アシュテロト・カルナイム
(Ashteroth-karnaim)
エラムの王ケドルラオメルがレファイムを撃ち破った場所。(創 14:5)ある人たちは,これがアシュタロテの正式名で,付け加えられている「カルナイム」(角)という語は,女神アスタルテの象徴である三日月の両端の角,もしくはこの町に隣接する一対の峰を指すと考えています。しかし,この名称は「カルナイムのそばのアシュテロト」という意味であり,それゆえにアシュタロテ市に言及するもので,カルナイムは別の町ではあるものの隣接する町として言及したものではないかとも言われています。カルナイムのあった場所は,アシュタロテの遺跡として一般に認められている場所(テル・アシュタラ)の付近にあるシーク・サアドであろうと考えられています。―「アシュタロテ」を参照。