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神の王国が誕生する!啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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その尾は天の星の三分の一を引きずって,それを地に投げ落とした。そして龍は,子を産もうとする女の前に立っていた。彼女が子を産んだ時に,その子供をむさぼり食うためであった」― 啓示 12:3,4。
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神の王国が誕生する!啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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9 龍の尾で「天の星の三分の一を引きずって」地に落とすことは,何を示唆していますか。
9 龍は霊の領域でも権威を持っています。彼はその尾で,「天の星の三分の一を引きずって」行きます。星はみ使いたちを表わす場合があります。(ヨブ 38:7)言及されている「三分の一」は,かなりの数のみ使いたちがサタンに誤導されてきたことを強調しているようです。一度,サタンの支配下に入れられたそれらのみ使いには,逃げ道はありませんでした。彼らは神の聖なる組織に戻ることはできず,あたかも彼らの王,もしくは支配者であるサタンに引きずられて,悪霊になりました。(マタイ 12:24)サタンはまた,彼らを地に投げ落としました。これは恐らく,大洪水前のノアの時代のことを指しているようです。当時,サタンは不従順な神の子らを誘って地に下らせ,人間の娘たちと同棲させました。その罰として,それら「罪をおかしたみ使いたち」は,神により,タルタロスと呼ばれる獄のような状態に投げ込まれました。―創世記 6:4。ペテロ第二 2:4。ユダ 6。
10 対立するどんな組織がはっきりと見えてきましたか。女が出産する時,龍はどうしてその子供をむさぼり食おうとしますか。
10 このような訳で,対立する二つの組織 ― 女によって表わされているエホバの天の組織と,神の主権に挑戦するサタンの悪霊の組織 ― がはっきりと見えてきました。主権に関する大論争が解決されなければなりません。しかし,どのようにして解決されるのでしょうか。依然として悪霊を引きずっているサタンは凶暴な猛獣のように,犠牲になりそうな者をねらっています。彼はその女が出産するのを待ち構えており,生まれる予定のその幼児をむさぼり食いたいと思っています。なぜなら,サタンは自分自身と自分が支配権を行使している世を存続させるのに,その子が不吉な脅威となることを知っているからです。―ヨハネ 14:30。
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