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王朝の滅亡ものみの塔 1965 | 10月1日
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のセナケリブ王の兵士18万5000人が一晩のうちにエホバから滅ぼされ,また遂にアッシリアが覆えされてバビロニア人に征服された歴史がここに述べられています。(イザヤ 36:1-37:38)バビロンの倒壊と最終的な荒廃も歴史の事実です。
「バビロンの王」の倒れたことは喜びとなる
13 (イ)バビロンが倒れたとき,国々はなぜ喜びましたか。(ロ)イザヤ書 14章1,2節はどのように成就しましたか。
13 それで神がバビロンをさばいた事は,すべての国々にとって喜びとなりました。国々は,アーリア人であるペルシャ人の世界強国の寛大な支配を受けるようになったのです。その支配者はクロスでした。イスラエル人は故国に復帰して,次の預言が成就しました。(主は……これをおのれの地に置かれる。異邦人はこれに加わ……り,もろもろの民は彼らを連れてその所に導いて来る。そしてイスラエルの家は,主の地で彼らを男女の奴隷とし,さきに自分たちを捕虜にした者を捕虜にし,自分たちをしえたげた者を治める」。(イザヤ 14:1,2)外の者であるペルシャ人クロスがイスラエルの子たちを復帰させました。イスラエル人と共にパレスチナに戻って行き,宮のしもべとなって仕えた非イスラエル人が何千人もいました。また年老いたダニエルは,メデア・ペルシャ帝国の120人の総督から報告を受ける3人の総監の一人とされました。(ダニエル 6:1-3,28)その後およそ60年たって,イスラエル人のエステルは,ペルシャ人アハシュエロス王の妃となり,その年上のいとこモルデカイは,第四世界強国となった帝国の総理大臣という高位に上りました。(エステル 2:5-18; 8:1-15; 10:2,3)こうしてバビロニア人はイスラエル人をもはや束縛できず,イスラエル人を使役した彼ら自身が,かつての奴隷に支配される身となりました。
14 イザヤ書 14章の預言の成就は,大いなるバビロンの滅びをどのように確かなものにしていますか。
14 政治および軍事的な征服と宗教を結びつけて霊的な姦淫を犯し,世界の帝国の上に女王として君臨してきた大いなるバビロンは,この預言的な出来事に照らして,イザヤ書 14章26,27節のエホバの言葉にとくに注目するがよいでしょう。「これは全地のことにつきて定めたる謀略なり是はもろもろの国のうへに伸ばしたる手なり 万軍のエホバさだめ給へり誰か これを破ることを得んや,その手をのばしたまへり誰かこれを押返すことを得んや」,(文語)古代バビロンはもはや存在していませんが,この預言は聖書の巻末の本,黙示録のバビロンが間もなく同様な破滅におもむき,名も子孫も絶たれて完全にいやしめられ,再び立ちあがらないことを確証しています。
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幼な子も学べるものみの塔 1965 | 10月1日
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幼な子も学べる
◆ 聖書のテモテ後書 3章15節に次の言葉があります。「(あなたは)幼い時から,聖書に親しみ,それが,キリスト・イエスに対する信仰によって救に至る知恵を,あなたに与えうる書物であることを知っている」。自分の子供に聖書を教えるため,「失楽園から復楽園まで」の本を使ったクリスチャンは多くいます。アメリカ,ペンシルバニア州のある母親は自分の経験をこのように書いてきました。「私の小さな娘はまだ2歳ですが,自分の本を非常に愛しており,ほとんど日毎に『研究』します。そして,85頁までの絵ならどの絵も娘なりの仕方で『説明』できます。まだ多くは話せませんが,絵を見せると,仕ぐさをまねたり,私の簡単な質問に自分の知る言葉で答えたりして,絵の場面を説明しようとします。たとえば,『木の実について,エホバはアダムとエバに何と言ったの?』と聞くと,娘は『ノー,ノー』と言い,悪い行いのために二人とその子供たちが泣くようになった様子をして見せます。また,ノアと箱船の絵の中では動物がどこにいるかを知っており,悪い人たちも箱舟にはいったかどうかを聞くと,はげしく首を横に振ります。娘はエリコをまわるイスラエル人の遊びも知っています。つみ木を重ね,そのまわりを何度もまわり,最後に角笛を吹くような真ねをしながら,『ダウン,ダウン!』と叫んでつみ木を倒すのです。娘に教えるのはとても楽しく,聖書の理解に役立つ絵に深く感謝しています」。
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