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エホバ神はご自分の聖なる神殿におられるイザヤの預言 ― 全人類のための光 I
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17 イザヤは何について「いつまでですか」と尋ねていますか。
17 イザヤには気にかかることがあります。「これに対して,わたしは言った,『エホバよ,いつまでですか』と。すると,こう言われた。『都市が実際に崩壊して廃虚となり,住む人もなく,家々に地の人が絶え,土地自体も損なわれて荒廃し,
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エホバ神はご自分の聖なる神殿におられるイザヤの預言 ― 全人類のための光 I
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イザヤは「いつまでですか」と尋ねていますが,これは,鈍感な民にいつまで宣べ伝えつづけなければならないのか,と尋ねているのではありません。むしろ,民のことを気にかけ,民の嘆かわしい霊的な状態がいつまで続くのか,地上でエホバのみ名がいつまで辱められるのか,と尋ねているのです。(詩編 74:9-11をご覧ください。)では,この無分別な状態はいつまで続くのでしょうか。
18 民の嘆かわしい霊的な状態はいつまで続きますか。イザヤは生き永らえて,預言が完全に成就するのを見ますか。
18 エホバの答えによれば,悲しいことに,神との契約に略述されている,不従順に対する結果が十分に臨むまで,民の嘆かわしい霊的な状態は続きます。(レビ記 26:21-33。申命記 28:49-68)国は滅び,民は追放され,国土は荒廃します。イザヤは,ウジヤ王のひ孫であるヒゼキヤの治世に至るまで40年余りにわたって預言しますが,生き永らえて,西暦前607年にエルサレムとその神殿がバビロニア軍に滅ぼされるのを見ることはないでしょう。それでもイザヤは,その国家的な災厄が臨む100年余り前に亡くなるまで,忠実に任務を果たしつづけます。
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