1981 エホバの証人の年鑑
一致の神,エホバに仕える
「わたしたちの神エホバはただひとりのエホバです」。預言者モーセは自分の民イスラエルに対する決別の辞の中で,こう述べ,重要な事実を彼らに思い起こさせました。(申命 6:4,新)モーセの語った他の霊感による言葉,および聖書の残りの部分から,エホバ神は全知全能で完全に公正な方,愛や利他心を体現する方であられることも分かります。「受けるより与えるほうが幸福」であり,エホバ神は「あらゆる良い賜物,またあらゆる完全な贈り物の与え主」なのですから,エホバは極めて「幸福な神」であられるに違いないということになります。―使徒 20:35。ヤコブ 1:17。テモテ第一 1:11。
神の霊感による言葉から,エホバの下には「そのみ言葉を行なう」ことを喜びとする幾億もの霊の被造物がいることも分かります。(詩 103:20,新。ダニエル 7:9,10)これらの者たちが組織されて,天の宇宙的な組織を構成しています。ですから,み使いたち,ケルブたち,セラフたち,み使いの頭などについて書かれているのです。これらの被造物すべては,全き調和のうちに神の目的と業を遂行します。エホバは『無秩序』や混乱の神ではなく,一致と平和の神であられるからです。(コリント第一 14:33)アダムとエバが創造されるに及んで,地上の被造物もエホバの組織に加えられました。聖書の中で,知的な存在者たちから成る神の組織は,イザヤ書 54章1節で女つまり神の妻に,ガラテア 4章26節で都市に,エゼキエル書 1章で戦車になぞらえられています。
エホバはご自分が幸福な神であられるだけでなく,愛のうちに,ご自分の知的な被造物すべての幸福を願っておられます。しかし,命の源であられる造り主と結び付き,調和したままでいない限り,真の永続的な幸福を享受することはできません。(詩 36:9)そして,神の知的な被造物すべては6,000年ほど前までは一致していて幸福でした。ところがその時,これら被造物のひとりが野心的になり,自分の造り主であるエホバ神のようになろうとして反逆しました。こうしてこの者は自らをサタン,すなわち反対者,また悪魔,すなわち中傷者とし,その結果最初の背教者となりました。(ヨハネ 8:44。啓示 12:9)サタンはうそという手段に訴えて,最初の人間夫婦を動かし,背教させ,エホバ神への清い崇拝から離れさせ,反逆に加わらせました。その反逆によって,不幸や混乱,罪,死などが世に入って来ました。
こうして宇宙には,相反する信条の上に立ち,互いに激しく対立する二つの組織が存在するようになりました。この二つの組織の間の敵意について,神はエデンの園で反逆が生じた正にその時に,こう予告しておられました。「わたしは,おまえ[蛇]と女[神の天的組織]との間,またおまえの胤と彼女の胤との間に敵意を置く」― 創世 3:15,新。
二つの対立する組織
各時代を通じて,地上でエホバとその組織を忠節に代表し,サタンの組織に抵抗した人の数は比較的少数でした。そうした人々の中には,アベル,エノク,ノア,アブラハムやイサクやヤコブなどの族長たち,モーセおよび忠実な預言者たちの長い系譜に属する人々,それにダビデ王のような幾人かのイスラエルの王などがいます。しかし,その国民の大半は一再ならずエホバへの清い崇拝から離れ去り,背教し,サタンの側に立ちました。事実,神がみ子イエス・キリストを地上に遣わされた時の状況は概してそのようなものでした。
イエス・キリストは神の王国の真理について証言するために(また多くの人の贖いとしてご自分の命を与えるために)来られ,やはり証言をさせるためにご自分の追随者たちを遣わされました。ご自分の復活の後,昇天される少し前に,イエスはご自分の追随者たちに,『すべての国の人びとを弟子とし,ご自分が彼らに行なうようにと教えられた事がらを行なうよう教えなさい』と命令されました。―マタイ 4:17; 28:19,20。ルカ 9:1,2; 10:1-9。ヨハネ 18:37。
ペンテコステ以降,エホバ神がこの業を遂行するためにご自身の聖霊をだれに注がれたかが明らかになり,そのうちの幾人かが神の摂理によって指導の任に当たりました。そうした人々の中には,使徒たちとエルサレムのクリスチャン会衆の年長者たちがいました。これらの人々は生きている間,クリスチャン会衆が神の言葉の真理に忠節に従うよう導く役割を果たしました。しかし,その人たちが死ぬと背教者が起こり,主導権を握りました。イエスや使徒パウロが予告し,警告していたとおりです。―マタイ 13:24-30。使徒 20:29,30。
西暦325年までに,これら背教したクリスチャンたちは世の政治支配者と手を握っていました。そして,「大いなるバビロン」,つまり偽りの宗教の世界帝国の主要な一部分となりました。幾世紀にもわたって,大いなるバビロンとエホバ神の清い崇拝に忠節を示す真のクリスチャンたちの小さな一団との間には絶えざる霊的な戦いがありました。―テサロニケ第二 2:3-12。啓示 17:4,5。
