メテグ・アマ
(Metheg-ammah)[アマ(恐らく,「キュビト」)の手綱]
ダビデ王がフィリスティア人から奪った場所。(サム二 8:1)そのような名前で知られている場所は一つもないので,メテグ・アマは多分,フィリスティア人の主要な都市の一つを表わす比喩的な言葉でしょう。並行記述の歴代第一 18章1節は,「ガトとそれに依存する町々」と述べています。アメリカ標準訳のサムエル第二 8章1節では,メテグ・アマの「アマ」という部分が,「母」を表わすヘブライ語に由来すると理解されているらしく,メテグ・アマが「母なる都市の手綱」と訳されています。この見解はアメリカ訳にも表われており,その訳では「メテグ・アマ」の代わりに「首都の支配」となっています。