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忠実な婦人の奉仕者 ― 新世社会の祝福ものみの塔 1964 | 7月1日
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は奉仕の特権と喜びをもたらします。―使行 18:2,18,26。ロマ 16:3-5。コリント前 16:19。テモテ後 4:19。
19 イエスの宣教のあいだ,マルタの妹マリヤは祝福を受けるどんな二つの行いをしましたか。
19 イエス時代の忠実な婦人といえば,ベタニヤのマリヤを思いおこします。彼女はマルタとラザロの姉妹でした。イエスがマルタの家を訪れたとき,物質の事柄のみに心を奪われることのなかったマリヤは,「主の足もとにすわって,御言に聞き入って」いました。この話は余りにも有名です。イエスはその時マリヤをほめています。後にマリヤは,らい病人シモンの家でイエスに高価な香油をそそぎました。これを見てイスカリオテのユダをはじめ他の人々がマリヤを非難したとき,イエスは次のように言われました,「わたしによい事をしてくれたのだ……この女はできる限りの事をしたのだ……よく聞きなさい。全世界のどこででも,福音が宣べ伝えられる所では,この女のした事も記念として語られるであろう」― ルカ 10:38-42。マルコ 14:3-9。ヨハネ 12:1-8。
20 (イ)今日,新世会内にも同様な婦人がいますか。(ロ)これらの婦人にどんな奉仕の特権がありますか。
20 今日ではどうですか。現代のクリスチャン会衆と共にこのような婦人が働いていますか。従順に夫に仕えたサラ,美しいだけでなく骨身惜しまずに働いたリベカ,もてなす心のあつかったルデヤ,施しを好んだドルカス,忠実なプリスキラ,真の崇拝のために「できる限りの事をした」マリヤのような婦人が今日にもいることを,エホバに感謝できます。今日の忠実な婦人たちにも,すばらしい奉仕の特権があります。信仰のある男子と共にこれらの婦人もエホバのみ心を行なうために献身し,バプテスマを受け,福音の奉仕者となることができます。善意者のために家庭聖書研究を司会し,また献身した奉仕者となるように子供を訓練することにも参加できます。開拓者,特別開拓者となり,あるいは外国に宣教者となって全時間の宣教に従事することも可能です。またベテル奉仕をできるかも知れません。
21 それで献身した婦人はエホバに奉仕する機会をどのように見ますか。
21 このすべてを考えるとき,献身した婦人がエホバに奉仕する機会はいくらでもあります。婦人の奉仕者が奉仕の特権を拡大する機会に不足することはありません。献身したすべての婦人は円熟にすすみ,神の民の中で自らの役割を忠実にはたして神の目に貴重なものとなり,仲間のクリスチャンからほめられるものとなることを願うでしょう。
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眠らなかった教区民ものみの塔 1964 | 7月1日
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眠らなかった教区民
◆ アメリカの一人のエホバの証者は,南ダコタ州のインデアン保留地で伝道した時の経験を次のように語りました。「私は,カトリック教会の一信徒にあいました。保留地では村ごとに教会堂がありますが,牧師がいません。牧師はいくつかの村を順にたずねて話をしています。牧師の来ない日には,この信徒がかわって壇に立ち,牧師から送られる印刷された説教文を読み上げます。私はこの信徒に『ものみの塔』と『目ざめよ!』誌を配布し,またたずねて雑誌に対する意見を聞きたいと言いました。
「2週間して再びこの村に行って見ると,彼は大喜びで私を迎え,こう言いました。『先週の日曜日,牧師は村に来ませんでした。いつも郵便で来るはずの説教も届きませんでした。それで私は,カトリック教会で「ものみの塔」を朗読しました。普通なら聴衆はたいてい眠ってしまいますが,私が「ものみの塔」を読んだときは,だれも眠りませんでした』。そののち私たちは村を伝道しましたが,全部で90冊の雑誌を配布し,予約もいくつか得ました。教会で聞いて以来,『ものみの塔』に対する関心をたかめていた人がたくさんありました」。
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