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完全な環境のもとで完全な健康を享受することは可能ですかものみの塔 1973 | 10月1日
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を証明しました。天の「新しいエルサレム」についてヨハネはこう伝えています。
23 「そして,その都市の大通りは純金であり,透明なガラスのようであった。また彼は,水晶のように澄みきった,命の水の川をわたしに見せてくれた。それは神と子羊とのみ座から出て,その大通りのまん中を流れていた。そして,川のこちら側と向こう側には,月ごとに実を生じ,実を十二回生み出す,命の木があった。そして,その木の葉は,諸国民をいやすためのものであった」― 黙示 21:21; 22:1,2,新。
24,25 「月ごとに」生ずる実,および葉は何を表わしていますか。
24 ヨハネの幻は,エホバがご自分のメシヤである「子羊」の治める王国を通して統治する時にそれが成就するものであることを示しました。ヨハネの幻も,エゼキエルのそれも,最初のエデンの園がそうであったように,命を与える水の川には両岸に食物を供する美しい植物が生えるという,励みを与える良いたよりが真実であることを立証しています。あたかも,新鮮な実を「月ごとに」生み出す果物の木によって供給されるかのように,命をささえる供給物は,干ばつや病害あるいは疫病でそこなわれることなく,いつまでも豊かに備えられ,人類はそれを享受します。
25 それらの木の「葉」は,「諸国民をいやす」ものとなります。このことは,従順な人類が完全な健康をいつまでも享受できることを保証しています。
26 すべての状態が完全な幸福に資するものとなります。どのようにしてそうなりますか。
26 その時,すべての状態は,人間が完全な健康を保って幸福な生活をするのに益するものとなります。そして人は,命の尊さを十分に味わい知ることができ,健全な清い環境は人びとの幸福を完全なものにするでしょう。その水が干上がる心配はありません。というのは,その源は尽きることを知らないからです。アダムとエバは楽園の世話を委ねられながら,その使命を果たしませんでしたが,命の水を飲む人たちは,同様の楽園の世話をする仕事を行なうための活力をどれほど豊かに得られるかしれません。
27 人間と動物との関係に関してはどんな状態が存在するようになりますか。
27 ご自分の民を祝福するにさいしてエホバはまた,エデンの園で行なわれたとおりに,生態学的均衡の取れた状態をもたらされます。そうです,エホバは古代イスラエルのご自分の献身した民の益と安全を図るため『野の獣と契約』を結びましたが,それと全く同様,否それ以上に,王国の支配下で命と健康を脅かすものすべてから人びとを保護するエホバの処置は,さらに永続するものとなるでしょう。―ホセヤ 2:18,口語。
28,29 (イ)エゼキエルの幻から受けた啓発は,わたしたちをどのように動かすものとなりますか。(ロ)神の「新しい地」において,忠実な人びとはどんな喜ばしい宣言を聞きますか。
28 エホバの過分の親切を認める人はすべて,エホバのそうした親切に関する知識に動かされてエホバを賛美します。そして,そのみことば聖書に示されている要求に自分の生活を合わせ,このすばらしい希望を他の人びとにふれ告げることによって,エホバを最も効果的に賛美できます。(黙示 22:17。ロマ 10:10)完全な健康に恵まれた状態で,しかも犯罪や汚染のない,美しい,平和な環境の中で次のようなことばを聞く以上に楽しいことがあるでしょうか。
29 「見よ! 神の天幕が人とともにあり,神は彼らとともに住み,彼らはその民となるであろう。そして神みずから彼らとともにおられるであろう。また神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死もなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである」― 黙示 21:3,4,新。
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訂正ものみの塔 1973 | 10月1日
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訂正
1973年8月15日号の「ものみの塔」誌の494ページ左欄,5,6行めの「不定の期間続くこの契約」は「おきて」となるべきです。また次にしるす箇所において「契約」の代わりに「おきて」の語が用いられるべきでした: 499ページ,5節,8行め; 500ページ,右欄,15行めと8節8行め; 501ページ,9節,1行めと13行め,また研究用質問の(イ)。その理由は,創世記 9章4節から6節で述べられている事柄は,契約または合意ではなく,神が人間にお与えになったおきてに過ぎないからです。
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