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アハブ聖書に対する洞察,第1巻
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ナボテの殺害とその結果 その後の3年間の平和な時期に,アハブはエズレルのナボテのぶどう園を手に入れることに注意を向けました。その土地はエズレルのアハブの住まいである王宮の敷地に隣接していたので,彼はそれを大変欲しがっていました。ナボテが世襲相続地の不可侵性に関する神の律法に基づいてその要請を断わると,アハブはいら立たしげに家に引き揚げて行き,寝いすに横たわって壁の方を向き,食事を取ろうともしませんでした。彼ががっかりしている理由を知った異教徒のイゼベルは,アハブの名で記した手紙を用い,冒とくの罪で審理を行なうように見せかけて,ナボテを殺害するよう手配しました。自分の物にしたがっていたその土地を手に入れようとして出て行ったアハブは,エリヤに会いました。エリヤはこのアハブを殺人者として,また絶えず小言を言う異教徒の妻のために身を売って邪悪なことをした者として容赦なく糾弾しました。犬がナボテの血をなめ尽くしたように,アハブの血をもなめ尽くし,イゼベル自身もアハブの子孫も犬や,腐肉を食べる鳥のえじきにされます。この言葉で胸をぐさりと突かれたアハブは,深く悲しんで粗布をまとって断食し,しょう然として座ったり,床を歩き回ったりしました。そのため,アハブは災いが自分の家を襲う時に関して,ある程度憐れみを施されました。―王一 21:1-29。
アハブと南のユダとの関係は,アハブの娘アタリヤがエホシャファト王の子エホラムに嫁いで姻戚関係ができたために強化されました。(王一 22:44; 王二 8:18,26; 代二 18:1)エホシャファトがサマリアに対して親善訪問を行なった際,アハブはベン・ハダドの結んだ契約の条項を明らかに十分履行していなかったシリア人からラモト・ギレアデを取り戻す努力を支持するよう,エホシャファトに説き勧めました。一群の偽預言者たちが成功を保証する言葉を異口同音に述べましたが,エホシャファトの執ような求めで呼び出された,アハブに憎まれていた預言者ミカヤは,災いが確実に襲うことを予告しました。ミカヤを逮捕するよう命じたアハブは,強情にもその攻撃を進めてゆきましたが,用心して変装していました。しかし,流れ矢に当たり,やがて死にました。その遺体はサマリアに運ばれて埋葬されましたが,『彼らがサマリアの池の傍らでその戦車を洗いはじめると,犬が彼の血をなめ尽くして』ゆきました。サマリアの広々とした王宮の中庭の北西の隅で,一つの大きな人工の溜め池が発掘されましたが,それがこの預言の成就した場所かもしれません。―王一 22:1-38。
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考古学聖書に対する洞察,第1巻
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強固な防備の施された北のイスラエル王国の首都サマリアは,谷底から90㍍ほど高くなっている丘の上に建てられていました。その遺構に見られる頑丈な二重構造の城壁は,所々で幅10㍍もの堡塁を成しており,サマリアが列王第二 6章24-30節で述べられているシリアによる攻囲の場合や列王第二 17章5節で述べられている強力なアッシリア軍の攻囲の場合のような長期間の攻囲に抵抗できる強さがあったことを示す証拠となっています。王であったオムリ,アハブ,およびエヒウの時代のものと考えられている,その遺跡に見られる石造建築は見事な出来映えです。宮殿の基壇のように見える箇所は,幅が約90㍍,長さは180㍍ほどあります。宮殿地区からは象牙の断片,飾り板,羽目板などが大量に見つかっており,それらの物件は列王第一 22章39節で指摘されているアハブの象牙の家と関連があるのかもしれません。(アモ 6:4と比較。)丘の頂上の北西の隅からは,セメントで固められた,長さが約10㍍,幅約5㍍の大きな池が見つかりました。それがアハブの兵車から血を洗い落とした時の「サマリアの池」だったのかもしれません。―王一 22:38。
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犬聖書に対する洞察,第1巻
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犬(Canis familiaris)は,都市では特に,死肉をあさる鳥と同様,清掃動物でした。律法では,野獣に裂かれた肉は犬に投げ与えるよう指示されていました。(出 22:31)時には,エホバの敵の死体が清掃動物である犬に食い尽くされたり,その血がなめ尽くされたりすることが,彼らに対するエホバからの裁きとなる場合もありました。ヤラベアム王,バアシャ王,アハブ王などは甚だしく不忠実な歩みをしたため,それぞれの家の者で都市で死ぬ者はだれであれ,犬に食らい尽くされることになりました。(王一 14:11; 16:4; 21:24)エホバの言葉の成就として,犬がアハブの血をなめ尽くし,その妻イゼベルの肉は犬の食物となりました。(王一 21:19; 22:38; 21:23; 王二 9:10,35,36)詩編作者は,神の民に敵する者たちの血が犬になめ尽くされることを示して,「あなたの犬の舌が敵からその受け分を得る」と書きました。(詩 68:23)不忠実なエルサレムとユダに臨むことになっていた滅びに際して犬も役割を演じることが予告されました。犬が死体を引きずり,食いちぎり,食らい尽くして,血をなめ尽くすのです。―エレ 15:3。
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エリヤ,I聖書に対する洞察,第1巻
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エリシャを後継者に任じる 次に,エリヤはエリシャの郷里アベル・メホラに向かって旅をします。畑をすき返しているエリシャを見つけたエリヤは,自分の職服をエリシャの上に投げて,彼が任じられた,または油そそがれたことを暗に示します。この時からエリシャはエリヤの従者としてしっかり従って行きます。アハブに対する不利な預言を語る機会がもう一度訪れた時にも,確かにエリシャはエリヤと共にいます。バアルを崇拝する貪欲なアハブ王はエズレル人ナボテの世襲所有地であるぶどう園を不正な手段で奪いました。アハブは妻イゼベルが偽りの告発を行ない,偽りの証人たちや不義の裁き人たちを使ってナボテを殺害させるのを許すことにより,そうしたのです。エリヤはそのぶどう園でアハブに会い,彼の血は犬がナボテの血をなめたその同じ場所で犬になめ尽くされることになるとアハブに告げます。エリヤはまた,イゼベルも同様の運命をたどることを告げ知らせます。―王一 19:19; 21:1-26。
それから約3年後,アハブは戦場で討ち死にします。アハブの兵車はサマリアの池の傍らで洗われ,犬がその血をなめ尽くします。しかし,その後,イゼベルが処刑されるまでに恐らく15年が経過します。アハブの跡を継いだのは,その子アハジヤです。この王は邪悪な父の足跡に従います。ですから,ある事故でけがをした時など,エクロンの神である偽りの神バアル・ゼブブに頼り,その病気がどうなるかについて伺います。エリヤはアハジヤに,あなたはそのようなことをしたゆえに必ず死ぬというエホバの言葉を伝えます。アハジヤはエリヤを捕らえるために,各々一人の長と50人の部下から成る三つのグループの人々を次々に遣わしますが,エリヤは天から火が下るよう呼び求め,最初の二つのグループの人々を滅ぼし尽くさせます。しかし,エリヤは3人目の長の懇願に応じて一緒に戻って行き,アハジヤに対する裁きをじかに宣告します。―王一 22:1,37,38; 王二 1:1-17。
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