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今,『完全にそろったよろいを着けなさい』!王国宣教 1980 | 6月
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しました。(列王上 18:46)パウロは,「それゆえ,真理を帯として腰に巻き……しっかりと立ちなさい」と勧めました。真理は,試みとなる状況に置かれた時にも確固として踏みとどまる決意を持つよう,戦いの態勢を整えたクリスチャンを強めます。
6 盾: パウロは「邪悪な者の火矢をみな消す」ための武具として「信仰の大盾」を勧めました。同じように,エホバ神への信仰,エホバへの全幅の信頼により,わたしたちはありとあらゆる患難の下で耐え抜くことができます。この信仰はただ創造者の存在を信ずるだけのことではありません。(ヘブライ 11:6)それは,わたしたちが経験するかもしれないどんな害も,死そのものでさえも,わたしたちの天の父は無に帰させてしまわれるという破れることのない確信を含むものです。(マタイ 10:28)あなたはこの信仰をお持ちですか。
7 剣: 聖書の中で,剣は最もひんぱんに述べられている攻撃および防御用の武具です。多くはもろ刃 ― 両側が切れる ― で,よく研がれ,手入れの行き届いた状態に保たれていました。神の言葉は,『どんなもろ刃の剣より鋭い』と言われています。クリスチャンの霊的なよろいの中には,「霊の剣,すなわち神のことば」が含まれています。(エフェソス 6:17)真理をふれ告げる面で攻撃用としてそれを用いることができます。防御面では偽りの教えや人間の伝統をそれによって退けることができます。野外の奉仕活動に神の言葉を用いるため真の努力を払ってください。「剣」を正しくふるって柔和な者たちを導く業に十分に参加してください。自分の知識を他の人々に分かち与えることにより,わたしたちは『いろいろな推論や,神の知識に逆らって立てられたいっさいの高大なものを覆す』ことができるのです。―コリント第二 10:5。
8 サンダル: 足にはく物も必要です。歩兵は,輸送や移動を足に頼ります。迅速かつ確実な動きは必須の条件です。霊的に用意の整ったさまの一部として,クリスチャンの兵士は「平和の良いたよりの装備を足にはき」ます。わたしたちの足が,他の人々を援助する目的でわたしたちを他の人々の家に運ぶ時,それは何と喜ばしいことでしょう。苦難に遭っている時でさえ,「良いたより」を他の人々に知らせる業に活発に,定期的に参加するなら,忠実に耐える助けになります。
9 あなたは「あらゆる良い業に対して全く整えられ」ていますか。すべての武具が所定の位置にしっかりと着けられていますか。あなたはこの最もし烈な戦いを勝ち残るでしょうか。今,よろいの全体を整える必要を悟っておられますか。それは真剣な事柄です。神の民すべてはこの困難な時代に『しっかりと立つ』必要を意識しなければなりません。そうするには,エホバが備えておられる霊的なよろいが必要です。個々の武具にはそれぞれ所定の位置があります。完全に支度が整っていることを確かめてください。信仰の点でゆるぐことのない決意をもって,堅く立ってください。邪悪な霊者たちとの日々の戦いにおいて,また,さし迫った最後の闘いにおいて勝ち残ってください!
