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本当の幸せにつながるのはどんな愛ですかものみの塔(研究用)2018 | 1月
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神 を愛 するか,自 分 を愛 するか4.
自 分 を愛 することが間 違 っていないのはなぜですか。4 パウロは「
自 分 を愛 する者 」について述 べました。自 分 を愛 するのは間 違 ったことでしょうか。いいえ,それは自 然 なことであり,必 要 なことでもあります。エホバは人 間 をそのような者 として造 られました。「あなたは隣 人 を自 分 自 身 のように愛 さねばならない」とイエスは教 えました。(マル 12:31)自 分 を愛 していなければ,隣 人 を愛 することはできません。聖 書 はこうも述 べています。「夫 は自 分 の体 のように妻 を愛 すべきです。妻 を愛 する人 は自 分 自 身 を愛 しているのです。自 分 の身 を憎 んだ者 はかつていないからです。むしろ人 は,それを養 い,また大 切 にします」。(エフェ 5:28,29)ですから,自 分 に対 する適 度 な愛 は望 ましいものです。5.
自 分 を過 度 に愛 する人 とはどんな人 ですか。5 しかし,テモテ
第 二 3章 2節 に述 べられている自 分 への愛 は,健 全 なものではありません。利 己 的 でゆがんだ愛 です。自 分 を過 度 に愛 する人 は,自 分 のことを必 要 以 上 に考 えます。(ローマ 12:3を読 む。)自 分 のことばかり考 え,他 の人 のことはほとんど気 にかけません。物 事 がうまくいかないと,自 分 の責 任 を認 めずに,他 の人 のせいにします。ある聖 書 注 解 者 は,自 分 を愛 する人 をハリネズミに例 え,こう述 べています。「[ハリネズミは]体 を丸 め,自 分 は柔 らかな体 毛 の中 で温 まる。……しかし……他 者 に向 かってたくさんの鋭 い針 を突 き出 す」。そのような自 己 中 心 的 な人 は本 当 の意 味 で幸 福 ではありません。6.
神 を愛 する人 はなぜ幸 福 ですか。6
終 わりの日 に人 々 が示 す悪 い特 質 として,自 分 への愛 がまず挙 げられているのはなぜでしょうか。ある聖 書 学 者 たちによれば,自 分 への愛 は,パウロが挙 げている他 の様 々 な悪 い特 質 を生 み出 すからです。しかし,神 を愛 する人 は全 く異 なる特 質 を示 します。聖 書 は,神 に喜 ばれる愛 を,喜 び,平 和 ,辛 抱 強 さ,親 切 ,善 良 ,信 仰 ,温 和 ,自 制 と結 び付 けています。(ガラ 5:22,23)詩 編 作 者 も「エホバをその神 とする民 は幸 いだ!」と述 べています。(詩 144:15)エホバは幸 福 な神 です。ですから,神 の民 も幸 福 です。自 分 を愛 し,受 けることだけに関 心 がある人 とは異 なり,自 分 の時 間 やエネルギーを他 の人 に与 えるので幸 福 です。(使 徒 20:35)7.
神 への愛 の強 さを確 かめるため,どんなことを自 問 できますか。7
神 への愛 よりも自 分 への愛 が強 くなっていないか,どのように確 かめられますか。フィリピ 2章 3,4節 にはこうあります。「何 事 も闘 争 心 や自 己 本 位 の気 持 ちからするのではなく,むしろ,他 の人 が自 分 より上 であると考 えてへりくだった思 いを持 ち,自 分 の益 を図 って自 分 の事 だけに目 を留 めず,人 の益 を図 って他 の人 の事 にも目 を留 めなさい」。こう自 問 できます。「この助 言 を自 分 の生 活 に当 てはめているだろうか。神 のご意 志 を進 んで行 なおうとしているだろうか。会 衆 でも野 外 宣 教 でも,他 の人 を助 けようと努 めているだろうか」。自 分 の時 間 やエネルギーを与 えることには,努 力 と自 己 犠 牲 が求 められます。でも,宇 宙 主 権 者 の是 認 を得 ること以 上 に幸 せなことはありません。8.
神 への愛 に動 かされ,どんな奉 仕 をしている人 たちもいますか。8
神 への愛 に動 かされ,高 収 入 の得 られる仕 事 を後 にして,エホバにいっそう仕 えている人 たちもいます。エリカは米 国 に住 む医 師 です。でも,医 師 として成 功 しようとするのではなく,正 規 開 拓 奉 仕 を始 め,夫 と共 に幾 つかの国 で奉 仕 しました。こう述 べています。「外 国 語 の区 域 で奉 仕 してたくさんの良 い経 験 をし,多 くの友 を得 ,本 当 に充 実 した生 活 を送 ってきました。医 師 の仕 事 は続 けていますが,エホバについて人 々 に教 え,会 衆 の兄 弟 姉 妹 を助 けることに多 くの時 間 やエネルギーを使 っています。心 からの喜 びと満 足 感 を味 わっています」。富 を天 に蓄 えるか,地 上 に蓄 えるか9. お
金 を愛 する人 が幸 福 になれないのはなぜですか。9 パウロは「
金 を愛 する者 」についても述 べました。何 年 か前 ,アイルランドの開 拓 者 はある男 性 に神 について話 しました。すると男 性 は財 布 から数 枚 の紙 幣 を取 り出 して,誇 らしげに「これがわたしの神 だよ!」と言 いました。これほどあからさまに言 わないとしても,お金 や物 を愛 する人 が世 界 にはあふれています。聖 書 はこう警 告 しています。「ただ銀 を愛 する者 は銀 に満 ち足 りることなく,富 を愛 する者 は収 入 に満 ち足 りることがない」。(伝 5:10)そのような人 はもっとたくさんのお金 を欲 しがり,お金 を貯 めるために必 死 に努 力 します。その結 果 ,「多 くの苦 痛 」を経 験 しています。(テモ一 6:9,10)10.
