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「主の業においてなすべき事を常にいっぱいに持ちなさい」王国宣教 1978 | 11月
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引き受け,指示に従うなら,謙遜の意味を学ぶ助けになります。他の人たちと相並んで働くなら,辛抱強さと兄弟愛の点で貴重な教訓が得られます。仕事が完成するまで付き従うなら,忠実であることや忍耐の価値を認識することを学び,同時に,エホバの祝福に値する者となりたいならわたしたち自身が「精力的に」努力しなければならないことを思い出すことができます。―ルカ 13:24。
6 期待されるすべての事を果たすということは,『ほねおって働き,また努力する』ことを意味します。(テモテ第一 4:10)それでも,神がそのような努力を大いに喜んでおられることを知って大きな報いが得られます。エホバの業においてなすべき事を常にいっぱいに持つ時,それはわたしたちが,『多くの幸いをえ』る忠実なしもべたちの中に数えられる助けとなるでしょう。―箴 28:20。
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『りっぱな立場を得ている』人々王国宣教 1978 | 11月
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『りっぱな立場を得ている』人々
1 奉仕のしもべたちに関してパウロはこう書きました。「りっぱに奉仕する人は自分のためにりっぱな立場を得,キリスト・イエスに関する信仰にあって少しもはばかることなく語れるようになるのです」。(テモテ第一 3:13)ここで使徒は,奉仕のしもべとなるための先要条件ではなく,そのような兄弟がりっぱな仕方で仕える,もしくは自分の務めを果たす時に得られる益を説明したのです。
2 聖書は奉仕のしもべに対し高い標準を定めています。(テモテ第一 3:8-10,12)推薦される兄弟たちはそれらを明らかに満たしているべきです。奉仕のしもべになるというのは機械的なことではありません。バプテスマを受けた成人の男子ほとんど全員が一種の肩書保持者のようにその立場を得るべきだといったことではないのです。奉仕のしもべたちは模範的な,霊的な人であるべきです。
3 使徒 6章1-6節には,そうした人たちが真にどうあるべきかが例証されています。(塔77 526ページ)使徒たちはみ言葉に専念するため,重要ではあっても資格を持つ他の男子が扱うことのできる務めを世話する上で助けを必要としていました。彼らが選んだのは「霊と知恵に満ちた」人々でした。ゆえにその人々は会衆の信頼を受けるに足る人々だったのでしょう。彼らが選ばれたのは,ただ何かの卑しい仕事をするためでもなければ,彼らを励ますためでもありませんでした。それは特権であり,それを通して彼らは会衆に仕えるため熱心に働くことができたのです。
4 今日奉仕のしもべたちは,王国会館,供給物の分配,記録を保つことや会計の面で長老たちを助けることを含め,多くの必要な務めを世話する助けとなっています。そのようにして彼らは兄弟姉妹のために働くのです。自分たちがしているのはそのことだと認識するなら,彼らは自分の責任を良心的に果たすことでしょう。思い出したように顔を出しては割当ての務めを行なうのではなく,むしろ来る週も来る週も信頼のおける働きをすることでしょう。事実,霊的に成長した男子であるなら,自分で左右できない事のために,時間までに来たり割当てを果たせないなら,だれかと交替するよう取決めることが期待されるのです。彼らは会衆が放置されないよう心を砕きます。会衆はそのような兄弟を尊敬し大切にするのです。―ルカ 16:10-12。
5 また,ほかにも仕える道が開けるかもしれません。「話すことや教えること」に主に責任を執っているのは長老たちですが,有能な奉仕のしもべたちに講話や奉仕会の一部が割り当てられることもあるのです。(テモテ第一 5:17; 3:2)公開講演の一部または全部を話すよう求められることもあります。教える者としての経験や賜物に恵まれた長老に近づいて提案を尋ねたり,話をしたあとなどに助言を求めたりするなら,彼らの進歩は一層大きなものとなるでしょう。彼らが「ものみの塔」を朗読するよう求められることはしばしばですし,必要な事情が生じて書籍研究を司会するよう求められるようなこともあります。そうした割当てに対して良心的な準備をすべきことは言うまでもありません。
6 奉仕のしもべたちは霊的な模範となるのですから,自分の事情が無理なく許す範囲で,できるだけ多く野外奉仕に参加すべきです。それによって彼はエホバを喜ばせ賛美していることを知るのです。それはまた一緒に働く人たちにも励みとなります。彼はその人たちに多くの優れた訓練を与えることができ,その人たちは彼が細かな事柄を扱っているだけの人ではなく,あらゆる点でエホバの模範的なしもべであることを知るのです。
7 そうした男子について,彼らは『りっぱな立場を得る』,とパウロは言いましたが,これでその理由を容易に理解できます。これはある人がほのめかすような教会の階級制度内の昇進ではないのです。むしろ,「りっぱに奉仕する」奉仕のしもべたちには,エホバとイエスからの祝福が保証されており,彼らは会衆全体からの尊敬と支持を受けます。当然ながら彼らは「キリスト・イエスに関する信仰にあって少しもはばかることなく語れるようになるのです」。その立場に真実をもってあたる彼らは,そのりっぱな奉仕のゆえに感謝されます。そして,確固とした信仰を持ち,憶病になることも非難を恐れることもなく,自らの信仰を宣言することができるのです。
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良いたよりを伝える ―「人生」の本を用いて王国宣教 1978 | 11月