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わたしたちは若い人たちに感謝しています王国宣教 1980 | 6月
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わたしたちは若い人たちに感謝しています
1 最初の人間家族の時以来,エホバ神は,若い人たちが真の崇拝に有意義な仕方で参加するように計らってこられました。そのような訳で,詩篇作者は次のように歌っています。『主エホバよ なんじはわが望みなり わが幼きよりのたのみなり』― 詩 71:5。創世 4:1-4。
2 一緒にエホバを賛美する若い人々がいるということは何とうれしいことでしょう! エホバ神と同じように,わたしたちも彼らの忠実な奉仕を感謝しています。多くの人々が,若い伝道者たちを通して王国の音信に引き寄せられてきました。最も熱心な働き人が若者であることも少なくありません。真理のうちに成長していくにつれて,若者たちの霊性は会衆全体の霊性に少なからず貢献することができます。
3 聖書預言は,今日まんえんしている若者たちの様々な問題を予告していました。(テモテ第二 3:1,2)あちこちの会衆で一部の若者が重大な問題に陥ったのは事実ですが,そうした若者たちが何らかの非行から立ち直るよう彼らを援助する努力に答え応じ,その後も真の進歩を遂げてクリスチャンの立派な若者になる時,わたしたちは本当にうれしく思います。しかし,若い兄弟姉妹の多くは,テモテと同じように,幼い時から成人するまで世の霊に汚されずに育ってきました。(テモテ第二 3:14。使徒 16:1)クリスチャンとして良い振舞いをしている若者たちはほめられるに値します。不信者の仲間や先生たちから聖書に基づく自分の見方をばかにされたりして様々な圧迫を受けている若者が多いことを考えると,特にそう言えます。若い兄弟姉妹の信仰は,彼らを取り巻く不敬虔な世を罪に定め,心の正直な人々を真理に引き寄せているのです。―ヘブライ 11:7。
4 何が成し遂げられているかを示す例として,一人の若い姉妹は,慎み深い服装をしているためにからかわれ,ばかにされて,“のけ者”のレッテルをはられましたが,それにおじけづいてこの世の不敬虔な標準に合わせることはしませんでした。かえって彼女は,エホバの証人の一人として,これが自分の守る標準であると説明しました。別の若い伝道者に先生は進化論を事実,聖書を神話であるとして話しました。聖書を忠節に擁護したこの伝道者は,結果として幾つかの聖書研究を始めることができました。興味を示したそのうちの何人かは集会に出席するようになりました。
5 わたしたちは会衆内の若いみなさんすべてに,「知恵においても……また神と人からの恵みの点でもさらに進んで」行かれるようにお勧めしたいと思います。(ルカ 2:51,52)エホバ神は,『大論争』におけるみなさんの役割を十分に認めて,賢く行動するよう勧めておられます。(箴 27:11)神から与えられたみなさんの割当ては,『神を恐れその戒めを守る』ことです。(伝道 12:13)おとうさんとおかあさんを敬いながら,安定した,助けになる,信頼できる家族の成員として成長し続けてください。(エフェソス 6:1-3)イエス・キリストの弟子として,集会と野外奉仕活動に定期的に参加なさってください。破れることのない関係を保ってエホバ神に自分をささげ,これからも進歩してゆかれる時,みなさんは,今も将来もエホバからの数多くの祝福が待ち受けていることを確信できるでしょう。
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野外奉仕に備える王国宣教 1980 | 6月
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野外奉仕に備える
6月1日に始まる週
奉仕に文書を用いる
1. なぜ家の人に文書を提供するのか。
2. 今月用いる本のどこが区域の人々に訴えると思われるか。
3. そうした点を会話するための話題とどのように結び付けたらよいか。
6月8日に始まる週
ドアを開けない人
1. なぜある人々はドアを開けようとしないか。
2. ドアを開けて話を聞くように勧めるのは効果的か。
3. どうすれば首尾よく証言できるか。
6月15日に始まる週
若者たちの見解
1. 今日の若者の間ではどんな考え方が支配的か。
2. 新しい事柄に関する神の約束は若者の人生観にどんな影響を与えるか。
3. このことを彼らにどのように話すことができるか。
6月22日に始まる週
出版物をきれいに保つ
1. 提供する雑誌や文書をきれいに保つのはなぜ大切なことか。
2. 出版物が雨にぬれないようにどんな工夫をしているか。
3. 雑誌のページや招待ビラなどが折れまがったり汚れたりしないためにどんな工夫をしているか。
6月29日に始まる週
子供たちを見守る
1. 野外奉仕の間,子供がいつも自分のそばにいるように見守るのはなぜ重要なことか。
2. 子供に家の人に対する礼儀としてどんなことを教えることができるか。
3. 子供はどのように証言の一部に参加できるか。
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