-
神のことばを自分の家庭に当てはめるものみの塔 1975 | 10月15日
-
-
20 神のことばに従うことは,分裂した家族にどのように助けとなりますか。
20 しかしながら,家庭内の状態がどうあろうと,神のことばを適用することには,分裂した家庭においてさえ好ましい,建設的な影響があるはずです。テモテ第二 2章24節から26節に示されているように,「主の奴隷は争う必要はありません。むしろ,すべての人に対して穏やかで……好意的でない人たちを柔和な態度で諭すことが必要です」から,未信者に対するわたしたちの態度は愛のこもった,忍耐強い,敵意のないものでなければなりません。そうすれば,彼らはあるいは真理の正確な知識に至るかもしれません。経験したこと,集会や出版物から得た知識などを話し,真理について如才なく語ることは,分裂した家庭を一致した家庭に変えるのに役立つでしょう。(コリント第一 7:12,16。ペテロ第一 3:1-4)イエスは良いたよりが多数の家族を分裂させることを予見されましたが,忠実な信者の態度や行ないが分裂の原因となるようなことがあってはなりません。―マタイ 10:35,36。
21 両親はとくにどのようにして聖書の助言の大切さを子どもたちが悟るよう助けることができますか。
21 片親が神のことばを自分の生活に適用するだけであっても,それはエホバの道に従うよう子どもを助ける決め手となるかもしれません。そしてふた親が両方とも聖書の教えに注意深く従うところでは,聖書の原則の重要性をこれ以上強く子どもに確信させるものはないでしょう。神のことばを自分の生活に適用することは,年齢に関係なくわたしたちひとりびとりにとって大きな挑戦となっています。現在の世界の体制が及ぼす,いよいよ強くなる圧力と反対に直面するときはとくにそうです。(啓示 12:17。マタイ 24:9)わたしたちは,神のことばを勉強するだけでなく,それを実際に自分の家庭に当てはめることにより,箴言 4章10節から13節の次の賢明な助言に従いたいという望みを示します。「我が子よきけ 我がことばを納れよ さらばなんぢの生命の年おおからんわれ知恵の道をなんじに教え 義しきみち筋になんじを導けり 歩くときなんじの歩みは艱まず走るときもつまずかじ 堅くおしえを執りて離すことなかれ これを守れ これはなんじの命なり」。
22 神のことばの適用はどんな面で益をもたらしますか。
22 神のことばを生活に適用するよう勤勉に誠実に努力する家族は,神の道に従って物事を行なうことから豊かな祝福が得られることに気づくでしょう。彼らは神のことばを勉強するのでより高い霊性を享受し,野外奉仕やエホバの民の会衆内での活動のためよりよい備えがあるので,それらに一層大きな喜びと満足を見いだします。(ガラテア 6:7)彼らはまた,神の霊の実を家族生活に当てはめ,両親や年上の家族の成員がりっぱな模範を示すので,家族という取り決めの中でより大きな幸福と一致を享受します。その結果,子どもたちは一層協力的になります。そしてこの古い体制の種々の危険から彼らを保護するものとなる精神的態度を養い,そして大きくなるにつれて,神権的な目標を持つようになるでしょう。家族がこのようになることがあなたの望みであるなら,あらゆる機会に神のことばを適用しつづけてください。それがほんとうに有利に働くことは,次の記事に載せられている実際の経験からお分かりになるでしょう。
-
-
羊は羊飼いの声に答え応じるものみの塔 1975 | 10月15日
-
-
羊は羊飼いの声に答え応じる
◆ イエス・キリストはある例えの中で,羊は羊飼いの声を聞き分けることができ,同じ羊飼いの声にだけ答え応じるということを示されました。「羊は彼の声を聴き……羊は彼に従います。彼の声を知っているからです」。(ヨハネ 10:3,4)最近聖地を訪れたある旅行者は,この言葉の確かさを体験しました。彼はこのように報告しています。「羊の写真を撮りたいと思い,近くに来させようとしましたが,その羊はわたしたちの声を知らないのでついて来ませんでした。ところが一人の羊飼いの少年がやって来て,羊を呼ぶや否や,彼の後について行くのです。そこでわたしたちは,テープレコーダーにその羊飼いの声を録音し,後で流してみました。驚いたことに,その羊は,今度はわたしたちにもついて来ました」。
-