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自転車のブーム ― その背後にあるもの目ざめよ! 1973 | 9月8日
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すれば十分だと考えるべきではありません。それ以上の事がらが関係しています。オハイオ州のある警察の副隊長が述べたとおりです。「交通規則に従わねばならないことを子供や親に納得させることができれば,事故を半分に減らすことができよう」。ですから,交通規則に従ってください。お子さんがいるなら,そうするよう子供に教えてください。
自転車に乗って,その益にあずかるとともに,危険を避けてください。前方の車がドアを開けるかどうかに注意することです。大雨のための排水溝や下水溝の鉄格子をよけて走り,前輪がはさまれて転倒するようなことがないようにしましょう。車の流れに沿って走り,決して逆方向に進んではなりません。夜自転車を使う場合には,リフレクター(反射鏡)を付けることです。絶えず注意を払うとともに,礼儀を守ってください。注意して乗れば,自転車で走るのは,たいへん楽しいことであり,いろいろの場所に行き来するのにたいへん便利です。自転車のブームが起きたのも,何ら不思議ではありません。
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なぜ身障児が生まれるのですか目ざめよ! 1973 | 9月8日
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聖書はそれをどう見ていますか
なぜ身障児が生まれるのですか
4歳になる幼いカレンは白血病がもとで臨終の床についていました。非痛な衝撃を受けたその両親は,それまでローマ・カトリック教会の礼拝に定期的に出席していましたが,今では出席しなくなりました。なぜなら,その二親が述べたとおり,「正しい生活を送ろうと努力しているのに,どうしてこういうことが起きるのか,わたしたちにはわからない」というわけです。―1973年2月2日付,ニューヨーク・タイムス紙。
カレンは生まれながら障害をかかえていましたが,それがわかったのは3年後のことでした。アメリカでは100人につき4人の赤ちゃんが,せむしやびっこ,あるいは盲目などの明らかな障害,または心臓や脳などの欠陥をかかえて生まれてきます。そして,幼児が生後1年を経たころには,さらに多くの欠陥が明らかになるので,身障児の比率は100人につき7人にふえます。どうしてそのようなことが起きるのでしょうか。それはだれの責任でしょうか。どうすればよいのでしょうか。
聖書時代にも身体障害をかかえて生まれた人たちがいました。使徒ペテロとヨハネは,「母の胎を出た時から足なえの男」を奇跡的に癒しました。(使行 3:1-10,新)イエス・キリストは,生まれつき目の見えない男の人の視力を回復させました。弟子たちは,その男が盲目だったのは親の罪のためか,それも当人自身の罪のためかについてイエスに尋ねました。イエスの弟子たちは,当時の一部のラビたちのように,人は生まれる以前に母親の胎内で罪を犯す場合があることを信じていたようです。イエスは,その男が盲目だったのは当人あるいはその親の犯した罪によるのではなくて,「神のみ業がこの人の場合に明らかに示されるためだった」と答えました。もとより神がその人を盲目にさせたのではありません。むしろ,その人が盲目だったことは,神のわざを現わす機会となりました。―ヨハネ 9:1-7,新。ロマ 5:12。
ちょうど幼いカレンの場合がそうであったように,その男の人が生まれながら盲目だったのは,おそらく染色体の支障か遺伝子の欠陥のためだったと考えられます。たとえば,両親が心臓の重大な欠陥をかかえている場合,子供に同様の欠陥が現われる危険性は,普通の親の場合より21ないし37倍も大きくなります。また,血友病の
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