終わりの日には清い崇拝が復興され,背教者たちの間から刈り集める,つまり「小麦」と「雑草」との区別をする収穫の時がある,と神の言葉は予告していました。この業の第一段階は100年程前に始まりました。その間,忠実な油そそがれたクリスチャンたちは引き続き家令級として奉仕して来ました。―マタイ 13:40,41。
活動のために組織された家令級
今日,霊的イスラエルの14万4,000人の成員の最後の部分を構成する,地上にいる神の油そそがれた子供たちの「残っている者たち」は,クリスチャンの「残りの者」としばしば呼ばれています。この人たちは依然として,サタンおよびその宗教的な女のような組織である大いなるバビロンと激しい霊的な戦いを行なっています。(啓示 12:1,17; 18:2,4)最近では,地上にいるこれら残りの者の数は1万人を切っています。これらの人たちは地のさまざまな場所から集められ,過去1世紀間にキリスト教の伝道活動のために組織されてきました。(マタイ 24:31)これらの人たちは集団として,ルカ 12章42-44節に述べられている「忠実な家令」,またマタイ 24章45-47節に言及されている「忠実で思慮深い奴隷」を形造っています。一致した活動を行なっているという点で,油そそがれた者たちのこの世界的な会衆を代表しているのは,統治体と呼ばれる,油そそがれた長老たちから成る監督のためのグループです。現在16名の成員から成るこの統治体は,ものみの塔聖書冊子協会として知られる合法的な宗教法人のブルックリン・ベテル本部にあります。―ヘブライ 13:7,17。
国際的な家令職について報告する
聖書によれば,家令には忠実であることが求められます。(コリント第一 4:2)ですから,エホバの地上の関心事に対して神からゆだねられた家令職について周期的に報告をするのは,ふさわしくもあり,有益でもあります。―ペテロ第一 4:10。ルカ 16:2およびローマ 14:4と比較してください。
その国際的な家令職に関する年次報告は,エホバの証人によりここに掲げられており,すべての人がつぶさに調べられるよう公開されています。(イザヤ 43:10-12)それは依然として,エホバの拡大する組織が,いよいよ暗さを増す世にあっても地の四隅で霊的な啓発を与える明確なものみの塔の灯台として際立っていることを示す証拠なのです。(イザヤ 60:1-3)205の土地で,エホバの証人は神の王国とその関心事を第一に求める国際的な義の擁護者となっています。(マタイ 6:10,33)1980年までに,225万人以上の「ほかの羊」が残りの者の小さなグループの仲間として加えられています。―ヨハネ 10:16。
これらの証人たちすべては,イエス・キリストの,目に見えない驚くべき指導の下に,兄弟たちの一致した世界的集まりとして共に仕えています。(マタイ 23:10。ペテロ第一 5:9)キリストは,この地上にいるご自分の複合の家令を通して,この拡大する集まりを導いておられます。それには,霊的な成長を促す,最新の聖書の情報に関する進歩的なプログラムが関係しています。それによって交わっている人々すべては,反抗的で堕落した人間社会のこの終わりの日に霊的に強くなることができるのです。―ルカ 12:42。
過去99年間にわたって,ものみの塔協会と共に仕えるエホバの民は,人の住む地に神の王国の良いたよりを宣明することに関して自分たちの宣べ伝えて教える業を(たいてい年度ごとに)報告してきました。(マタイ 24:14; 28:19,20)その最初の年次報告書は,「シオンのものみの塔」誌の1882年1月号に掲載されましたが,それは1881年に彼らが成し遂げた業に関するものでした。この「1981 エホバの証人の年鑑」は,1926年に定められた大まかな型に従い,1980年8月31日をもって終わった昨奉仕年度の年次報告を載せ,他の土地から寄せられた報告を掲載し,暦の上での1981年の日々の聖句と注解を載せています。
一致した活動は1世紀にわたり成長する
その世界的な証言に対する報告という点では,エホバの証人の歴史はこの「年鑑」をもって100年目に入ります。西暦1世紀のクリスチャンの先人たち同様,彼らは「良いたより」の伝道によって全地を満たすようになりました。(ローマ 1:8。コロサイ 1:23)今日,一人の人間がそれほど長い間活発な伝道の生涯を送ることはできませんし,過去100年間に成し遂げられた著しい業を一人の家令や奴隷に帰することももちろんできません。また,地上におけるキリストの代理であると主張しているローマ・カトリックの法王のように,一人の不完全な人間が次々に『任命されてキリストの地上のすべての持ち物をつかさどる』と考えるのも道理にかなったことではありません。(ルカ 12:44)むしろその業は,記録や統計の示すところによると,キリストの導きの下に家令の組織を形造っている油そそがれたクリスチャンの男女から成る集団によって成し遂げられてきました。このグループは,霊的な理解と世界的な証人たちとしての効果的な産出性を増し加えつつ着実に前進してきました。―箴 4:18。マタイ 24:45-47。啓示 14:4,6。
