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エホバの業をイエス・キリストと共に喜んで行ないなさいものみの塔 1978 | 9月1日
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14 どんな反対に直面したとき,エホバの祝福がそのしもべたちの上にあることの著しい証拠が見られましたか。
14 それから間もなく,王国の証しに注意を向けている大群衆を見て激怒したユダヤ教の僧職者たちは,使徒たちに言いました。『あなたがたはエルサレムをあなたがたの教えで満たしてしまった』。使徒たちは『教えることをやめるようにとはっきり命じられた』のに,彼らは語りつづけ,収穫はつづきました。(使徒 5:28,29)2.6平方キロほどの同市内のエホバの証人の率はかなり良かったに違いありませんが,彼らは手をゆるめませんでした。積極的な態度でさらに多くの人を探しつづけました。使徒 6章7節には次のように述べられています。「神のことばは盛んになり,弟子の数はエルサレムにおいて大いに殖えつづけた。そして,非常に大ぜいの祭司たち[さえ]この信仰に対して従順な態度を取るようになった」。本当にそれは豊かな収穫でした!
すべきことはまだたくさんある!
15,16 (イ)今日わたしたちは,エホバの業はほとんど終わったと言えますか。(ロ)わたしたちの努力が豊かに祝福され,すばらしい可能性を与えられた例を,1978年の年鑑からあげてください。
15 わたしたちは今日の世の状況をどう見ますか。区域は非常によくまた何度もカバーされているので,業は終わったと言えますか。いいえ,すべきことはまだたくさんあります。例えばザンビアのエホバの証人のことを考えてください。1978年のエホバの証人の年鑑によると,同国のエホバの証人の率は,人口103人につき伝道者は一人です。それでもザンビアの証人たちは引き続き宣べ伝え,人々に語りつづけています。そしてそれに答えてついて来る人々をたくさん見つけ出しています。実際にザンビアでは昨年2,399人がバプテスマを受けました。
16 世界を見回すとき,豊かな取り入れが行なわれていることがわかります。ヨーロッパのカトリック諸国では引き続きめざましい増加を経験しています。1975年以来わずか二年間に,王国宣明者の数がスペインでは25%,ポルトガルでは26%,イタリアでは29%増加し,その結果今では,大いなるバビロンのこれら以前の本拠で12万5,000人以上のエホバの証人が活躍しています。同じ二年間に,真理はさらに多くの海の島々に浸透しました。タヒチのエホバのしもべたちは同地域における42%の増加を報告しており,人の住む60島のうち40島で今徹底的な証言が行なわれています。エホバの業は東洋の新しい地域にも浸透しつづけています。香港は52%の増加を報告しており,日本では1975年から1977年までに王国の証人がさらに8,000人以上増加しています。アメリカやヨーロッパでも,王国の戸別伝道が精力的に行なわれているところではどこでも,会衆は同様の喜ばしい収穫にあずかっています。
17 この点に関し,聖書はわたしたちにどんな警告と励ましを与えていますか。(ルカ 21:34-36)
17 これら貴重な「羊」が集められるよう,エホバが「大患難」を今に至るまで引き留めてくださっていることを,わたしたちは喜ぶべきではありませんか。しかし間違ってはなりません。諸国民の審判の日はいよいよ足早に近づいています。「この幻はなお定められたときを待ち,終りをさして急いでいる。それは偽りではない。もしおそければ待っておれ。それは必ず臨む。滞りはしない」― ハバクク 2:3,口。
18 コリント第一 3章7節にはどんな原則が述べられていますか。わたしたちは今日これをどのように自分自身に適用できますか。
18 エホバは,業がまだ完了していないことを示すしるしを十分与えてくださっています。わたしたちは,業は完了したと自分が考えるときまでではなく,エホバがそのご意志にしたがって終えられるときまで,それを続けなければなりません。確かにエホバは,業がまだ大詰まで来ていないことをわたしたちに示しつづけておられます。それはエホバが取り入れをつづけておられる事実に見られます。わたしたちは,パウロがコリント第一 3章7節で明示している次の原則を,決して見失うことがないようにしなければなりません。「たいせつなのは,植える者でも水を注ぐ者でもなく,成長させてくださる神なのです」。ですからこの豊かな,質の良い収穫を得た誉れはすべて,キリスト・イエスを通して神に帰せられるべきです。
19 コリント第一 3章5-9節の文脈にわたしたちはどんなすばらしい励ましと動機を見いだしますか。
19 パウロがコリント第一 3章5節で述べた通り,「主がおのおのに授けられた[仕事に]応じて」「信者」を作ることは人の特権です。しかも主は依然として他の人々をご自分の倉に集めることを許しておられます。1977奉仕年度には,12万4,000人以上が水のバプテスマを受けて,神のご意志を行なうべく魂を込めて献身したことを示しました。わたしたちには増加を期待しつづけていけない理由があるでしょうか。収穫はまだ終わっていないのです。今はすべてが集められるまで引き続き収穫に熱意をそそぐべきときです。喜ばしい収穫の時はつづいています!
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収穫における同労者ものみの塔 1978 | 9月1日
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収穫における同労者
「[イエスは]弟子たちにこう言われた。『確かに,収穫は大きいですが,働き人は少ないのです。それゆえ,収穫に働き人を遣わしてくださるよう収穫の主人にお願いしなさい』」― マタイ 9:37,38。
1 わたしたちの業に対する激しい反対をどのように見ることができますか。
収穫はいつも楽な,都合の良い状態の下で行なわれるとは限らず,根気のいるときもあります。場所によってはひどい反対が起こります。しかし重要な事は,収穫はつづいているということです。経験の示すところによると,反対が生じたために,さもなければエホバの証人に関心を持たないような人が,新たな目で事態を見るようになる場合が少なくありません。1978年の「エホバの証人の年鑑」に掲載されている報告の末尾に,他の18か国が一か所にまとめられて記載されていますが,これらは特に激しい反対が生じている国々です。これら18か国では昨年だけで9,673名が浸礼を受けました。
2 ネヘミヤの時代にどんな激しい反対が生じましたか。それに対してどんな策が講じられましたか。
2 激しい迫害の下で働くこと,しかも一生懸命
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