-
終わりに至る神の怒り啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
-
-
「また,第三の者がその鉢の中から川と水のわき出るところとに注ぎ出した。すると,それらは血になった。
-
-
終わりに至る神の怒り啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
-
-
7 「川と水のわき出るところ」は何を表わしていますか。
7 これらの「川と水のわき出るところ」は,人間の行動や決定を導く,政治的,経済的,科学的,教育的,社会的,ならびに宗教的哲学のような,この世に受け入れられる指針や知恵のいわゆる新しい源を表わしています。人々は命を与える真理を命の泉であられるエホバに仰ぐ代わりに,『自分たちのために壊れた水溜めを切り掘って』,『神にとっては愚かなもの[である]この世の知恵』をいわばいっぱい飲みました。―エレミヤ 2:13。コリント第一 1:19; 2:6; 3:19。詩編 36:9。
8 人類はどのようにして血の罪を負ってきましたか。
8 このような汚れた「水」は,例えば,種々の戦争で途方もない規模で行なわれてきた流血を助長して,人々に血の罪を負わせるものとなりました。20世紀には戦争で1億人以上の人命が奪われました。特に,世界大戦が二度起きたキリスト教世界の人々は,『罪のない血を流そうと急ぎ』ました。その血には神ご自身の証人たちの血も含まれています。(イザヤ 59:7。エレミヤ 2:34)人類はまた,エホバの義にかなった律法を破って輸血を行ない,膨大な量の血を誤用して血の罪を負ってきました。(創世記 9:3-5。レビ記 17:14。使徒 15:28,29)そのため,輸血によってエイズ,肝炎,その他の病気のまん延を招き,悲惨な結果をすでに刈り取ってきました。違反を犯す者たちが間もなく,「神の怒りの大きなぶどう搾り場」で踏まれて最高刑に処せられる時,すべての血の罪に対する報復が十分に行なわれるでしょう。―啓示 14:19,20。
9 第三の鉢の中身を注ぎ出すことには何が関係していますか。
9 モーセの時代にナイル川が血に変えられた時,エジプト人はほかの水の源を捜し求めて,生き続けることができました。(出エジプト記 7:24)しかし霊的な災厄が続いている期間の今日,人々が命を与える水を見いだせる場所はサタンの世にはありません。この第三の鉢の中身を注ぎ出すことには,この世の「川と水のわき出るところ」は血と化しており,その水を飲む人々すべてに霊的な死をもたらすという事実を告げ知らせることが関係しています。人々はエホバに頼らない限り,その不利な裁きを刈り取ります。―エゼキエル 33:11と比較してください。
-