反抗する者が幅をきかせることはない
世,とくにキリスト教世界の分派的な僧職者たちを首謀者とする反対にもかかわらず,この油そそがれたクリスチャンたちの中核は,唯一の真の神に神聖な奉仕をささげる面での一致した行動を特色とする,独特の統一されたグループとしてもちこたえてきました。過去数十年の間に,義を愛する幾十万もの人々がこの中核に群がり,エホバの証人として神聖な奉仕をささげてきました。―ゼカリヤ 8:23。啓示 7:9。
この増大する一つの羊の群れの内部に,反逆的な者,背教者が時々起こり,ある人たちを誤導しようとしました。それは正に予告されていたことであり,使徒たちの時代にもそうしたことが生じました。(テモテ第一 4:1。ローマ 16:17,18)そのような背教者たちは時を移さずに排斥されました。そうした者たちは,この終わりの日に神が集められた民の上に働くエホバの霊の力に反抗することはできませんでした。(ヨエル 2:28,29)現在世界の舞台で,全地に対するエホバの王国の主権の正当性を擁護しているエホバの民の前進を妨げるものは何もありません。(コリント第一 4:9と比較してください。)この一つのクリスチャンの組織に導きとなるエホバの霊がそそがれた結果,エホバの民は行動の面で一致し,1981年のこの年に至るまでいよいよ力を増し加えながら生き延びてきました。この民は各々,この神の是認を受けた経路とその合法的な宗教法人団体の地的な管理の下に自ら進んで服しています。
真のクリスチャン会衆の発展
1870年代と1880年代に,米国のペンシルバニア州ピッツバーグ近辺にあったクリスチャンの聖書研究者の幾つかの会衆という形で小規模に始まったものが,今日では205の国々にある幾千幾万という数の会衆へと一致した仕方で広まっています。この組織的な発展により,会衆の成員が毎週集まり合い,聴衆が参加して聖書研究を行ない,霊的に築き上げる機会が備えられました。それはまた,野外で活発に宣べ伝える者として神の王国の良いたよりを一般の人々に伝えるよう個々の人を励ますものともなりました。
このようにしてクリスチャン男女各人は,聖書の真理の光を他の人々に反映し,それを照らす者となってきました。(フィリピ 2:15)こうして現代のエホバのクリスチャン証人は,各地の4万3,181の会衆の長老や奉仕のしもべの導きの下に仕える一致した組織となりました。彼らは一致して世の光として輝き,山の上にある都市のような組織として輝きわたっています。―マタイ 5:14-16。
エホバ,早くから事を始める産出的な種まき人
エホバは,「大患難」が来ることを予知しておられたので,古代の預言者エレミヤやエゼキエルと同じように,「見張りの者」級として神からの警告を鳴り響かせる油そそがれた者たちを遣わすことを早くから取り決めておられました。(エレミヤ 1:9,10; 6:17; 21:11,12。エゼキエル 3:17; 33:7)エホバはこの警告の業を1世紀以上も前に始められました。エホバが十分な警告を与える前に邪まな人類に対して神性な行動を起こされたことはこれまでに一度もありません。その同じ期間に,エホバはご自分の地上の油そそがれたしもべたちに数多くの霊的な真理を漸進的に啓示してこられました。―アモス 3:7。ルカ 18:7,8。
事実,種は常に豊かに実を結びます。それから,種は広範囲にまき散らされます。エホバが人類の世という畑にまき散らしておられる種は,神のみ言葉の種です。(マルコ 4:14-20)そのような聖書の音信は印刷物の形になり,見張りの者級とその仲間たちにより遠く広く配布されています。それに加えて,彼らは聖書の真理を公に宣明し,自分たちに与えられているこのような機会を活用しています。その100年間に,幾千もの新聞に聖書の話を同時に載せ,また教会のグループに話をし,公開集会を開き,「創造の写真-劇」,ラジオやテレビなどのような視聴覚に訴える資料を用いてきました。また,冊子や雑誌の街頭配布に携わり,家から家を訪問し,家庭聖書研究を司会し,その他数多くの公の話し合いの手段を設けてきました。
驚異的な配布
1879年から1917年までの間に,忙しく働く「クラスの働き人」と全時間の「聖書文書頒布者」(現在では開拓者と呼ばれている)は,4億2,897万2,226冊という膨大な数に上る聖書関係の冊子,雑誌,パンフレット,聖書および製本した本を配布しました。この業は最初に米国で始まりましたが,やがてその「種」は印刷物の形でヨーロッパ,アフリカ,ラテンアメリカ,アジアおよび海洋の島々へと広まってゆきました。この膨大な業は誠実で謙遜な男女により(およびその子供たちに助けられ),その人たちの隣人愛と献身したクリスチャンとしての専念の表われとして行なわれてゆきました。―レビ 19:18。マタイ 22:39。
一般大衆の多くはその人々を見下げました。キリスト教世界の僧職者たちは教会の説教壇から彼らを嘲笑し,彼らに反対する暴徒を扇動しました。しかし,家から家を訪れて使徒たちと同じような種類の宣教を行なうその権利は,やがて米国の最高裁判所によっても認められるようになりました。マードック対ペンシルバニア州事件(1943年)の際に,同裁判所はエホバの証人について次のように述べました。
「宗教的な文書の配布および戸別訪問を通して自分の信仰を広めたり福音を宣べ伝えたりすることは福音宣明の古くからある手法であり,より正統的な手法と同じほど憲法上の保護を求めることができる,とするほかない」。
1918年にエホバの民の本部職員8人が投獄されたことの責任は主にキリスト教世界の僧職者にあります。他の幾百人もの兄弟たちも迫害され,投獄され暴徒に追われ,結果としてその年に公の証言の業はほとんど停止してしまいました。―啓示 11:7-10。
印刷工場の使用
1919年に忠実な家令(奴隷)級はバビロンの束縛のなわめから解き放され,その世界的な宣べ伝え教える奉仕を再開しました。(啓示 11:11,12)1920年よりも前には,協会はその文書をかなりの費用を支払って商業的な印刷所で出版していました。今や膨大な業が前途に控えていることを認識し,協会は自らの印刷工場を建設し始め,その最初のものが米国に建てられました。時たつうちに,28か国にある協会の印刷機で雑誌が印刷されるようになりました。また,わたしたちの文書を生産するために外部の印刷機が使われている国が依然として14か国あります。下に掲げる表は過去100年間の活動に関するものです。ご覧の通り,文書の実際の配布数はほぼ80億冊という驚くべき数に上っています。
世界的活動の配布表
年 冊子とパンフレット 雑誌 書籍 総計
(小冊子)
1879年から
1917年a 419,078,170(雑誌を含む) 9,894,056 428,972,226
1918年 102,775 13,140 256,609 372,524
1919年から
1980年 2,322,888,592 4,767,784,340 450,642,739 7,541,315,671
総合計 2,742,069,537 4,767,797,480 460,793,404 7,970,660,421
この数字は野外での配布だけを対象にしたもので,幾百万冊もの「年鑑」や新しい本の第一刷は含まれていません。また,この数字には予約者に送られる同協会の幾百万冊もの雑誌も含まれていません。
全世界に示された納得させる証拠
前ページの表は地上におけるエホバの民の行なっている勤勉で熱心な業の証拠となっています。この膨大な数からすると,現存する44億の人,一人一人に,ほぼ2冊の聖書文書が配布されたことになります。その業は,生きた献身したエホバの証人として立つ200万以上のクリスチャンという実を生みだしました。正にイエスが言われた通り,「知恵はその働きによって義にかなっていることが示されるのです」。(マタイ 11:19)その上,この広範にわたる宣べ伝える業は,この邪悪な人類の世にそのさし迫った滅びを警告することの正しさを納得させる証拠の一部となってきました。イエスはまたわたしたちの時代について次のように言われました。「その者が到来すれば[キリスト・イエスが王として],罪に関し,義に関し,裁きに関して,納得させる証拠を世に与えるでしょう」― ヨハネ 16:8。
資金はどのようにしてまかなわれてきたか
過去1世紀以上にわたって,聖書文書のこの大規模な生産と配布すべての資金はどのようにしてまかなわれてきたのでしょうか。そのすべては,熱心な家令級とその増大する仲間たちの自発的な寄付と奉仕によってまかなわれてきました。1879年8月の「シオンのものみの塔」誌の第2号で,同誌は「エホバをその後援者……としている」という確信をすでに表明していました。ですからその時から今日に至るまで,1円たりとも金銭を乞うようなことはありませんでした。彼らの集会では,キリスト教世界の諸教会で行なわれているように寄付盆が回されることはありません。資金が豊富になるにつれて,宣べ伝える業は拡大し,印刷施設や宣べ伝えるための施設がさらに必要になってきました。それに加えて,寄付された資金は宣教者や開拓者や長老たちを訓練するための学校を運営するためにも用いられました。これらの学校の授業料は無料です。―歴代上 29:9。
各地の会衆は自分たちの王国会館や巡回大会用の大会ホールの建設費や維持費を自発的な寄付でまかなっています。各会衆や個々の人々はまた,ブルックリンにある協会の本部や97のその他の支部事務所に寄付を送ってきます。そのような基金により,印刷工場の建設費や維持費,ベテルや宣教者の家,事務所の活動および発送部門の運営費などがまかなわれます。1980年中,98の支部施設で5,039人の自発的な働き人たちが職員として働きました。ベテル家族の働き人すべては,部屋と食事を備えられていることに加えて,わずかばかりの手当を受け取ります。全世界の野外には,205の国々で男女合計13万7,861人の全時間伝道者がいます。
ものみの塔協会の1881年の報告によると,印刷物を配布することによって始められた宣べ伝える業を補うために,3万5,336㌦18㌣が使われました。この金額は自発的に寄付されたものであり,それ以来これが運営資金を手に入れるための同協会の全般的な方針となってきました。
例年,旅行する監督,宣教者,特別開拓者を含む協会の野外の全時間奉仕者を助けるために費やされた金額の会計報告が行なわれてきました。1979年について言えば,その額は米ドルで2,013万6,626㌦7㌣(約48億3,279万260円)に達しました。終了したばかりの1980年度には費やされた金額は2,258万8,894㌦17㌣(約54億2,133万4,600円)に達しています。この膨大な額の年間の支出すべては,世界中のエホバの民から寄せられる寛大な寄付により可能になっているのです。―コリント第二 9:10-14。
聖書の出版を通して促進される一致
ものみの塔協会は数々の聖書研究の手引き書を配布する,家から家に大規模に宣べ伝える業を行なう組織になったことに加え,聖書を出版する協会としても長い歴史を有しています。下記の様々な聖書がその法人の名のもとに出版されてきました。
1896年 「ロザハムの新訳聖書第12版」,英文
1901年 協会の欄外の注を付した「ホールマン・リニアー聖書」
1902年 ベンジャミン・ウィルソンの「エンファティック・ダイアグロット」,
希英行間逐語訳
1907年 500ページの付録のついたジェームズ王欽定訳,「聖書研究者版」
1942年 欄外の参考資料と用語索引のついた「ジェームズ王欽定訳」
1944年 「アメリカ標準訳」1901年版。エホバのみ名を取り上げている
1969年 「ギリシャ語聖書王国行間逐語訳」
1972年 バイイングトンの「現代英語聖書」。エホバのみ名を取り上げている
これらに加えて,協会はその主な翻訳である「新世界訳聖書」を出版しています。この翻訳は1950年から1960年にかけて英語で6冊に分けて順次発表されました。そして1961年に改訂され,1冊に合本した形で発表されました。最後に,再改訂された大字版が1971年に出版されました。最初に英語で発表されたこの優れた現代的で新鮮な翻訳は,今ではデンマーク語,オランダ語,フィンランド語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,日本語,ポルトガル語,スペイン語,スウェーデン語でその全体あるいは一部を入手できます。ついでながら,「新世界訳」は1973年に,英国聖書便覧の編集者により20世紀の主要な14の英語翻訳の一つとして挙げられました。1980年に協会の印刷した聖書の総数は,1979年の生産を139万7,660冊上回っていました。これによって,ブルックリンの工場で1926年から1980年までに10か国語で印刷された聖書の総合計数は4,386万991冊になりました。
聖書がコンピューターの記憶装置に収められるようになる
正確さを期する備えとして,1980年中に新世界訳聖書(英文)の全文がコンピューターの記憶装置に収められました。ブルックリンのものみの塔協会は,新型のコンピューターを導入し,コンピューター化された新しい出版システムを開発しました。(幾つかの支部でもやがて同様のシステムが開発されることになっています。)協会が独自に作成した特別のコンピュータープログラムを用いて,紙面の割付けや写真植字が行なわれます。
ブルックリン及び農場の工場における1980年度の生産報告
米国のブルックリン及びものみの塔農場にある協会の印刷工場における1979年9月から1980年8月までの生産報告を次に掲げます。
書籍及び聖書 29,701,307
小冊子 11,216,987
雑誌 201,134,170
王国ニュース 41,151,244
カセットテープ 1,462,717
スライド 689,300
ブルックリンの工場では1980年9月に,3台目の4色刷り高速オフセット輪転機が据え付けられました。翌月には,主に聖書の印刷に用いる同じ型の4台目の輪転機が設置されました。日本では昨年,4色刷りのオフセット輪転機が据え付けられ,奉仕年度の終わりまでに幾十万冊もの書籍が生産されました。カナダと英国でも,4色刷りのオフセット輪転機が組み立てられています。
1980年度の施設拡大計画
昨年は,増大する出版需要にこたえるために支部の施設を拡大する点で最大の年の一つとなりました。次の国々で,新たな施設が取得もしくは建設されたか,建設・改造工事が進められています。オーストラリア,バハマ諸島,ブラジル,英国,カナダ,コロンビア,クラサオ島,デンマーク,フランス,ドイツ,グアム島,香港<ホンコン>,インド,イスラエル,イタリア,コートジボアール,日本,ケニア,リベリア,オランダ,ソロモン諸島,スウェーデン,アメリカ,ユーゴスラビア。また西サモアでは宣教者の家を建設中です。
