類例のない見込み
「生きていてわたしに信仰を働かせる者はみな決して死ぬことがありません」― ヨハネ 11:26。
1 今死んでいる幾億もの人たちは,どんな環境のもとに復活してきますか。
幾億もの人たちが復活してよみがえってくる時,彼らは人影のない地上に生き返ってくるのではありません。(使徒 24:15)彼らは美しく変えられた環境のもとで目覚め,自分たちの住まい,衣服,豊かな食物が用意されていることに気づきます。だれがそれらを用意するのでしょうか。言うまでもなく,地上への復活が始まる前に,新しい世で生活する人々がいなければなりません。ではそれはどんな人たちでしょうか。
2-4 「終わりの日」に生活する人々の前途には,どんな類例のない見込みがありますか。
2 聖書預言の成就が示すとおり,わたしたちはこの事物の体制の「終わりの日」に生活しています。a (テモテ第二 3:1)ごく近い将来に,エホバ神は人間の事柄に介入し,地上から悪を拭い去られます。(詩編 37:10,11。箴言 2:21,22)その際,神に忠実に仕えている人たちはどうなるのでしょうか。
3 エホバは邪悪な者と共に義なる者を滅ぼすことはされません。(詩編 145:20)そのようにされたことはこれまで一度もなく,地から悪を一掃する時にもそうはされません。(創世記 18:22,23,26と比較してください。)事実,聖書巻末の書は,「すべての国民と部族と民と国語の中から来た,だれも数えつくすことのできない大群衆」が「大患難」から出て来ることについて述べています。(啓示 7:9-14)確かに,大いなる群衆は現在の邪悪な世を終わらせる大患難を生き残り,神の新しい世に入ります。その世で,従順な人類は,罪と死から人類を自由にする神のすばらしい備えの益を存分に受けることができます。(啓示 22:1,2)ですから「大群衆」は決して死を経験する必要がありません。まさしく類例のない見込みです。
4 この驚嘆すべき見込みは信頼できるものなのでしょうか。確かに信頼できます。イエス・キリストご自身,人々が死ぬことなく生活する時が来ることを示されました。友人のラザロを復活させる直前,イエスはマルタに,「生きていてわたしに信仰を働かせる者はみな決して死ぬことがありません」と言われました。―ヨハネ 11:26。
あなたも永遠に生きられます
5,6 楽園で永遠に生きたいと思う人は,何をしなければなりませんか。
5 あなたは地上の楽園で永遠に生きたいと思われますか。ご自分の愛する人たちに再会することを切望しておられますか。そうであれば,神のご意志と目的について,正確な知識を取り入れなければなりません。イエスは神への祈りの中で,「唯一まことの神であるあなたと,あなたがお遣わしになったイエス・キリストについての知識を取り入れること,これが永遠の命を意味しています」と言われました。―ヨハネ 17:3。
6 「あらゆる人が救われて,真理の正確な知識に至ること」が神のご意志です。(テモテ第一 2:3,4)今は,すでに神のご意志を行なっている他の幾百万もの人たちと共に,あなたが地上の楽園で永遠に生きるための方法を学ぶ時です。エホバの証人は,あなたが神と神のご要求をさらに学ぶためのお手伝いを喜んでいたします。お近くの王国会館でエホバの証人と連絡をお取りになるか,次のページに挙げられている住所のうち最寄りのところまで手紙でお知らせください。
[脚注]
a エホバの証人の発行した「聖書は実際に何を教えていますか」という本の9章をご覧ください。
[31ページの図版]
「大群衆」は決して死を味わう必要がない