ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 反すう食塊
    聖書に対する洞察,第2巻
    • 聖書が野うさぎを反すうする動物として類別しているのはなぜですか

      一部の聖書批評家たちは,聖書の中で野うさぎが反すう動物として述べられている箇所をしばしば疑問視してきました。(レビ 11:4,6; 申 14:7)しかし,反すうがどんな過程で成り立っているかに関する現代の科学的な分類法は,モーセの時代にはなかったので,そのような分類法は聖書の述べる事柄を判断する根拠にはならないということを見過ごすべきではありません。18世紀のころでさえ,自分の家畜の野うさぎをつぶさに観察した英国の詩人ウィリアム・クーパーは,それらの野うさぎが「夕方まで一日じゅう反すうしていた」と述べました。同世紀の有名な博物学者リンネウスは,ウサギは反すうすると考えていました。しかし,その後,他の人々がさらに多くの科学的なデータを提供することになりました。1882年にフランス人のモローは,ウサギが1日に摂取する食べ物の90%までを再摂取することを発見しました。アイバン・T・サンダーソンは最近のある出版物の中で,野うさぎに関してこう述べています。「我々の考え方にとって最も特異な[習性]の一つは,野うさぎの消化方法である。これはウサギ科の動物[野うさぎ,家うさぎ]の独特な習性ではなく,今では多くのげっし動物の習性であることも知られている。これらの動物は冬の[乾燥した]飼料とは正反対の新鮮な緑色食物が得られると,それをむさぼり食うように食べてから,半分消化した状態で巣の周りに排せつする。それからしばらくたった後,それをもう一度食べるが,この過程は一度ならず繰り返されることもある。普通のウサギの場合,この習性は十分に成熟したウサギにだけ見られるようである」―「世界の現存する哺乳動物」,1955年,114ページ。

      英国のある科学者たちは,入念な仕方でウサギを管理してその習性を観察し,得られた結果を「ロンドン動物協会会報」の1940年,第110巻,159-163ページに発表しました。野うさぎが食物を再摂取する方法は短くまとめると次の通りです。ウサギが朝食として新しい食物を食べると,その食物はこれを食べる前から胃の噴門側にあったおよそ40ないし50㌘の小球を後に残し,胃を通って小腸に入ります。その朝食は小腸から盲腸つまり大腸の端の袋小路に入り,しばらくそこにとどまります。その日のうちにその小球は下降し,その中の細菌性のタンパク質が腸の中で消化されます。小球は大腸に達すると,盲腸の中の物質を避けて結腸に入り,そこで余分の水分が吸収されて,おなじみの乾いた豆粒つまり糞となって排出されます。循環のこの段階が終了すると,次に盲腸の袋小路に蓄えられていた物質が結腸に入ります。しかし,この物質は水分を全部吸収されずに,比較的柔らかい状態で肛門に達します。この物質は表面が各々厚い粘液の層で覆われた小球状になっているため,くっつき合うことはありません。さて,これらの小球が肛門に達すると,排出される代わりに,ウサギは体を折り曲げてそれらの小球を口に送り込み,次に食事をする時まで胃の噴門側にそれを蓄えておきます。このようにして,特別な周期的循環が終了し,食物の大半は消化管を再度通ったことになります。

      ワシントン特別区のスミソニアン協会の動物学部門の主任管理者ワルドー・L・シュミット博士は,これらの発見に関して注解し,「ウサギが通例,半分消化した食物を盲腸の中に蓄えておき,その食物が後で再摂取されてもう一度消化管を通るということを様々な作業者が報告しているが,そうした報告の信ぴょう性を疑う理由はないように思える」と書きました。同博士はまた,「他の大抵の哺乳動物に比べて,ウサギの盲腸が並外れて大きい」こともこれで説明がつくと述べています。―「目ざめよ!」誌,1962年6月8日号,19,20ページ。

  • 疾患と治療
    聖書に対する洞察,第1巻
    • 律法によれば,野うさぎと豚はイスラエル人が食べることを許されない動物の中に含まれていました。(レビ 11:4-8)このことに関してショート博士は次のように述べています。「我々は確かに豚やウサギや野うさぎを食べるが,これらの動物は寄生虫がつきやすく,安全なのは食物が十分に調理された場合だけである。豚は汚いものを食べ,2種の寄生虫,センモウチュウとさなだ虫を宿すが,これらは人間にうつることがある。わが国の現在の状況下ではその危険は最小限であるが,昔のパレスチナでは状況がまるで違っていて,そのような食物は避けたほうがよかったであろう」―「聖書と現代医学」,40,41ページ。

  • 野うさぎ
    聖書に対する洞察,第2巻
    • モーセを通して与えられた律法の下で,野うさぎは食物としては禁じられ,反すうするものとされています。(レビ 11:4,6; 申 14:7)言うまでもなく,野うさぎもウサギも,幾つもの部屋や区分に分かれた胃を持ってはおらず,科学的に分類した場合のにれかむもの,つまり反すう動物と結び付いた特徴である,食べた物を吐き戻してそしゃくしなおすことはしません。しかし,ここで反すうを指して用いられているヘブライ語は,字義的には「戻すこと」を意味するとはいえ,モーセの時代のイスラエル人が「反すう」と理解した根拠は現代の科学的分類と同じものではありません。それで,多くの批評家たちは,反すう動物を特定する比較的近年の限定された概念にしたがって聖書の陳述の正確さを判断しようとしていますが,それには何の根拠もありません。

      聖書の記録が霊感によるものであることに信仰を持っていたかつての注解者たちは,律法の陳述に何も誤りを見いだしませんでした。インペリアル聖書辞典は次の所見を述べています。「休息している野うさぎが,取り入れてしばらくたった食物を実際に何度もそしゃくすることは明らかであり,この行動は常に反すうであると一般にみなされてきた。自然現象を注意深く観察し,自分が飼い慣らした3匹の野うさぎの観察を記した我が国の詩人クーパーでさえ,それらが『夕方まで一日じゅう反すうした』とはっきり述べている」― P・フェアベアン編,ロンドン,1874年,第1巻,700ページ。

      ところが,さらに近年の,野うさぎとウサギに関する科学的な観察は,単なる外見上の反すうよりさらに多くのことが関係していることを示唆しています。フランソワ・ブールリエールはこう書いています。(「哺乳動物の博物誌」,1964年,41ページ)「『食糞』,つまり食物を消化管に1度ではなく2度通すという習性は,アナウサギ類とノウサギ類に共通する現象である。カイウサギは普通,夜間に出る糞をかまずにのみ込んで食べるが,朝にはそれが胃の内容物全体の半分を占めている。野生のウサギは1日に2回食糞し,同じ習性がヨーロッパノウサギでも報告されている。……このような習性によってこの動物は,大腸内でバクテリアが食物の中に生産したビタミンBを大量に摂取できると考えられている」。「世界の哺乳動物」という著作(E・P・ウォーカー著,1964年,第2巻,647ページ)も同じ点に触れて,「これは,にれかむ哺乳動物に見られる“反すう”と類似のものかもしれない」と述べています。―「反すう食塊」を参照。

日本語出版物(1953-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2026 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする