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『世話してください,このぶどうの木を』ものみの塔 2006 | 6月15日
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ぶどう酒を多く生産するために,イスラエルの農夫は自分のぶどうの木を丁寧に世話しなければなりませんでした。イザヤ書は,イスラエルのぶどう栽培人が,丘の斜面を掘り起こして大きな岩石を除いた上で「えり抜きの赤ぶどうの木」を植える,ごく一般的な場面を描写しています。栽培人は,土の中から取り出した岩石を使って石垣を造ることもありました。そうした石垣は,ぶどう園が家畜に踏み荒らされないようにすると共に,きつね,いのしし,盗人などの侵入をある程度防ぎました。栽培人はまた,岩を切り掘ってぶどう搾り場を造ったり,小さな塔を建てたりもしました。その塔は,ぶどう園の見張りが特に必要な収穫の時期に,涼しい住まいとして用いるものでした。こうしてすべての準備を整えた上で,栽培人はぶどうの良い収穫を待ち望むことができました。―イザヤ 5:1,2。a
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