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両親よ,正確な知識によってあなたの子供の生命を守りなさいものみの塔 1961 | 7月1日
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ません。最近1万5000人の10歳代の子供たちについて調査したところ,その96パーセントは将来の自分の家に二つ以上の浴室を持つことを期待していると示しました。12の都市で20歳という結婚適齢期の婦人について別の調査がされましたが,それらの婦人にとっての理想的な夫とは,映画俳優でした。これは,結婚に対する非現実的な,子供らしい態度を示します。このことからも,アメリカ合衆国内の離婚の率が高いのもなっとくできます。結婚に関するかぎり,現実に面することは必要です。ハリウッドの皮相的な,非現実の目を通してあなたの将来の配偶者を考えてはなりません。むしろ,神の朽ちることのない御言葉の目を通して考えなさい。女性は自分ののぞむ条件の中に自分の配偶者を考えるべきです。すなわち夫,供給者,父親です。男性は当然に妻,料理人,家政をつかさどる人,そして子供たちの母親を欲します。結婚する前に人は結婚の契約は一生つづくものであると知るだけの分別を持つべきです。「妻は夫が生きている間は,その夫につながれている」。―コリント前 7:39,新口。
独身 ― だれのため?
17 なぜ独身は,今日考慮するのに適当なものですか。独身生活を選ぶことについて,パウロはどのように論じていますか。
17 いま私たちはエホバの新しい世にはいるまぎわに立っています。それで,大ぜいの若い人々はハルマゲドン後まで結婚を延ばすことをのぞむかも知れません。ハルマゲドン後では,妻を選ぶことは正義の状態のもとに行なわれ,いまの人類を苦しめる諸問題がすこしもない状態で結婚の責任は果たされるでしょう。賢明な王ソロモンは青少年に次のことを助言しました,「あなたの若い日に,あなたの造り主を覚えよ。悪しき日がきたら……ない前に……」(伝道の書 12:1,新口)ハルマゲドンは急速に近づいている故,新しい世の社会の青少年は,自分たちのすばらしい特権を,しっかり持つことを望むべきです。すなわち,御国のためにその全部を与え,この終りの時における自分の立場を守るべきであります。独身の状態は,大きな自由を提供すると共に,心が分かれることはすくないでしょう。使徒は次のように語りました,「未婚の男子は主のことに心をくばって,どうかして主を喜ばせようとするが,結婚している男子はこの世のことに心をくばって,どうかして妻を喜ばせようとして,その心が分かれるのである。未婚の婦人とおとめとは,主のことに心をくばって,身も魂もきよくなろうとするが,結婚した婦人はこの世のことに心をくばって,どうかして夫を喜ばせようとする。わたしがこう言うのは,あなたがたの利益になると思うからであって,あなたがたを束縛するためではない。そうではなく,正しい生活を送って,余念なく主に奉仕させたいからである」。(コリント前 7:32-35,新口)それでいっそう余念ない生活を送らせるために,パウロは独身をはげまして,結婚をすすめませんでした。
18 いつ独身者は,結婚を真剣に考えるべきですか。
18 独身は,肉欲に打ち勝つ霊の戦いの勝利のむくいとして,ある人々に与えられる賜物です。しばしば,それは孤独の生活ですが,よろこびに満ちた生活です。独身者は,さびしく感ずるかも知れませんが自由です。彼の生活は,共通の物質的な思いわずらいでひどくなやまされないため,ずっと自由なものです。しかし,結婚生活をしているにせよ,独身生活をしているにせよ,その人の送る生活は清いものでなければなりません。もし独身者が自分の注意が乱されていると知るなら,つまり欲情のために身がもだえるなら,淫行や他の悪行でたえず誘惑されるよりも,配偶者を求めて結婚する方がずっと賢明でしょう。結婚は神の御前で誉あるものです。淫行は誉のないものです。しかし,独身を保つことのできる人々は,そうするべきです。そのような人は結婚する者よりも「もっとよい」とパウロは言っています。―コリント前 7:38。マタイ 19:12,新口。
19,20 (イ)今日,どんな問題は独身のクリスチャンの婦人たちに面していますか。彼らはこのことをどのように見なすべきですか。(ロ)ハルマゲドンが非常に接近しているのですべてのクリスチャンは何をすることをのぞむべきですか。そしてなぜ?
