-
まことの神が救出を予告するイザヤの預言 ― 全人類のための光 II
-
-
12,13 人間には崇拝に値する像を巧みに作ることができないのはなぜですか。
12 物質的なものが,崇拝用のものとして巧みに作られると,何らかの神聖さを獲得するのでしょうか。イザヤは,像を作ることは人間の労苦にすぎない,ということを思い出させています。像を作る者が用いる道具や技巧は,他の熟練工が用いるものと同じです。「かぎなたで鉄を彫る者は,炭火を使って忙しく働いた。彼はつちでそれを形造ってゆき,その力強い腕で忙しく働く。また,彼は空腹になった。そのために力が出ない。彼は水を飲まなかった。そのために疲れる。
-
-
まことの神が救出を予告するイザヤの預言 ― 全人類のための光 II
-
-
13 まことの神は,人間も含め,この地球上の生き物すべてを作られました。感覚を有する生物はエホバの神性の見事な証拠となっています。しかし,当然のことながら,エホバが創造したすべてのものはエホバより劣っています。では,人間はそれに勝ることを行なえるでしょうか。自分自身より優れたもの,専心的帰依の対象とするに値するほど優れたものを作ることができるでしょうか。人間は,像を作るとき,疲れたり,空腹になったり,渇きを覚えたりします。そうしたことは人間の持つ制約であるとはいえ,少なくとも当人が生きていることを示しています。
-