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真に幸福な生活に通ずる道目ざめよ! 1974 | 1月8日
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は,自分が正しい,そしていちばん良いことをしているという確かな保証を持っていますから,自分の創造者と実際に密接な,意義ある関係を享受できることです。
神の義の支配のもとで,イザヤ書 32章17,18節はかつてないすばらしい成就を見るでしょう。『かくて正義のいさをは平和 せいぎのむすぶ果はとこしへの平穏とやすきなり わが民はへいわの家におり 思いわずらいなき住所におり 安らかなる休息所におらん』。そのように安全であること,昼夜を問わずいつでも,ドアをノックする音が聞こえたら,ノックしている人がだれであろうとも,その人は自分の友だちであることがわかっているので何の心配もなくドアがあけられるということは,なんとありがたいことでしょう。
この世界 ― 惑星である地球ではなくて多数の人間 ― はかたくなに,盲目的に滅びしかない道を歩みつづけています。その道は天的力を持つ神の政府との破局的な衝突にのみ通ずる道です。にもかかわらず大多数の人びとは,予告されていたしるしを無視することを好み,危険をみくびり,神の約束に全き希望を置く人びとが現在全世界で発している警告に耳を閉じます。しかしあなたはどうしますか。
あなたは,人間が長年,人間的な方法で行なってきた平和と安全の追求が徒労であったことにお気づきですか。人間の作った政府や制度が,すべての人間の直面する最も重大な問題を解決し得なかったことにお気づきですか。神の道を歩むことの賢明さと,なぜそれが真に幸福な真実の生活につながる可能性のある唯一の道でなければならないかがおわかりですか。ではあなたは今果断な行動を取らねばなりません。
あなたは,神がわたしたちの前に置かれたすばらしい目標に到達することを望む人びとのために,神がご自分のことば聖書の中に示されたその道について,さらに多くのことを学ばねばなりません。まだそうしていないかたは,あなたのいろいろな質問に答えられるよう,あなたのお宅で無料の聖書研究をすることをすすめるエホバの証人といっしょに勉強なさるのはいかがですか。時間が許すあいだに命に至る道を見つけ出してください。それはあなた自身と,あなたが愛する人びとの永遠の福祉のためです。
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聖書の第四十番めの本 ― マタイによる書目ざめよ! 1974 | 1月8日
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『聖書全体は神の霊感を受けたものであり,有益です』
聖書の第四十番めの本 ― マタイによる書
筆者: マタイ
書いた場所: パレスチナ
書き終えた時期: 西暦41年ごろ
含まれている時代: 紀元前2年から西暦33年
1 (イ)エデンの時以来エホバは人類の前にどんな約束を差し伸べてこられましたか。(ロ)この希望はユダヤ人の間でどのようにして強固なものとなりましたか。
エデンにおける反逆の時以来,エホバは,ご自分の「女」の胤によって義を愛するすべての者に対する救出の道を備えるという慰めの約束を,全人類の前に差し伸べてこられました。エホバはこの胤すなわちメシアをイスラエル国民からもたらすことを意図されました。年月の経過とともに,エホバは霊感を受けたヘブライ人の筆記者たちを用いて幾十もの預言を記録させ,その胤が神の王国の支配者となり,またエホバのみ名の立証のために行動してそれに浴びせられた数々の非難を永久に除き去る者となることを示されました。エホバのみ名の立証者となり,恐怖・圧迫・罪・死などからの救出をもたらすこの者に関しては,それら預言者たちによって多くの詳細な点が語られました。こうして,ヘブライ語聖書の完成とともに,ユダヤ人の間では,メシアに対する希望が強固なものとなりました。
2 メシア出現の時,周囲の条件がその良いたよりを広めるのに好適なものとなっていたことを述べなさい。
2 その間に,世界の情勢も変化を遂げていました。神はメシアの出現に備えて諸国民を動かし,そのできごとを遠く広く知らせるに好適な状態が整えられてい
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