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正しい態度は身の守りとなるものみの塔 1974 | 5月1日
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晩まで戸別訪問をしましたが,反応を示す人はひとりもいませんでした。夜帰宅するとわたしは,なぜ自分はこれをしているのだろう,と自問しつづけました。そして答えはいつも,エホバを愛しているから,でした』。
27 伝道区域内で無関心や反対に会うなら,どんな聖書の助言を思い起こすと有益ですか。
27 あなたご自身はいかがですか。あなたの伝道区域で無関心や反対に会いますか。もしそうであれば,ヘブライ人への手紙 10章36節から39節までの使徒のことばを思い起こしてください。「あなたがたには忍耐が必要なのです。それは,神のご意志を行なったのち,約束の成就にあずかるためです。あと『ほんのしばらく』すれば,『きたらんとする者は到来し,遅れることはない』のです。『しかし,わたしの義人は信仰のゆえに生きる』,そして,『もししりごみするなら,わたしの魂はその者を喜ばない』とあります。しかしわたしたちは,しりごみして滅びに至るような者ではなく,信仰をいだいて魂を生き永らえさせる者です」。
28 それでわたしたちはエホバの証人であることの特権をどのように考えるべきですか。
28 こうした事がらを考えるなら,自分を吟味し,自分の精神を確かめてみるのは,わたしたちすべてにとって良いことです。バプテスマを受けたクリスチャンになったのであれば,自分が得ている名誉ある立場に対して消極的な態度を持つようになってはなりません。わたしたちはエホバのこのすばらしい恵みに動かされて,他の人びとに対する燃えるような関心や,他の人びとを助けたいという気持ちを持つべきです。その恵みは,魂をつくしてエホバに奉仕するようわたしたちを動かすはずです。(伝道 9:10)わたしたちは真理という宝を持ち,キリスト教の宣教という仕事を与えられているのですから,無関心な態度でりくつを言ったり,言いわけをしたりして責任を避けることはできません。
29 どんなことが,喜びと確信を持ってエホバの「日」を待ち望むことを可能にしますか。
29 エホバは預言者イザヤを通してわたしたちを励まし,こう言っておられます。『みよわれシオンにひとつの石をすえてその基となせり これは試みをへたる石とうとき隅石かたくすえたる石なり これに依頼むものはあわつることなし』。(イザヤ 28:16)イザヤの時代に人びとは偽りの平和と安全を信頼していました。しかし今日わたしたちは,王イエス・キリストが支配しておられること,真の平和と安全の輝かしい新秩序が近づいていることを知っています。信仰を働かせるなら,疑惑にゆさぶられることなく,しっかりと立つことができます。その新秩序に住むのに何が求められているかは明らかです。不動の信仰とそれに伴う「聖なる行状と敬神の専念」は,わたしたちの救いを保証します。こうしてわたしたちは,エホバの激しい「日」が到来する時,人の子の前に是認された者として立つことができます。
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アフリカにおける神権的拡大ものみの塔 1974 | 5月1日
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アフリカにおける神権的拡大
ここシエラレオネには,人好きのする幸福そうな人々約252万人が住んでいますが,彼らの間で話されている言語は20以上にものぼります。ですから宣教者や他の伝道者たちは,この国のすべての人々に証言をする点で一つの問題に直面します。読み書きができるようより多くの人々を援助するという目標をめざして,エホバの組織はたいへんすぐれた働きを行なっています。記録の示すところによると,人口の90%近くが文盲のここシエラレオネにおいて,今ではエホバの証人の75%は読み書きができます。独りで聖書を読み,かつ宣教に十分に携わることができるのは,これらアフリカの兄弟姉妹にとって,なんと大きな喜びでしょう。
昨年,ギニア共和国では2人の新しい特別開拓者が首都コナクリで奉仕するよう割り当てられました。同市に住む10人の兄弟たちとともに,特別開拓者たちは首都のできるだけ多くの人々に良いたよりを伝えるよう努力しています。ギニアで開かれた記念式には合計626人が出席しましたから,この土地にも関心のある人がかなりいることがわかります。ある小さな村で開かれた最近の巡回大会には225人が出席し,すぐれたプログラムを楽しみました。昨年バプテスマを受けた人の数は27人でした。―エホバの証人の1974年度年鑑より
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