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科学の光に照らして見た聖書と創造ものみの塔 1965 | 1月15日
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「想像の産物」であって,実際には存在しないからです。
27 すべての証拠はどんな真理を確証していますか。
27 このような証拠を見るとき,心の正しい人は納得しますが,疑う人は決して納得しないでしょう。その人は間違いでもなんでも,自分に都合のよいものに執着するからです。「そこで神は,彼らが偽りを信ずるように,迷わす力を送り,こうして,真理を信じないで不義を喜んでいたすべての人を,さばくのである」。(テサロニケ後 2:11,12)神のことば聖書を軽んじ,それを空しくする悪魔的な考えは,生命をささえるために必要なものを備える創造主なる神の存在を不必要にし,また人間の罪への堕落と,あがないの必要を否定します。敬虔な人はこのような考えのとりこにされないでしょう。けんそんな人は,むかし詩篇を書いた人と同じように言います。「いかにわたしはあなたのおきてを愛することでしょう。わたしはひねもすこれを深く思います」。(詩 119:97)このような人は「エホバこそ神にますなれ,われらを造り給へるものはエホバにましませば我らはそのものなり」ということを,たしかに知っています。これは科学的な証拠の示すところとも一致しているのです。―詩 100:3,文語。
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神のことばは人間の真の導きものみの塔 1965 | 1月15日
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神のことばは人間の真の導き
「あなたのみ言葉はわが足のともしび,わが道の光です」― 詩 119:105。
1,2 私たちは科学をどのように正しく評価しますか。
あらゆる分野にわたる科学によって,日常生活の諸問題が解決されると考えられています。現在未解決であっても,やがて解答が得られ,衣食住をはじめ,保健,社会,道徳の問題もやがては科学の力で解決されると,多くの人は考えています。
2 科学が多くを成し遂げたことは否定できません。科学は生活水準を向上させ,生活を豊かにする多くの製品を生み出しました。早い旅行を可能にした飛行機,通信を便利にした電話その他時間と労力を節約するさまざまの機械が作られました。医学の進歩によって,病気の苦痛も少なくされています。科学の業績を過小評価することはできません。しかし一方で科学は機械偏重の時代を生み出し,過度の緊張,精神病,家庭の不和,犯罪,暴力などを増加させました。最も科学のすすんでいる国の一つに数えられるアメリカにおいて,何らかの治療を必要とする精神異常者の数が1800万人に上ると推定されています。また病院のベッド二つのうち一つは,精神病患者のものです。
3 科学は何を誤用していますか。その結果は何ですか。
3 更に二つの世界大戦において,それ以前のすべての戦争よりも多くの人を殺した武器は,科学の発達によって可能となりました。また今日,地上のほとんどの人をわずかの時間で殺せるような破壊力を生み出したのも,科学にほかなりません。人々は東西両陣営の保有する核兵器におびえています。1962年3月13日付ニューヨーク・タイムスによれば,「軍人および軍需産業に働く人の数は
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