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神から慰めを得た人その信仰に倣う
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息つく間もなく,今度は激しい火が生じます。焼けるような熱さから身を守るため,洞くつの中に戻らざるを得ません。―王一 19:11,12。
21 こうして自然界のすさまじい力が示されましたが,記述によると,そのいずれの中にもエホバはおられませんでした。バアル崇拝者たちはバアルを「雲に乗る者」つまり雨を降らせる者としてたたえていましたが,エリヤは,エホバがバアルのような神話上の自然神ではないことを知っていました。エホバは,自然界の絶大な力すべての真の源であり,ご自分の造ったどんなものよりもはるかに偉大な方です。物質の天でさえエホバを入れることはできません。(王一 8:27)こうしたことすべてはどのようにエリヤの助けになるでしょうか。エリヤが恐れを抱いていたことを思い出してください。このような圧倒的な力を意のままに操れるエホバが自分の側にいてくださるのですから,エリヤはアハブやイゼベルを恐れる必要など全くないのです。―詩編 118:6を読む。
22. (イ)「穏やかな低い声」はどのようにして,エリヤが役に立たない者などではないことをエリヤに確信させましたか。(ロ)「穏やかな低い声」の主はだれだったかもしれませんか。(脚注を参照。)
22 火が過ぎ去ると,辺りは静寂に包まれ,「穏やかな低い声」が聞こえます。その声にもう一度自分の気持ちを話すよう促され,エリヤは再び不安について述べます。a
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神から慰めを得た人その信仰に倣う
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a この「穏やかな低い声」の主は,列王第一 19章9節の「エホバの言葉」を伝えるために用いられたのと同じ霊者だったかもしれません。15節では,この霊者が単に「エホバ」と呼ばれています。このことから思い出されるのは,エホバが荒野でイスラエルを導くために用い,「わたしの名が彼の内にある」と言われた使いの霊者です。(出 23:21)もちろん断定的なことは言えませんが,注目に値するのは,人間となる以前のイエスが「言葉」として,つまりエホバの僕たちに対する特別の代弁者として仕えていたことです。―ヨハ 1:1。
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