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あなたは偽りのことばに欺かれていますかものみの塔 1966 | 7月15日
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があげられます。彼らは霊媒術と占星術を承認することさえしており,政治家が国政に関して占いや霊媒に相談するのを大目に見ています。これらの働きは善行のように思われ,大衆や政治家に大きな感化を及ぼしているとしても,イエスを感銘させることはできません。イエスは次のように言われました。「その日には,多くの者が,わたしにむかって『主よ,主よ,わたしたちはあなたの名によって預言したではありませんか。また,あなたの名によって悪霊を追い出し,あなたの名によって多くの力あるわざを行ったではありませんか』と言うであろう。そのとき,わたしは彼らにはっきり,こう言おう,『あなたがたを全く知らない。不法を働く者どもよ,行ってしまえ』」― マタイ 7:22,23。
26 神と真理に敵対した彼らに対して,神は何を報いますか。
26 ゆえに使徒パウロのことばどおり,これらの権力者が神の前に高ぶり,救われるために真理を愛することをしなかったゆえに,神は彼らがあやまりに陥るのをとどめず,彼らが偽りを信ずるのにまかせました。彼らは「滅ぶべき者」であり,サタンの偽りの道に従って行き,それを受け入れて遂に自分たちは聖なる者であると信じ,神の目をのがれられると考えるようにさえなりました。
27 (イ)サタンがまことのキリスト教を抹殺できなかったことは,どうしてわかりますか。(ロ)「不法の者」はどんな最後をとげますか。
27 このようにサタンはバビロン的な「不法の者」を用いて,まことのキリスト教との戦いに成果をあげました。しかしそれを抹殺することはできませんでした。今日の大きなにせものについて読み,理解を得,その正体を知ることができるという事実また御国の福音が100万人以上のクリスチャンによって世界中の人々に宣べ伝えられている事実が,それを証明しています。まもなく使徒のことばは成就されるでしょう。すなわち,いま天において力と大きな栄光を持たれる主イエスはみ口の霊によって不法の者を滅ぼし,その臨在の表われによって彼を無に帰せしめるでしょう。
28 バビロン的な宗教の偽りのわざを見破るのに,何が役だちましたか。しかし大いなるバビロンの正体をじゅうぶんに理解するには,さらに何を知る必要がありますか。
28 聖書の警告と1世紀の歴史の事実を考慮するとき,バビロンの宗教の武器となったにせものの正体を知り,大いなるバビロンとは何かについて,理解を深めることができます。しかし利己的な人々がはいり込んで勢力をのばし,背教を起こさせて「不法の者」となったことのみならず,これらの人々の手によってバビロンの教理がどのように背教のキリスト教に持ち込まれたかについて,なお歴史の事実を学ばなければなりません。それを知ることは,にせものの正体を見破るために必要です。この「不法の者」の甘言に欺かれて,大いなるバビロンの手に陥るならば,彼らと同じく,滅びることになります。これらの歴史上の事実は本誌の次号以下にとりあげる予定です。
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あなたは親類の人々に証言しますかものみの塔 1966 | 7月15日
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あなたは親類の人々に証言しますか
◆ フランスでも伝道者は野外で良いわざを行なっていますが,真理について自分の家族の者に証言することも忘れません。思いやりのあるこの行ないはしばしばすばらしい増加をもたらします。この事に関して次のような報告が寄せられました。エホバの証人になったある家族のひとりの若い婦人は,自分の母親,二人のむすこおよび自分の肉身の姉妹のひとりと一緒に家庭聖書研究を始め,その全部が真理を受け入れました。それから,先ずその婦人が浸礼を受け,次に自分のいとこと婚約者を集会に導きました。後に肉身の姉妹のもう一人のために聖書を求め,その姉妹は夫と共に聖書研究を始めました。3年間研究して二人は真理を受け入れ,浸礼を受けました。それからこの新しい兄弟は自分の姉妹とその夫と研究を始め,これらの人々も真理を認め,浸礼を受けたのです。その同じ兄弟はまた義理の父と義理のむすこおよびその父のおいと研究を始め,これら3人は今定期的な伝道者です。今ではこの兄弟の母親も「目ざめよ!」を予約して読むようになり,集会にも出席しています。1年間でこの家族の中の6人が浸礼を受けました。今では家族の7人が献身した伝道者で,13人は活発な伝道者であり,合計17人が集会に出席しています。
― 1966年度エホバの証人の年鑑から
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