クリスチャン会衆の頭つまりリーダーはイエスです。(エフェソス 5:23)今イエスは天にいて,「忠実で思慮深い奴隷」を使って地上の弟子たちを指導しています。(マタイ 24:45を読む。)イエスに任命された「奴隷」は,ある程度の権限を持っていますが,奴隷としてキリストに従い,天に行くキリストの兄弟たちに仕えます。その奴隷は誰でしょうか。私たちのためにどんなことをしてくれるのでしょうか。
1. 「忠実で思慮深い奴隷」って誰のこと?
エホバは昔から,特定の人や少人数の一団を使って,自分を崇拝する人たちを導いてきました。(マラキ 2:7。ヘブライ 1:1)イエスの死後は,エルサレムにいる使徒や長老たちがクリスチャンの活動の先頭に立ちました。(使徒 15:2)その型に倣って,現在はエホバの証人の統治体と呼ばれる少人数の長老たちの一団が,聖書に基づく本や雑誌などを準備し,伝道活動の先頭に立っています。その一団が,イエスが「任命した忠実で思慮深い奴隷」です。(マタイ 24:45)統治体のメンバーは全員,天に行くよう聖なる力によって選ばれたクリスチャンで,地上での生涯が終わると天の政府でキリストと一緒に治めます。
2. 忠実な奴隷はどんな食物を準備してくれる?
イエスは,忠実な奴隷が仲間のクリスチャンに「適切な時に食物を与える」と言いました。(マタイ 24:45)文字通りの食物を食べると,体力がついて健康でいられます。同じように,信仰を強める食物,つまり聖書からの教えで自分を養うと,エホバに従い続けてイエスから与えられた仕事を行うのに必要な力が湧いてきます。(テモテ第一 4:6)信仰を強める食物は,集会や大会で,また聖書に基づく本や雑誌やビデオなどの形で与えられます。そうした教えによって,私たちは神が望んでいることを知り,神との友情を深めることができます。
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「忠実で思慮深い奴隷」である統治体は,私たちのためにどんなことをしてくれるのでしょうか。
3. エホバに仕えるには組織が必要
統治体はイエスの指導の下,エホバの証人の活動を組織しています。1世紀のクリスチャンたちも同じように組織されていました。動画を見てください。
コリント第一 14章33,40節を読んで,次のことを考えましょう。
4. 忠実な奴隷は伝道活動の先頭に立っている
伝道は,1世紀のクリスチャンが行った最も重要な活動でした。使徒 8章14,25節を読んで,次のことを考えましょう。
伝道は,統治体が組織している最も重要な活動です。動画を見てください。
イエスは伝道の大切さを強調しました。マルコ 13章10節を読んで,次のことを考えましょう。
5. 忠実な奴隷は指示を与えてくれる
統治体は世界中のクリスチャンに指示を与えています。どんな指示を与えるかを,どうやって決めるのでしょうか。1世紀のクリスチャンの統治体がどのようにしていたか見てみましょう。使徒 15章1,2節を読んで,次のことを考えましょう。
使徒 15章12-18,23-29節を読んで,次のことを考えましょう。
使徒 15章30,31節と16章4,5節を読んで,次のことを考えましょう。
テモテ第二 3章16節とヤコブ 1章5節を読んで,次のことを考えましょう。
こう言う人もいる: 「統治体に従うということは,ただの人間に従っているんじゃないのか」。
まとめ
キリストに任命された「忠実で思慮深い奴隷」は,エホバの証人の統治体。世界中のクリスチャンに,信仰を強める食物や指示を与えている。
復習
「忠実で思慮深い奴隷」を任命したのは誰ですか。
統治体は私たちのためにどんなことをしてくれていますか。
あなたは統治体が「忠実で思慮深い奴隷」だと確信していますか。