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エホバの家に対する熱心ものみの塔 1979 | 10月15日
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今日でも世の圧力は,クリスチャンたちを不敬虔な人々のいわゆるレクリエーションや不道徳な行ないという快楽にふけらせることをねらいとしています。彼らは,「神を知らない者と,わたしたちの主イエスについての良いたよりに従わない者」―「永遠の滅びという司法上の処罰を」まさに受けようとしている者たちです。(テサロニケ第二 1:6-9)わたしたちの保護は,パウロや当時の他の熱心なクリスチャンすべてと同じように働くことに,また「主の業においてなすべき事を常にいっぱいに持」つことに,「人にではなくエホバに対するように魂をこめて」働くことにあります。(コリント第一 15:58。コロサイ 3:23)一世紀の会衆の使徒パウロや他の人々が残した手本に従って,公にそして「家から家に」働くことや,他の人々が「神に対する悔い改めとわたしたちの主イエスへの信仰」について学ぶように『徹底的な証し』をすることには,大きな満足と喜びがあるのです。(使徒 20:20,21)こうして奉仕するときにわたしたちは,『エホバの崇拝の家に対する熱心がわたしを食いつす』という,わたしたちの主人について言われた言葉が,わたしたちにも常にあてはまることを願ってやみません。―ヨハネ 2:17。
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不法の世にあって宣べ伝えるものみの塔 1979 | 10月15日
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不法の世にあって宣べ伝える
「また不法が増すために,大半の者の愛が冷えるでしょう。しかし終わりまで耐え忍んだ人が救われる者です。そして,王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう。それから終わりが来るのです」― マタイ 24:12-14。
1 今日,世界では不法がどの程度はびこっていますか。(テモテ第二 3:1-5)
今日の不法の増加ぶりはどうでしょう。世界の多くの場所で,法と秩序をべっ視する傾向ははなはだしく,いわば大洪水の域に達しようとしています。ほとんどの大都市で犯罪が横行し,町を歩くのももはや安全ではなくなりました。近年になって多数の政府が革命で転覆し,国によっては,内部における造反と外部からの脅威に対して一分のすきもなく武装しているところもあります。共産主義の世界にさえ,ナショナリズムが社会主義的“一致”に優先するため,種々の困難があります。
2 不法はキリスト教世界の多くの教派にどのように浸透しましたか。
2 キリスト教世界はどうでしょうか。今の時代に関するイエスの預言通り,『不法の増加』はキリスト教世界の多くの教派に破壊的な影響を与えました。法と秩序を正しく重んずることを奨励する聖書を,今多くの人は「時代遅れ」と考えています。何事にも甘い現代社会に迎合して,不道徳や同性愛,不正行為などを大目に見,そうすることによって多数のまがいのクリスチャン,「神の王国を受け継がない」クリスチャンを生み出している教会は数知れません。―マタイ 24:12。コリント第一 6:9,10。
3 不法の者はどのようにしてクリスチャン会衆に入り込もうとしましたか。そのような人々についてイエスは何と言っておられますか。
3 不法の者たちは,わたしたちの主の『約束された臨在』はこの時代にあるのではないと主張して,真のクリスチャン会衆にまで入り込もうとしました。彼らは長老たちをあざけり,主人が地上における王国の関心事をつかさどらせるために「忠実で思慮深い奴隷」を任命したことに異議を唱えます。(ペテロ第二 3:3,4。マタイ 24:45-47)この種の人たちは,マタイ 7章15-23節に記録されている,イエスが警告した人々の中に含まれます。「羊のおおいをかぶってあなたがたのもとに来る偽預言者たちに警戒していなさい。内側では,彼らはむさぼり食うおおかみです。……[その日には]わたしは彼らにはっきり言います,わたしはいまだあなたがたを知らない,不法を働く者たちよ,わたしから離れ去れ,と」。
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