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心霊宗教 ― なぜ多くの人の興味を引きますか。それはあなたの益になりますか目ざめよ! 1979 | 2月8日
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の”磁気を持っている人々は悪霊の影響を受けてはいない,とみなすべきですか。そういう治療者たちは心霊術に直接手を出してはいないかもしれず,「イエスの名において」治療をしているかもしれません。この問題にいくらか光を投げかけるものとして,コッホ博士は,30年にわたってオカルト信奉者を扱っている間に,磁気の“賜物”を持つ人には必ず,魔術か心霊術に手を出していた親か,祖父母か曾祖父母がいるということを発見しました。
ドイツのある教会員は,自分の“熱い手”で病気を“いやす”ことができるのを知りました。その教会の牧師はこの能力を「神の賜物」とたたえました。では,フィリピンに住むある魔術師はどうなのでしょうか。彼は超自然の力によって,望む時にいつでも自分の手を“熱く”することができるのです。また,毛穴から血が出るように,自己暗示によって自分の手の中の血液の循環を増大させるヨーガの教師もいます。これは,肉体の中に変化を生じさせる精神集中の業です。その牧師はこれら後者のような心霊現象も“神の賜物”としてたたえるのでしょうか。そのような宗教指導者たちは,危険な心霊宗教に対する保護を与えるものではありません。
暗示による治療
多くの信仰治療者は暗示の原理を採用しています。実際にこれは神のいやしなどではなく,人の感情的状態が肉体の状態を変化させ得る度合いに依存するものです。その種の“治ゆ”はたいてい永続しません。感情のたかぶっている信仰復興特別伝道集会で,ひとりの治療者が,車いすに乗った関節炎患者に,病気はいやされたという確信を持たせます。その強力な暗示の力で病人は震えながら立って歩きますが,後で健康状態はかえって悪化します。
そういう治療者は,たとえ悪霊の影響下にはいなくても,宗教的暗示を聖霊の力によって成し遂げられる神のいやしであるなどと間違ったことを言って人々を欺きます。それに関係する人の立場について言えば,問題は治療者の言うことを,本当に神から出たものかどうか試すことです。(ヨハネ第一 4:1と比較してください)真の崇拝は偽りを基とするものではありません。『真の崇拝者は霊と真理をもって父を崇拝』します。―ヨハネ 4:23。
霊的必要を満たす
もしあなたが神を探し求めているのであれば,「あらゆる知恵と霊的な把握力とにより,[神の]み旨に関する正確な知識に満たされる」ところを見いだす以上に望ましいことがあるでしょうか。それを見いだすなら,あなたの霊的必要は十分に満たされます。それには,霊的必要を自覚している人が,誠実な,広い心で聖書そのものを調べる努力をすることが求められます。これをするなら,あなたは真理を知るようになるでしょう。それこそイエスが,「あなたがたを自由にするでしょう」と言われた真理なのです。―コロサイ 1:9。ヨハネ 8:32。マタイ 5:3。
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陰口に耳を貸す目ざめよ! 1979 | 2月8日
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陰口に耳を貸す
だれかが言うちょっとした陰口に耳を貸す誘惑に駆られたとき,他人の弱点について陰口を言うことを楽しむ人は,おそらくあなたの弱点についても陰口を言うということを忘れないようにしましょう。ソロモンの次の言葉は全く真実です。「違背を覆う者は愛を追い求める者,一つの事を繰り返して言う者は友を離れさせる」― 箴 17:9,「新アメリカ標準聖書」。
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