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「上なる権威」に服従 ― なぜ?ものみの塔 1962 | 12月1日
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権威の行使を許されています。どうしてそうですか。すなわち,そのようなクリスチャンたちは政治に加わらず,皇帝,王,長官,市長,その他になってこの世の権威を求めません。現在存在しているこれらの権威は,間もなくハルマゲドンで滅ぼされるこの世の一部です。クリスチャンは滅亡に定められているその世の一部ではありません。しかし,神のゆるしにより権威が存在するかぎり,クリスチャンは比較的な程度において服従しなければなりません。d
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権威に従うことの益ものみの塔 1962 | 12月1日
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権威に従うことの益
1 人はどのようにして,権威に関する神のとりきめに逆らうようになりますか。神はそのような人がどうなることを妨げませんか
だれが神の取決めに対して意識的に逆いたいと思いますか。人は,神が地上の高い地位にいる人々に行使をゆるしている権威に逆らうなら,神の取決めに反抗することになります。反対は人に益を与えません。使徒パウロはロマ書 13章2節(新口)で次のように述べています,「したがって,〔前に論じたごとく,パウロが第1節で述べている言葉のゆえに〕権威に逆らう者は,神の定めにそむく者である。そむく者は,自分の身にさばきを招くことになる」。そのような反対は,神の取決めに逆らうことです。それで,神は反対者が権威を持つ者によってさばかれることを妨げません。
2 イエスはなぜ地上の権威に反対しませんでしたか。そのためにどんな報いを得ましたか。
2 イエスは神の取決めを良く知っていました。それで,イエスは死刑に処せられても,地上の権威に反対しませんでした。エルサレムにいたローマの長官は,神のゆるしによりイエスを死刑に処する権威を持っていて,イエスはそれに反対しませんでした。イエスが長官に告げたように,長官の権威は限られたものでした。なぜなら,神の権威は最高で絶対的なものだからです。(ヨハネ 19:10,11。ルカ 20:20)それでイエスはカイザルに上訴しませんでした。彼は,イザヤ書 53章6,7節を成就するため,反抗しない小羊のごとく神の取決めに従いました。(使行 8:32,33)しかし,イエスに対する死刑の宣告は,彼が「権威」に逆らったからではありません。彼を偽って告訴した者たちが長官を説き伏せ,長官は宗教的な暴動を食いとめようとしたのです。イエスは地上の「上なる権威」に関して,神の取決めに逆らわなかったため,報いを受けました。彼は死人の中より天の生命に復活され,天の神の右で王座をいただきました。
3 (イ)何をしたためにイエスは殺されましたか。イエスは後になって弟子たちに何を命じましたか。(ロ)聖書を伝道することは,神のとりきめに対して逆らうことはありません。それはなぜですか。
3 イエスは神の御国の良いたよりを伝道しました。彼はそれを伝道したために殺されたのです。ローマの「権威」は,彼が神の御国を伝道したので彼を殺しました。イエスは,御国の伝道の正しいことを知っていました。それで,彼は死人の中から復活を受けて後,弟子たちに現われて,神の御国の同じ良いたよりを伝道しつづけよと彼らに命じたのです。彼はこの伝道をしたために地上の生命を失いました。この伝道は,この世の「上なる権威」に服従しなかったからではありません。そのような「上なる権威」は,救いの良いたよりを伝道せよと命ずるキリストを通しての神の命令を取りのぞくことができません。それで,この世の権威に従うことは,神の御言葉の伝道をやめることではありません。この伝道は,この世の権威についての神の取決めに逆うことではありません。伝道はすべての権威のみなもとなる神に正しく従うことを意味します。
4 神はなぜ,私たちが御国の伝道のゆえに長官や王たちの前に引き出されるのを許しますか。
4 神の御言葉を伝道するために迫害を受けて
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