ブルックリンでは,コロンビアハイツ25番地にある,幅と奥行きがそれぞれ30㍍の新装なった12階建ての事務所の建物を使用する準備が進められました。12階すべてを協会の様々な事務所や部門が使用することになっています。改造工事の行なわれた前述の管理棟には9階建てのビルが増築されることになっていますが,数か月間で鉄骨の骨組みが完成しました。この工事は1981年中に完了する予定です。
規模が拡大された宣教者養成計画
ギレアデで訓練を受けた宣教者の必要が野外で増大しているため,ものみの塔ギレアデ聖書学校の学生の数がこれまでの倍になりました。第67期のクラスからこうした拡大が行なわれました。51人の学生は1979年9月16日,日曜日に卒業し,23の異なった国に派遣されました。第68期の45人の学生は1980年3月9日に卒業後,11の土地に派遣されました。
励みをもたらす開拓奉仕学校
全時間の開拓者として奉仕する幾千人ものエホバの証人が,様々な国で開かれた開拓奉仕学校で引き続き訓練を受けました。2週間にわたるこの課程を通して,聖書の知識と宣べ伝える業に関する実際的な提案がふんだんに与えられます。これらの学校の一つに出席した人から寄せられた次の手紙は,教育委員会に寄せられた数多くの感謝の手紙の代表的な例です。
「開拓奉仕学校のことが初めて発表されて以来,私たちを含む世界中の開拓者たちは学校に出席できる時を心待ちにして来ました。そして昨年,私たちの辛抱がこの夏報われることを知り,大きな喜びに満たされました。過ぐる2週間を私たちは待ち望んで来たのですが,それは正にそうするだけの価値があるものでした。
「私たちすべては,この学校に出席できるようにしてくださった方,私たちの愛の神エホバとの結び付きが一層親密になったように感じています。エホバとその忠実な奴隷に対する私たちの愛情はひときわ深いものとなりました。今回の経験に関連して得られた予期せぬもう一つの喜びは,学校を通して私たちが開拓者の一団として一致のうちに働くよう強められたことです。私たちは一つの家族として堅く結び合わされ,希望,喜び,愛,そして互いの問題を分かち合うものとなりました。
「『自分の人生で最良の2週間でした』という言葉が聞かれました。これは確かに,私たちが享受したエホバからのすばらしい備えについて,私たちのだれもが抱いている気持ちを良く言い表わしています。これを『時に応じた食物』という言葉で言い表わすのではとても物足りないように思えます。霊的なパラダイスにおける2週間と呼ぶ方がふさわしいでしょう。
「その特権を享受できる限り,開拓奉仕を続けるという私たち各自の固い決意は,優れた情報を通して,またその情報が非常に励みの多い仕方で提供されることによって,一層強められました。この2週間,教訓者として奉仕してくださった愛と巧みさに富む二人の兄弟に対しても感謝を言い表わしたいと思います。お二人の豊富な知識と経験は,知識を個人として活用する上で大きな助けとなりました」。
成功を収めた1980年の「神の愛」地域大会
1980年の霊的な祝祭に関する報告がすべての支部から寄せられているわけではありませんが,米国本土で開かれた102の「神の愛」地域大会では,102万4,126人というこれまでの最高の出席者が得られました。これらの大会でバプテスマを受けた人は9,617人に達しました。大会出席者は,与えられた助言すべてが率直で時にかなったものであることに感謝していました。聖書劇はエホバとその組織に対する忠節や忠実さを強調していました。金曜日に一つの決議が熱意をこめて採択されましたが,それはエホバの近づきつつある復讐の日に関する神の警告を鳴り響かせる出席者全員の決意を表明するものでした。適切にも,「愛の神が復讐を遂げられるのはなぜか」と題する日曜日の公開講演は,神がこうした行動を取られる聖書的な理由の大要を説明する話でした。米国のある大会の司会者から寄せられた報告の次の言葉は,大会のプログラムの特色に対する感謝の思いをよく物語っています。
「『神の愛』大会のプログラムは際立ったものでした。子供の育て方,結婚,忠節,背教,エホバの『復讐の日』が近いという神の警告を整然と告げ知らせることなどが取り扱われました。四日間にわたって繰り返し強調された一つの事柄は,『互いの間で愛を抱いていないなら,私たちは真のクリスチャンではあり得ない』という点でした。今回,この『神の愛』という主題が選ばれたことは,エホバの霊の何とすばらしい表明なのでしょう」。
文書の出版は福音宣明の業において現在でも効果を上げている
すべての支部から寄せられた年次報告は,今もなお,文書の出版が福音宣明の業において効果を上げていることを裏書きしています。南米のコロンビアから寄せられた1980年の報告の一部に次のように記されています。
