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神は謙そんな人をいつくしまれるものみの塔 1973 | 6月1日
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そうすれば聞かれます。だれでも求めている者は受け,探している者は見いだし,まただれでもたたいている者には開かれるのです。それで,あなたがたが,邪悪な者でありながら,自分の子どもに良い贈り物を与えることを知っているのであれば,まして天におられるあなたがたの父は,ご自分に求めている者に良いものを与えてくださるのです」。―マタイ 7:7,8,11,新。
17 神の霊については,どんな異なる働きがあることを理解すべきですか。
17 もうひとつ質問があります。あなたは,神の霊がいろいろに働いて,会衆の成員が持つ種々の能力を生み出し,そういう方法によって会衆の必要を満たしていることを認めますか。これは事実です。なぜなら,コリント前書 12章11節が,『すべてこれらのことは同じ一つの御霊の活動にして,御霊その心にしたがいて各人に分け与えたまうなり』と述べているからです。これは,謙そんな人びとは自分自身の能力に依存していることを意味する,と言えるでしょうか。決してそういうことは言えません。『もし語るならば,神のことばをかたる者のごとく語り,事うるならば,神の与えたもう能力を受けたる者のごとく事えよ。これイエス・キリストによりて事々に神の崇められ給わんためなり。栄光と権力とは世々限りなく彼に帰するなり,アァメン』― ペテロ前 4:11。
18 どうすれば人は神が与える能力から益を得ることができますか。例をあげなさい。
18 神が与えてくださる能力の結果をよいものにするためには,教えと訓練を進んで受ける必要があります。そうすればその人は,自分は指導も訓練も助言も必要としないと考えている人よりも神にとって用い易い存在にさえなります。このことを示す現代の実例は,世界の各地で行なわれているエホバの証人の福音伝道のわざを支援するために組織されている,ものみの塔協会の本部と支部の施設で自発的に奉仕している奉仕者たちに見られます。本部と支部には,いずれの場合にも,ベテル家族を構成する奉仕者たちがいます。それらの奉仕者たちは,最初のうち,頼まれる重要な仕事については全く経験がないかもしれません。その仕事には,エホバの証人たちが伝道区域全体に配布する聖書,聖書の話をのせた印刷物,聖書研究の手引などを印刷する上で必要な,数多くのこまかな事柄を扱うことが含まれています。ベテルでの奉仕を自発的に申し出たそれらの奉仕者の多くは,はじめのうちは,割り当てられた仕事を果たすことができないかもしれない,と感じます。でも彼らは謙そんでよく教えを聞き,最初からよい訓練を受け,基礎的な事柄を学び,また正しい方法で物事をすることを学びます。その結果,仕事は成功し,エホバの神権組織のわざのひとつの重要な部分を成し遂げたということを絶えず実感します。
19 けんそんな人は会衆内でどのようにして進歩することができますか。
19 エホバの証人の会衆内でも同様です。新しい人,あるいは内気な人たちは,与えられる援助を受け入れて,会衆の組織に協力するよう誠実に努力すべきです。そうすれば,証言を行なう最もすぐれた,そして基礎的な方法を学び,証言のわざに実際に参加するようになるでしょう。そのようにして謙そんな人びとはなんとすばらしい進歩を遂げるのでしょう。
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おくらさないでくださいものみの塔 1973 | 6月1日
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おくらさないでください
● 『たいてい明日という日は1年中で一番忙しい日だ』ということわざは,人間の遅延という性向をよく言い表わしている。したがって,現在,つまり今日のことに関して霊感のもとにしるされた次の激励のことばはなんと適切であろう。『それゆえに〔機会のあるごとに〕,すべての人,ことに信仰の家族に善を行なえ』― ガラテヤ 6:10〔口語〕。
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