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良いたよりを伝える ―「人生」の本を用いて
1 わたしたちは増大する懐疑主義の時代に住んでいます。多くの人が創造者の存在を疑っています。創造者とは人間に関心を示すことのない,冷たい,遠く離れた存在だと考える人もいます。神に関する自分の見方が人生にどれほど影響を及ぼしているか人々は気付いていません。わたしたちは,エホバとの関係がないなら人生には目的がなくなることを知っています。でも,どうすれば彼らを助けられるでしょうか。新しい本,「人生には確かに目的がある」は,彼らの考えを変えることができます。その中では,創造者について聞かれる多くの反対論が取り扱われているのです。この本はエホバが行なわれた事,また,これからなさる事に見事な論議を用いて認識を高めます。
2 ところでどうすればこの本を十分に活用できますか。幾つかの提案を述べたいと思います。まず,その内容に通じることです。みなさんの区域ではどの章が効果的と思われますか。
3 みなさんの地域の人々はそもそも至高者の存在に懐疑的ですか。では,「人生には確かに目的がある」,という第一章は効果があるでしょう。その章で起こされている幾つかの質問を用いてみてください。
4 それとも,一般に家の人は神という概念を受け入れるものの,神は自分たちに個人的な関心をほとんど持っていない,と感じているでしょうか。その場合,10章の「神はあなた個人を重視しておられますか」という部分を用いたいと思われるかもしれません。どんな近づき方をしたら内容のある会話に入ることができるか,という観点から考えるよう努めてください。そうすれば,本を配布できるばかりか,聖書研究への道が開かれることも少なくないでしょう。
5 家の人に話しかける時,次のように質問できるかもしれません。「神はわたしたちを気遣ってくださると感じておられますか。この世の中には苦しみや不正があまりに多いので疑わしく思っている人もいます。多くの人は,この地上には何十億という人々がいるのだから,神がわたしのことを気にとめたり気遣ってくださることなど期待できようか,と考えてきました。もしかしたらあなたもそのように感じたことが時々おありかもしれません。もしそうでしたら,とても確信を強めてくれる事柄を聖書からお見せしたいと思います。[使徒 10章34,35節を読む。] このことから,すべての人は偏り見ることのない神の前で平等の機会を持っていることがわかります。神はそのご意志に従う人にはどんな人にでも純粋の関心を示されるのです。つまり,神はあなたの福祉に個人的に関心を払っておられ,あなたが救いを得るのを見ることを喜ばれるのです。ここに書いてあることをご覧ください。[「人生」の本,108頁2節に言及する。最初の文章と,引用されているテモテ第一 2章4節を読む。] わたしたちが個人として神に近づくことができ,神が幸福と安全な将来のために必要なものをわたしたちに与えてくださるということは,あなたにとってもわたしにとっても心強いことではありませんか」。
6 みなさんの区域に大学や技術専門学校が含まれているなら,11月中そこもふさわしい仕方で徹底的に網羅するよう努力したいと思われるかもしれません。若い人々はしばしば人生の目的について熱心に話し合います。この出版物はその目的を説明しているのです。
7 わたしたちには,今日の多くの人々が持つ見方を扱った「人生」の本があります。臨機応変に用いる時,この本を配布し,さらに重要なこととして,創造者や人生の目的に関する質問の答えを学ぶようある人々を助けることに成功できるでしょう。
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神権的ニュース王国宣教 1978 | 11月
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神権的ニュース
◆ 次の会衆で王国会館が献堂されました。北海道,伊達。茨城,北茨城。長野,諏訪。静岡,袋井。奈良,奈良・西。和歌山,田辺。
◆ ギレアデ学校第65期生として訓練を受けてきた日本からの4人の兄弟姉妹は,9月10日に行なわれた卒業式の後,宣教者として任命地のブラジルに遣わされました。ブラジルにいる親せきや知人を彼らに訪問してもらいたいと思われる方は,日本支部に再訪問依頼を送るなら転送されるでしょう。
◆ 愛知県豊橋市東会衆では8月の巡回訪問中に多い日には90人もの奉仕者が野外奉仕に参加しました。この会衆の110人の成員のうち109人は定期的であり,過去半年間に10人が新しく奉仕を始め,15人がバプテスマを受けました。開拓者が積極的に率先しています。
◆ 兵庫県西宮市南会衆と甲子園会衆でも,8月の巡回訪問中それぞれ30人から50人の奉仕者が毎日野外奉仕を楽しみました。どちらの会衆でも,長老たちが良い励ましを与えています。
◆ 1978年6月1日,イランに新しい支部事務所が設置されました。この国は5月に69人の伝道者最高数を報告しました。
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日本の野外奉仕報告: 8月王国宣教 1978 | 11月
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日本の野外奉仕報告: 8月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 273 114.2 40.6 3.3 167.0
開拓者 5,861 55.9 24.8 3.2 37.5
補助開拓者 1,439 61.9 22.5 1.8 34.0
伝道者 37,741 12.9 5.7 0.8 10.4
合計 45,314
新しく献身しバプテスマを受けた人: 1,421
昨年の平均に対する伝道者の増加: 13%
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