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天からの戦争の後に来る平和ものみの塔 1955 | 10月15日
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の宣伝と『悪鬼共によつて霊感された表現は………全地の王たちのところに行き,全能の神の大いなる日の戦争のために王たちを集める。』― コリント後 4:3,4。黙示 16:14,新世。エレミヤ 51:7。黙示 17:2; 18:3。
18 盲目にされている人々は,私たちの伝道する音信をどのように見なしますか? しかし,その智恵は何ですか?
18 悪魔によつて欺かれ,盲目にされている多くの人々は,その事実を認めると思いますか? 酔ぱらいが自分の酔つているのを認めないように,それらの人々はその事実を認めません。それらの人々に真理を伝道してごらんなさい。キリストの犠牲について語つてごらんなさい。キリストの御国がいま設立されていることを指摘してごらんなさい,人類はこの古い世の終りの日に生存している証拠を示してごらんなさい。ハルマゲドンの近づいていることを警告し,その亡びからどのように逃れ得るかを説明してごらんなさい。それらのことがらについて,人々はどういう風に考えますか? それは『亡んで行く者たちにとつて愚かである。』自惚れて高慢なこの世は,この世の智恵で盲目になつています。聖書の言う通りです。『この世はその知恵により神を認めるに至らなかつた。』神を知ることは,永遠の生命を意味するものであり,かつこの生命を与える知識を得させないものはこの世の知恵であるために,本当に『この世の智恵は愚かなものである。』この愚かさの覆いから逃れ出て,ヱホバの御言葉の光をうけつつ,はつきりと物事を見るためには,人はサタンのかけた覆いをかなぐり棄てなければなりません。―コリント前 1:18,21; 3:19。ヨハネ 17:3,新世。
19 私たちは,どの場所にいることにより,サタンの盲目の覆いを避けることができますか?
19 人の目を盲目にさせるこの覆いをかなぐりすてるために,人は何処に行きますか? ただ一つの特定の場所で,その覆いは亡ぼされています。『またこの山にてもろもろの民のかぶれる面帕ともろもろの国のおおえる外帔をとりのぞき。』(イザヤ 25:7)ヱホバの山,すなわちキリストの支配する御国には,サタンの覆いはありません。そして,いまあらゆる国々の男も女も子供も,この保護を求めて逃れよと言われているのです。幾十万という人々は,すでに逃れており,さらに幾十万人の人々はいま逃れつつあります。さらに又他の幾十万の人々は,これから目を覚まして逃れるでありましよう。これらの人々はみな天からの戦争に生き残り,そしてその戦争が地にもたらす永遠の平和を楽しみます。
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その8 協会を破壊せんとの内外からの試み挫折すものみの塔 1955 | 10月15日
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ヱホバの證者の近代歴史
その8 協会を破壊せんとの内外からの試み挫折す
1918年の2月の終りの頃,ニューヨークに於けるアメリカ合衆国陸軍情報部は,ブルックリンに在るものみの塔協会の調査を開始しました。偽りの噂が乱れとんでいました。その一つは協会がベテルの家に強力な無線局を設けて,大西洋の彼方のドイツの敵と音信を交わしているというのでした。その本当のことは,ラッセル兄弟の生きているとき,ある兄弟が彼に小さい無線の受信セットを贈つたのに過ぎません。送信施設は全くなかつたのです。ベテルの家から,無線によつて送信された音信などは一つもありませんでした。これは1915年のできごとで,ラヂオ放送の行われた以前のことであり無線電報も始められたばかりの時代でした。1918年に,陸軍情報部の二人の者がベテルの家に来ました。彼らは屋上に案内されて,かつて無線受信機が据えてあつた小屋を見せられ,次に階下の倉庫に案内され,箱詰めされてある受信機を見ました。双方の話し合いの結果,情報部の者によつて受信セットは運び去られたのです。
1918年2月25日の日曜日にカリフォルニャ,ロス・アンゼルスに於いて,ジェー・エフ・ルサフォードは講演をしました。次の木曜日のこと,即ち2月28日に,陸軍情報部は,ロス・アンゼルスにあつた聖書研究者の本部の所有物を調らべ,沢山の協会の出版物を接収しました。次の月曜日(3月4日)に,ペンシルベィニィヤのスクラントンでは,協会の数人の兄弟たちが,陰謀という疑い
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