「ボゴタでのこと,一人の兄弟が商用である店に立ち寄り,店主と話をするために待っていました。この兄弟は,待っている時間を活用して,自分の持ってきた『ものみの塔』誌を読むことにしました。店主と話をしていた婦人は,兄弟が読んでいる雑誌に目を留め,自分も『ものみの塔』を読んでおり,それがとても気に入っていると言いました。近所の男の子がその雑誌をいつも持って来てくれるのだそうです。それからその婦人は,[協会の発行している]『若い時代』の本を配布する手助けを自分がどのように行なったかについて話しました。診察をしてもらいに医院に行くたびに,この本を持ってゆき,待合室にいる他の患者に読んで聞かせるのだそうです。かなりの人がその本に関心を示し,自分も一冊欲しいと言いました。そこで,エホバの証人である甥から本を受け取り,関心を示した人の自宅を訪問してそれを手渡しています。ある時など,一度に8冊も届けました。兄弟とこのような会話がなされ,最後に家庭聖書研究が取り決められました。その婦人は,夫からひどい反対を受けていますが,愛のうちにあらゆる努力を尽くして,自分の学んでいる事柄を適用しようとしています」。
1980年度の全世界の野外報告
1980年度の全世界の野外奉仕報告は実に大きな励みを与えるものです。エホバの霊が地のあらゆる場所にいるその民と引き続き共にあることは疑いの余地がありません。205の国々で,エホバの民は,天下の全創造物の中で宣べ伝えられている良いたよりの希望を分かつ喜びにあずかっています。―コロサイ 1:23。
兄弟たちは,どんな場所でも可能な限り宣べ伝え教えるという,神からゆだねられた使命を遂行するために多大の努力を払っています。(マタイ 28:19,20)昨年,偽りの宗教の世界帝国,大いなるバビロンは,急速な衰退傾向と霊的に不毛の状態をさらに示しました。人類という海の動揺はますます激しさを増しています。(イザヤ 57:20,21)世界中にまん延している不道徳,不誠実,不敬虔,物質主義は,インフレや経済不安ともども少しも衰えていません。しかし,エホバの民はそうした中にあっても,「ものみの塔」誌などを通し,時宜にかなった霊的な食物によって終始養われ,驚くべき業を成し遂げる力を得てきたのです。
205の土地から寄せられた1980年度の野外の活動の報告を示す表(24-31ページ)をご覧ください。
全世界の野外における活動
イエス・キリストはご自身のことに言及し,「りっぱな種をまく者は人の子です。畑は世界です」と言われました。(マタイ 13:37,38)この表は,いかに大規模に聖書の真理の種がまかれ,どれほど豊かな収穫があったかを示しています。その報告は,様々な土地のエホバの証人が抱いている,活動に対する健全な霊を反映しています。「良いたより」を宣べ伝えるのに費やした時間の合計は6%増加しました。その多くは家から家に神聖な奉仕を行なうのに費やされたものです。時間の総合計は3億3,942万7,608時間に達しました。
五つの最高数
1980年度の報告は全世界の宣べ伝える業が著しく進展したことを示しています。これは,報告の中に,これまでの最高数が五つもあることに明らかに示されています。
(1)喜ぶべきことに,野外における伝道者の最高数がこれまでで最も多い227万2,278人に達しました。これは昨年の最高数の4%の増加にあたります。この数字は,排斥された人,迫害や世の傾向や物質主義に屈したり,背教に身をゆだねたりして離れ落ちた者たちの数を考えると,非常に励みの多いものです。(マタイ 13:21,22。テモテ第一 4:1)同時に,11万3,779人が献身とバプテスマの段階まで導かれ,良い種がりっぱな土に根を下ろしたことを示しました。
(2)2番目の最高数は217万5,403人という月平均の伝道者の数です。この数字は前年の3.7%の増加にあたります。これは,神聖な奉仕に毎月携わる重要性をより多くの兄弟たちが認識していることを如実に示すものです。またこれは,兄弟たちが野外奉仕報告を毎月提出する重要性を認識していることも示しています。さらに,奉仕という供え物をエホバの祭壇の上に毎月ささげる機会のあることに対する深い認識を表わすものでもあります。その結果,兄弟たちはエホバから豊かな祝福を得ています。―ヘブライ 13:15。マタイ 5:23,24。箴 10:22。
(3)1980年3月31日の日没後,すなわちニサンの14日が聖書的な意味で始まったのち,キリストの死の記念式に572万6,656人というこれまでで最高の数の人が出席しました。これは,やはり最高数であった前年の出席者数を8%上回るものでした。前年より40万2,890人も多くの人が出席したのです。これは,兄弟たちが,クリスチャンにとって1年で最も重要なこの行事に幾十万もの新しい人々が出席できるよう援助する取決めを支持したことの表われです。良いたよりの活発な宣明者がさらに増加する見込みのあることを知り,このことに深い感銘を受けずにはいられません。わたしたちは1981年4月19日の記念式を楽しみにしています。
