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終わりに至る神の怒り啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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そして,人々は激しい熱で焦がされたが,彼らは,これらの災厄に対して権威を持たれる神の名を冒とくし,悔い改めて神に栄光を帰するようにはならなかった」― 啓示 16:8,9。
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終わりに至る神の怒り啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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13 この世の太陽のような支配者たちは,どのような仕方で人類を『焦がして』きましたか。
13 第一次世界大戦後,この世の支配者たちは世界の安全の問題を解決する試みの一環として国際連盟を結成しましたが,それは失敗しました。それで,ファシズムやナチズムのような他の実験的な支配形態が試みられました。共産主義は伸張し続けました。これら諸体制内の太陽のような支配者たちは,人類の宿命を改善するどころか,『人間を激しい熱で焦がし』始めました。スペイン,エチオピア,および満州における局地的な戦いが重なって第二次世界大戦となりました。現代の歴史の記録は,ムッソリーニ,ヒトラー,およびスターリンなどの独裁者が自分たちの多数の同胞を含め,何千万もの人々の死に対して直接または間接的に責任を負うようになったことを示しています。もっと近年では,国際的紛争もしくは内紛のために,ベトナム,カンボジア,イラン,レバノン,およびアイルランドも,またラテンアメリカやアフリカの諸国の人々も「焦がされ」てきました。それに加えて,全人類を焼き滅ぼし得る恐るべき核兵器を有する超大国間の闘争が続いています。終わりの日の今日,人類は確かに焼き焦がす「太陽」,つまり不義の支配者たちにさらされてきました。神の怒りの第四の鉢の中身を注ぎ出すことにより,これらの歴史的な事実が的確に指摘され,神の民はそれを地上の至る所でふれ告げてきました。
14 エホバの証人は,何が人類の諸問題の唯一の解決策であることを一貫して教えてきましたか。人類は全体としてどんな反応を示していますか。
14 エホバの証人は一貫して,神の王国こそ人類の厄介な諸問題の唯一の解決策であることを教えてきました。エホバはその王国を通してご自分のみ名を神聖なものにすることを意図しておられます。(詩編 83:4,17,18。マタイ 6:9,10)ところが,人類は全体として,この解決策に耳を傾けようとはしません。また,その王国を退ける多くの人々は,ちょうどエホバの主権を認めようとしなかったファラオがした通り,神の名を冒とくします。(出エジプト記 1:8-10; 5:2)それら反対者たちはメシアによる王国に少しも関心がないため,圧制的な人間による支配権という彼ら自身のしゃく熱の「太陽」のもとで苦しむことを好みます。
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