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「公正を守り」,神と共に歩むエホバに近づきなさい
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神 の公 正 が憐 れみ深 いものであることを意 識 しているなら,自 分 とあまり関 係 のないことや大 して重 要 ではないことについて,すぐに人 を批 判 したりはしないでしょう。イエスは山 上 の垂 訓 の中 で,「裁 くのをやめなさい。裁 かれないためです」と警 告 しました。(マタイ 7:1)ルカによると,イエスはさらにこう言 いました。「断 罪 するのをやめなさい。そうすれば決 して断 罪 されません」。a (ルカ 6:37)不 完 全 な人 間 は批 判 的 になりがちだということを,イエスは知 っていました。それで,話 を聞 いていた人 たちに,人 を厳 しい目 で見 るのをやめるようにと言 ったのです。14.
人 を「裁 くのをやめ」るべきなのはどうしてですか。14
人 を「裁 くのをやめ」るべきなのはなぜでしょうか。1つの理 由 として,そもそも私 たちには人 を裁 く権 限 がありません。イエスの弟 子 ヤコブは,「法 を定 める方 ,裁 く方 はただひとり」,エホバだけだと述 べてから,「隣 人 を批 判 するあなたは,いったい何 者 なのですか」と問 い掛 けています。(ヤコブ 4:12。ローマ 14:1-4)別 の理 由 として,罪 深 い私 たちは不 公 平 に裁 いてしまいがちです。偏 見 ,傷 ついた自 尊 心 ,嫉 妬 ,傲 慢 さなどのために,人 に対 する見 方 がゆがんでしまうことがあります。さらに,人 の心 の中 を見 ることはできませんし,人 の状 況 を全 部 知 っているわけでもありません。そういう限 界 があることを考 えると,すぐに人 を批 判 しようとは思 わないはずです。仲 間 のクリスチャンの言 動 を悪 く解 釈 したり,神 に十 分 に奉 仕 していないと非 難 したりすべきではありません。兄 弟 姉 妹 の失 敗 や欠 点 に注 目 するのではなく,エホバに倣 って良 いところを見 るようにする方 が,ずっといいのではないでしょうか。15.
神 を崇 拝 する人 は,どんなことを言 ったりしたりしてはなりませんか。どうしてですか。15
家 族 にはどう接 するべきでしょうか。残 念 なことに今 の世 の中 では,心 が休 まる場 所 であるはずの家 庭 で,家 族 が非 難 し合 っていることが少 なくありません。それが暴 言 ,暴 力 ,虐 待 に発 展 することもあります。しかし,神 を崇 拝 する人 は,悪 意 のある言 葉 や痛 烈 な皮 肉 を言 ったり,暴 力 を振 るったりしてはなりません。(エフェソス 4:29,31; 5:33; 6:4)「裁 くのをやめなさい」,「断 罪 するのをやめなさい」というイエスの助 言 は,もちろん家 族 にも当 てはまります。そして,神 の公 正 さに倣 うには,エホバが私 たちに接 してくれるように人 に接 する必 要 があります。エホバは私 たちに厳 しかったり冷 たかったりすることは決 してなく,「優 しい愛 情 にあふれ」ています。(ヤコブ 5:11)その素 晴 らしい手 本 に倣 いましょう。
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「公正を守り」,神と共に歩むエホバに近づきなさい
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a 「
裁 いてはなりません」,「断 罪 してはなりません」と訳 している聖 書 もあります。それだと,裁 いたり断 罪 したりし始 めてはならない,というニュアンスになります。しかし,聖 書 筆 者 たちは原 語 で,否 定 命 令 を現 在 進 行 形 で書 いています。ですから,現 在 行 っていることをやめなければならないという意 味 になります。
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