-
世界を変えた四つの文字ものみの塔 1965 | 7月1日
-
-
におくこともでき,あるいはまずメデア人,ついでペルシャ人に支配させることもできます。
勇気の手本
ダニエルはベルシャザルの約束した報いをなぜ受けますか。
ダニエルの勇気は報われます。ベルシャザルは,滅びを告げる音信を解明したダニエルを殺そうとはせず,約束通りにダニエルを国の第三の支配者に任じました。(ダニエル 5:29)ダニエルは自分の地位を強化するためや,自分のほまれのためではなく,バビロンの宗教指導者の偽りを証明すると共にご自身の至上権を宣言した神のほまれのために,この地位を受けます。
宴会の場所を出たダニエルは,何を感じたに違いありませんか。
宴会の場所からダニエルが去ると,残されたベルシャザルと貴人たちは呆然としたことでしょう。四つの言葉はバビロンの滅びを告げていました。それは何時のことですか。その晩にさえ起きないとは限りません。彼らの懸念はそこにあったと言えるでしょう。生きてその出来事を見,また神のさばきを表明するために用いられたダニエルは,神の恵みとあわれみに感謝したに違いありません。ダニエルは,2年以内にユダヤ人が解放され,エルサレムに真の崇拝の復興されることを待ち望みました。その晩にバビロンは倒れたのです。その詳細は次号の「ものみの塔」にとりあげられます。
(イ)私たちはこのすべてから,どのように力を得ますか。(ロ)それはどんなわざに私たちを励ますものですか。
このすべての事から私たちは力を得ます。エホバが忠実な民に対する約束を必ず守ることを,私たちは確信できます。またダニエルの手本から勇気を得,地位の上下を問わずあらゆる人の前で,御国の音信を大胆に告げることができます。神の刑罰の日を告げるのは,御国の音信を告げることの一部です。神はご自身のしもべをささえ,立証し,大いなるバビロンの偽りの宗教指導者のどんな反対に対しても勝利を得させます。いまは大いなるクロス,キリスト・イエスが王として治める時です。大いなるバビロンはあらゆる面において目方の足りないことがあらわれ,その日は数えられました。大いなるバビロンはすでに倒れ,とらわれの人々はその中から出て来つつあります。これらは厳然とした事実です。ゆえに私たちはなお多くの人が大いなるバビロンから離れ去るのを援助するために,力をつくさねばなりません。いまや倒れた大いなるバビロンが間もなく完全に滅びることは確かだからです。―黙示 18:2,4,8; 17:16,18。
-
-
幼い時の訓練ものみの塔 1965 | 7月1日
-
-
幼い時の訓練
◆ 10人の子供と不信者の夫を持つブラジルのあるエホバの証者は,子供を教える努力が祝福された事を次のように報告しました。「ある子供は熱心で定期的な伝道者ですが,他の子はまだとても幼いのです。でも私は食事の時に祝福を祈り求め,一緒に聖句を討議します。また私は子供たちと一緒に毎週勉強しています。エホバからの大きな祝福により子供たちは真理を理解しています。ある日,主人はカボの町の露天市場へ一人の女の子を連れて行きました。お昼になったので主人は血のはいったハギス(羊の臓物料理)をごちそうする事にしました。ところがその子は利口でハギスが血の入った料理である事を知っていました。どうなったと思いますか。主人がハギス一皿を与えると,その子は『お父さん,この食物には血が入っているのよ。エホバは血を食べる人が嫌いだから,私食べない』といったのです。その子はわずか4歳です」。たしかにこの母親は子供を「その行くべき道に従って」訓練しています。―箴言 22:6。使行 15:20,28,29。
-