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ハルマゲドンで示される神のあわれみものみの塔 1976 | 6月15日
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27 『汝らの兄弟に向かいてはアンミ(わが民)と言い 汝らの姉妹にむかいてはルハマ〔あわれまれる女!〕と言え なんじらの母とあげつらえ 論弁うことをせよ 彼はわが妻にあらず 我はかれの夫にあらざるなり なんじらかくしてかれにその面より淫行を除かせ その乳房の間より姦淫をのぞかしめよ しからざれば我かれを剥て赤体にしその生まれいでたる日のごとくにし また荒野のごとくならしめ 潤なき地のごとくならしめ 渇によりて死なしめん 我その子等を憐まじ 淫行の子等なればなり かれらの母は淫行をなせり かれらを生める者は恥ずべき事をおこなえり そはかれいえる言あり 我はわが恋人たちにつきしたがわん 彼らはわがパンわが水わが羊の毛わが麻わが油わが飲物などを我に与うるなりと』― ホセア 2:1-5。
28 宇宙の前で何をあげつらうことにおいてエホバを支持することは従順の道ですか。それでわたしたちは,「大患難」の時にエホバが取られるどんな処置に賛意を表しますか。
28 ではわたしたちは,妻としてエホバと契約関係にあると偽善的に主張するキリスト教世界とあげつらう天の夫エホバを支持しましょう。彼女がこの世の友となって霊的淫行,姦淫の罪を犯していることを宇宙の最高法廷で指摘しましょう。(ヤコブ 4:4)彼女は,自分の利己的で物質的な欲望を満たしてもらうために,この世の名利を追う著名な人物や有力な人物,金持ちなどを慕いました。神の訓戒にもかかわらず,自分の顔の前から淫行を除きその乳房の間から姦淫を除くことをかたくなにこばみました。彼女の宗教上の子らである教会員は,「[霊的]淫行の子等」です。エホバが「大患難」で彼女を滅ぼさせる時,わたしたちは心からそれに賛意を表します。
29 わたしたちはだれに対して家族関係を表現しますか。きたるべきどんな戦いの時にエホバの一層のあわれみを得るということを希望できますか。
29 わたしたちは,聖書的に見てエホバの民であると自分が認める人々,エホバが「わが民」と言われる人々に兄弟愛を抱きましょう。迫り来る「大患難」前の,世界史のこの「終わりの時」にエホバがあわれみをかけておられる,清められた,忠実な組織と,姉妹同士のような家族関係を持ちましょう。(マタイ 24:21,22。啓示 7:14)彼女を現代のルハマと認め,彼女に向かって「あわれまれる女!」と言いましょう。(ホセア 2:1)誠実な気持ちでそうするなら,ヘブライ語でハルマゲドンと呼ばれている所で行なわれる「全能者なる神の大いなる日の戦争」でエホバがそれにふさわしい者たちにあわれみを示される時に,エホバの一層のあわれみを経験できるという希望を持つことができます。―啓示 16:14,16。
(つづく)
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真の神を探し求めるものみの塔 1976 | 6月15日
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真の神を探し求める
[エルサルバドルの]ひとりの婦人は,幼い頃,イエス・キリストの父である唯一の真の神を知りたいとの強い願いを抱いていました。彼女はカトリック教徒として育ち,教会をあちらこちら巡ってむなしく神を尋ね求めました。その人は若い時に,非常に年上の,妻のある男性と生活するようになりました。彼女の生活はその男性を中心としていました。14年がたちましたが,エホバを知りたいとの彼女の願いは満たされていませんでした。その時突然その男の人が亡くなったのです。彼女の生活はその人と物質的な事柄とを中心にしていましたから,彼女には将来に対してひとすじの希望もありませんでした。彼女はどうすれば良いでしょうか。その時以来,婦人は不眠症にかかり,食欲がなくなってやせ細ってしまいました。人生には少しも意味がありませんでした。生き続けることを願うなら,真の神を見いださねばならないことを彼女は知っていました。それが彼女の唯一の希望だったのです。
ある日その婦人は大聖堂に行って神に祈りました。祈りは涙に変わり,婦人はさめざめと泣き続けました。彼女はそこに数時間いたのですが,何の慰めも得られませんでした。それで彼女はそこを去り,とある本屋に入って行くと聖書を一冊求めました。神はわたしたちに書き記されたみことばをお与えになった以上,きっとだれかがそれを理解しているはずだと考えたのです。それで彼女
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