(4)野外における全時間の働き人の数が最高数を記録したこともわたしたちの喜びです。正規・特別開拓者,宣教者,旅行する監督などとして様々な支部の管轄する区域で全時間の奉仕に携わっている開拓者は月平均13万7,861人に達しています。これは8%の増加です。これらの人々はいずれも,様々な障害や試練を乗り越え,宣べ伝える業に率先することにより,開拓者精神を表わしてきました。このうちの多くは,彼らのために準備された開拓奉仕学校における訓練を楽しみました。世俗の教育を終えた多くの若い人々が,新しい人々と共に信仰の戦いを最前線でになう幸福な人々の隊伍に連なっているのを見るのは喜びです。(テモテ第一 6:12)この数字には大きな隊伍を組む多数の補助開拓者の数は含まれていません。このすべての人々は,幾千幾万ものエホバの羊を助けて一つの群れに集めるその愛の業ゆえに称賛に値します。(ヨハネ 10:16)これらの人々が神の祭壇の上にささげる神聖な奉仕という供え物を拡大したことは,高く評価されています。それはこのりっぱな世界的な報告に大いに寄与したのです。
(5)エホバの民の会衆は,聖書に述べられているように「都市」になぞらえることができるでしょう。ゼカリヤ書 1章17節(新)には,「わたしのもろもろの都市はこの後幸せであふれるようになる」と預言されていました。わたしたちの時代に言及するイザヤ書 61章4節(新)は,それまで『荒れ廃れていた都市』が再建され,新たにされることが予告されています。そのため,エホバの証人の間では,組織されるクリスチャン会衆の数が増加の一途をたどっており,祝福と繁栄を享受しています。1980年度中に581の新しい会衆が組織され,合計4万3,181の会衆がその活動を続けています。この数字はこれまでの最高数です。これも霊的な繁栄を物語るもう一つの証拠です。伝道者の数が増加しているため,当然会衆の数を増やさなければなりません。諸会衆は巡回および地域監督とその妻たちの愛のこもった訪問に深く感謝しています。すべての会衆は,過ぐる年の間,巡回大会を通して励ましを受けました。
報告の他の目立った点
世界中で関心ある人々に再訪問を行なった数は明らかに増加傾向にあります。前年の6%の増加にあたる1億4,210万4,285件の再訪問がなされました。弟子を作る分野では,毎月司会される聖書研究の数が9%増加しました。137万1,584というその数字は,聖書研究の数としては過去5年間の最高です。これは,1981奉仕年度中に,さらに大勢の新しい人々が野外でわたしたちに加わる可能性のあることを示しています。
1980年度中に全世界の野外で実際に配布された聖書研究の手引きは次の数に達しています。
書籍および聖書 22,837,471
小冊子 16,465,248
雑誌 218,827,546
258,130,265
聖書文書の配布数は1979年を上回りました。雑誌の配布数は272万6,790冊増えました。上の雑誌の配布数には,予約者に送られた幾百万冊もの「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌の数は含まれていません。
1980年度の協会の雑誌の全世界の生産数は2%増加しました。次に雑誌の生産報告を掲げます。
言語の数 1980年 1979年
「ものみの塔」の印刷部数 106 214,120,276 210,847,243
「目ざめよ!」の印刷部数 34 187,470,504 184,052,203
401,590,780 394,899,446
7年間の進歩を表わす図表
1974年から1980年までの過ぐる7年間,エホバの証人は着実な進歩を遂げてきました。その進歩は健全なものです。記念式で象徴物にあずかった人の数だけが,聖書から予期されるように,しだいに減少しています。このように,エホバは確かに,期待にたがわず,指導者であるキリスト・イエスを通してご自分の民を導いてこられました。この終わりの日に地上におけるエホバの業が世界中で進歩してきたことを示す次の図表をご覧ください。
[脚注]
a 「ものみの塔」誌1955年3月15日号(英文),174ページをご覧ください。
[24-31ページの図表]
全世界のエホバの証人の1980奉仕年度の報告
(出版物を参照)
[32ページの図表]
(正式に組んだものについては出版物を参照)
世界的な進歩
1974 75 76 77 78 79 80
4,550,457 記念式の出席者数 5,726,656b
10,723 減少する,記念式で象徴物にあずかる人の数 9,564
1,880,713 月平均の伝道者数 2,175,403c
1,351,404 聖書研究の平均 1,371,584
127,135 全時間の開拓者数の平均 137,861d
34,576 会衆の数 43,181e
[脚注]
b これまでの最高数
c これまでの最高数
d これまでの最高数
e これまでの最高数