聖 書 には富 と貧 しさについてどんなことが記 されていますか。10 もちろん,お
金 は必 要 です。ある程 度 ,身 の守 りともなります。(伝 7:12)では,基 本 的 な必 要 を賄 うお金 しかなくても幸 せになれるでしょうか。もちろんなれます。(伝 道 の書 5:12を読 む。)ヤケの子 アグルはこう述 べました。「わたしに貧 しさをも富 をも与 えないでください。わたしのために定 められた食 物 をわたしにむさぼり食 わせてください」。アグルがひどく貧 しい生 活 を望 まなかったのは,続 く部 分 で述 べているように,貧 しさのゆえに盗 みを働 き,神 の名 を汚 すようなことはしたくなかったからです。では,アグルが富 を与 えないでほしいと祈 ったのはなぜでしょうか。こう述 べています。「それは,わたしが満 ち足 りてあなたを実 際 に否 み,『エホバとはだれか』と言 うことのないため……です」。(箴 30:8,9)今 日 でも,神 ではなく富 を信 頼 している人 が大 勢 いるのではないでしょうか。11. イエスはお
金 に関 してどんな助 言 を与 えましたか。11 お
金 を愛 する人 は神 に喜 ばれません。イエスはこう言 いました。「だれも二人 の主 人 に奴 隷 として仕 えることはできません。一 方 を憎 んで他 方 を愛 するか,一 方 に堅 く付 いて他 方 を侮 るかのどちらかだからです。あなた方 は神 と富 とに奴 隷 として仕 えることはできません」。イエスはこうも述 べました。「あなた方 は自 分 のために地 上 に宝 を蓄 えるのをやめなさい。そこでは蛾 やさびが食 い尽 くし,また盗 人 が押 し入 って盗 みます。むしろ,自 分 のために天 に宝 を蓄 えなさい。そこでは蛾 もさびも食 わず,盗 人 が押 し入 って盗 むこともありません」。(マタ 6:19,20,24)12.
生 活 をシンプルにするなら,もっとエホバに仕 えることができます。例 を挙 げてください。12
生 活 をシンプルにするなら,エホバに仕 える時 間 を増 やすことができ,もっと幸 せになれます。そのことに気 づいた人 は大 勢 います。米 国 に住 むジャックは,妻 と一 緒 に開 拓 奉 仕 をするため,大 きな家 と仕 事 を手 離 しました。こう言 います。「自 然 に囲 まれた美 しい家 や土 地 を手 離 すのはつらいことでした。でも,それまで何 年 もの間 ,わたしは仕 事 上 の問 題 のためにいらいらして家 に帰 っていました。でも,開 拓 奉 仕 をしていた妻 はいつも幸 せそうでした。妻 はよく『わたしには最 高 の上 司 がいるから』と言 っていました。今 はわたしも開 拓 奉 仕 をし,同 じ上 司 であるエホバに仕 えています」。13. お
金 に対 してバランスの取 れた見 方 をしているかを,どのように確 かめることができますか。13 お
金 に対 してバランスの取 れた見 方 をしているかを確 かめるため,こう自 問 してみましょう。「聖 書 がお金 について述 べている事 柄 を本 当 に信 じているだろうか。そのことが生 活 に表 われているだろうか。お金 を稼 ぐことが生 活 の中 心 になっていないだろうか。エホバとの関 係 や他 の人 との関 係 よりも,お金 や物 を大 切 にしていないだろうか。エホバが必 要 なものを与 えてくださることを本 当 に信 じているだろうか」。エホバはご自 分 に頼 る人 を決 して失 望 させません。(マタ 6:33)
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本当の幸せにつながるのはどんな愛ですかものみの塔(研究用)2018 | 1月
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2.
神 に仕 えていない人 々 はどんな愛 を抱 いていますか。(冒 頭 の挿 絵 を参 照 。)2 とはいえ
聖 書 は,神 に仕 えていない人 々 がそのような愛 とは異 なる愛 を示 すことも予 告 していました。利 己 的 な愛 です。「終 わりの日 には,……人 々 [が]自 分 を愛 する者 ,金 を愛 する者 ,……神 を愛 するより快 楽 を愛 する者 」となる,と使 徒 パウロは述 べました。(テモ二 3:1-4)そのような利 己 的 な愛 は,クリスチャンが抱 く愛 とは正 反 対 のものです。決 して人 を幸 せにはしません。それどころか,利 己 的 な愛 のせいで「対 処 しにくい」世 の中 になっています。
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