない不信者の親も考えを変えたという例を聞いています。
15 一家の目標を真実に価値あるものとするには,何を第一に考慮しなければなりませんか。
15 家族として本当の意味で成功するには,世の中の家族に多い自己本位の小さな目標以上のものを持たねばなりません。人間と地に関する神のお目的に一致した目標を持つことが必要です。才能と高度の技術をもって作り出された美しい器が,ごみを捨てる器に使われるならば,この間違った使い方をどう思いますか。人はおそらく怒るでしょう。では神の立場を考えてごらんなさい。人間は自分の意志ではなく,神に仕えて神のみ心を行なうために造られました。神のみ心は,考えと言葉と行いにおいて人間が神の栄光をあらわし,理知ある生けるものとして,創造主の力を示すことです。(イザヤ 42:5-8)人類の大多数が創造主の存在を無視したり,否定していること,また間違った教えや悪い行いによって創造主のみ名を汚しているのは嘆かわしいことです。世界が災に直面しているのも不思議ではありません。
16 (イ)この世の家族に多く見られる利己的な目標と異なる,どんな高い目標がありますか。(ロ)どんな危険に警戒しなければなりませんか。
16 従って家族の目的は,言葉と良い行いによって神をほめることです。この目的を尊重する人だけを客として迎え入れなさい。また不信仰な若い仲間に誘われて家族から離れてはなりません。そのような仲間は人の時間と注意を奪ってしまいます。世界のどこに住んでも,正しい教えと命に関する知識をひろめる宣教を家族の使命としなければなりません。このような家族は悩む人に教えと希望と励ましを与えます。神と人間の敵サタンは家庭生活を破壊しようとたくらんでいます。世界のある場所では国家の強権によって家族が干渉を受け,他の場所では社交クラブや日曜学校によって家族のメンバーが離ればなれになる傾向が次第に強くなっています。しかし間違った宗教や社交などのために家族がばらばらになることを許してはなりません。創造主を喜ばせることに専心している家族の一員として一致を保ちなさい。曲った世から救われるためには,家族と心を合わせなければなりません。
17 (イ)学校に行っている間,どんなおとし穴がありますか。(ロ)若い人はどんな態度をとるべきですか。
17 学校に行っている間は,級友たちの中にあって創造主を正しく代表する人となり,機会をとらえて友だちや先生に神のお目的を証言してごらんなさい。いろいろなクラブ活動,合唱団,楽団,スポーツ,文学同好会などにはいって活躍するようにとの誘いを退けなければなりません。これらの活動は学校教育の益を受けるのに必須のものではありません。また学校で学ぶことは,不完全な人間の思考に基づいており,その多くは理論に過ぎないことも心に留めておく必要があります。永遠に保つエホバのことばのほうが真実の権威です。敬虔な親を持つ青少年は,最高の教育すなわち霊的な教育を授ける務を神から与えられている親に聞かねばなりません。
18 学校においてどんな勉強にとくに力を入れるべきですか。その理由を説明しなさい。
18 学校ではよく学んで正しい読み書きと話し方を身につけましょう。時の残されている限り,全世界の人に神のことばを教えるわざに将来活躍するため,これは根本的に必要なことです。「悪い言葉をいっさい,あなたがたの口から出してはいけない」と神のことばは教えています。(エペソ 4:29)ヤコブ書には次のたとえがあります。「泉が,甘い水と苦い水とを,同じ穴からふき出すことがあろうか」。(ヤコブ 3:11)聞く人を生気づけ,徳を高める言葉を語りなさい。エホバのことばには聞く人をいやす力があるからです。(詩 107:20)神のお考えを心に留め,神のことばを語りなさい。
19 いまの若い人々の前には,どんな二つの道がありますか。それぞれの道はどこにむかっていますか。
19 全体を要約して言えば,若い人は次のことを悟らなければなりません。すなわち神の道と,この曲った世の道は正反対のもので相容れないということです。両方の道を行くことはできません。人気を求め,利己的な快楽を求め,人間の力に頼っているこの世の道が災を招くことは,現在の世界の状態を見ても明らかです。その災はノアの時代の患難よりも大きなものとなるでしょう。一方,天からの導きに従い,敬虔な家族が心を合わせて創造主に仕える,真実の愛の道は神の道であり,現在,有意義なわざを行なう満足を与えると共に生き残って,終ることのない幸福な生命を得る道です。どちらの道を選ぶか,いま決定しなければなりません。
20 (イ)正しい選択をしたことをどのように示しますか。(ロ)どんな報いのある結果を確信できますか。
20 大きな変化のおこるこの時代の挑戦に勇敢に答え,正しい決定をするならば,あなたは両親に従い,ますます悪にすすむ世の影響に耐える強い家庭を作ることに両親と力を合わせるでしょう。これをする方法は家族そろって聖書を研究し,他の敬虔な家族と交わりを共にし,いやしを与える神の真理を他の人に伝える有意義なわざに家族が参加することです。またこれからの,ますます大きな奉仕の特権に備えて奉仕の能力を改善することに励んで下さい。自分の家族や他の家族が新しい時代に生き残るのを助けるため,あなたは働くことができるのです。ハルマゲドンの破壊が終って,愛する自分の家族や,生き残った他の家族と共にエホバ神をほめ,清い地上の楽園で働いて神に賛美を帰する平和な,すばらしい将来の開かれたことを感謝するとき,あなたは言いつくせない喜びを味わうことでしょう。(創世 8:18-22)正しい決定を下し,「この曲った時代から救われ」るため,エホバからの知恵と力があなたに授けられますように ― 使行 2:40。