19 献身したクリスチャンの娘たちで,ハルマゲドン前に結婚したいとのぞむ人は大ぜいいます。しかし,清くて良い結婚配偶者はすくないように見えます。これらの娘たちは何をすべきですか。彼らは神の会衆外に出て,エホバの御心を行なうことに献身していない者を配偶者にすべきですか。ある人はそうして悲しい目に会いました。聖書の命令は,「主にある者と」結婚しなさい,ということです。(コリント前 7:39,新口)たしかに独身の状態は,多くの人の信仰をためす大きな試練となります。しかし,正義のために試練に耐えるなら神の祝福をうけます。外部の者を友にして付き合っている者は,真理にはいっていない者と結婚する結果になるでしょう。そのような不信者と結婚したために生ずる試練は,神の助言を無視したからです。そのような試練は往々にして人を霊的な病気にならせ,真理から離れさせます。それで,彼らは生命を失うことになります。ペテロは次のように語りました,「善をおこなって苦しむことは ― それが神の御旨であれば ― 悪をおこなって苦しむよりも,まさっている」。(ペテロ前 3:17,新口)試練をうけたときに耐え忍びなさい。エホバからの祝福があなたを待っています。
20 ハルマゲドンがそれほど近づいて,約束されている新しい世はすぐ近くにあります。それで,「ヱホバの器をになふ者よ,なんぢら潔くあれ」。そうすれば,エホバはあなたを生きながらえさせて,約束された新しい世にあなたを入れるでしょう。あなたは新しい世で正義のうちに永久にエホバに奉仕するのです。それがあなたの幸福な生涯となりますように。―イザヤ 52:11。
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神の目的とエホバの証者(その21)ものみの塔 1961 | 7月1日
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神の目的とエホバの証者(その21)
「『あなたがたは私の証者です』とエホバは言われる。」― イザヤ 43:10,新世訳
エホバの怒りは支配者たちに対して表わされる
ロイス: ジョンさん,今晩は1922年に始まった強烈な運動について話してくださるのですね。これは「万民運動」あるいは「ZG<ゼッドジー>」の配布と類似のものでしたか。
ジョン: いいえ,それは特に七つの国際大会を中心としたものです。もちろん,この期間に興味と重要性が加わったいろいろの他の活動もありました。1922-1928年までの7年間に御国の宣明はどんどん行なわれ,神の裁きは告げられました。a 1922年9月5-13日にわたって,オハイオ州シーダー・ポイントで国際大会がふたたび開かれました。この2度目の場合のときにもエホバの活動力は,組織された御自分の民にそそぎ,それぞれの責任ある使命をなし行なわせるべく,権限と力を与えました。b
最初の日から興奮の気持は高まっていました。そして特に金曜日に行なわれる集会に対しては鋭い関心が払われました。この金曜日は,「重大な日」と前もって定められていたのです。その名前はほんとうにふさわしいものでした。その興味を増し加えるため,会場のまわりの大きな記章には「ADV<エイデイブイ>」という文字が書かれていて,各人はいったいその意味が何かと推量し合っていました。
このとき,エホバの民の前にはほんとうに心はげます新しい真理の御馳走がひろげられました。ルサフォード兄弟は,御国の主題を強調して,「御国」と題する歴史的な講演をしました。彼は次のように語ったのです。
なぜ王は来たか。〔神の〕御国を設立して,王として支配するためである。しかし,彼の支配が始まる前になすべき仕事があった。それは,準備のわざである。彼の体の成員は彼と共に統治しなければならぬ故,これらの者たちは集められ,支配が始められることに備えなければならぬ……
もちろん,主はサタンが地の国々を平和のうちにゆずり渡さぬことを知っていた。彼は大きな戦いがあることを知っていた。それで,彼はその戦いを準備しなければならぬ。1914年……異邦人の時は終わった……そして,その直後に世界大戦がつづいた。そして,その日以来地上の諸国民には苦しみと困惑がのぞんだ。いまはくらやみ,暗黒,そして苦しみの増し加わるときである。準備の日は1874年以降であったと事実は明白に示している。……その準備の日は1914年に終了し,1918年あるいはその頃に,主はその宮に来られた。宮にこのように来られたのはさばきをするためである。なぜなら,さばきは神の家から始まらねばならぬ。(ペテロ前 4:17)さばきは,真の教会とまた教会制度と自称するものの上にのぞむ……
1878年以前は,自称の教会は地上で強大であった。1878年,神のめぐみはこの教会制度からはなれた。その時以来,ラッセル兄弟たちは,国内を伝道し,……キリスト教国の心を変えて,神に対する子供のごとき信仰を持たせようとつとめた。名前だけの教会は,それに注意を払わなかった。1914年,これらの制度は自分たちの力と影響をほこり,次のように語った,「我々は富んでおり,必要なものは,なにも
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