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「心配してはいけない。私があなたの神である」ものみの塔(研究用)2019 | 1月
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「
心 配 してはいけない。私 があなたの神 である」「
恐 れてはいけない。私 があなたと共 にいる。心 配 してはいけない。私 があなたの神 である。私 はあなたを強 くし,必 ず助 ける」。イザヤ 41:10(「新 世 界 訳 聖 書 」改 訂 版 [英 語 ])7
番 の歌 エホバは私 たちの力 何 を学 ぶかa1-2. (ア)イザヤ 41
章 10節 のメッセージは,良 子 という姉 妹 にどんな影 響 を与 えましたか。(イ)エホバはだれのためにそのメッセージを保 存 させましたか。忠 実 なクリスチャンである良 子 は悪 いニュースを知 らされました。医 師 から,あと数 か月 の命 だと言 われたのです。良 子 はどうしたでしょうか。好 きな聖 句 であるイザヤ 41章 10節 を思 い起 こしました。(読 む。)それから穏 やかな口 調 で医 師 にこう言 いました。「わたしは怖 くありません。エホバが手 を握 ってくださっているので」。b励 みとなるこの聖 句 のおかげで,良 子 はエホバを心 から信 頼 することができました。わたしたちも難 しい問 題 にぶつかる時 ,この聖 句 によって穏 やかな気 持 ちを保 てます。2 エホバがこの
言 葉 をイザヤに記 させたのはなぜでしょうか。捕 囚 にされ,バビロンに連 れていかれることになっていたユダヤ人 を励 ますためです。しかし,エホバはこの言 葉 を,捕 囚 にされるユダヤ人 だけではなく,それ以 降 の神 の民 すべてのためにも保 存 させました。(イザ 40:8。ロマ 15:4)「対 処 しにくい危 機 の時 代 」に住 むわたしたちは,イザヤ書 の励 ましを特 に必 要 としています。(テモ二 3:1)3. (ア)イザヤ 41
章 10節 には,どんな約 束 が記 されていますか。(イ)わたしたちがそうした保 証 の言 葉 を必 要 としているのはなぜですか。3 この
記 事 では,2019年 の年 句 であるイザヤ 41章 10節 に記 されている,エホバの3つの約 束 を取 り上 げます。(1)わたしはあなたと共 にいる,(2)わたしはあなたの神 である,(3)わたしはあなたを助 ける,という信 仰 を強 める約 束 です。わたしたちはこのような保 証 cの言 葉 を必 要 としています。良 子 のように,難 しい問 題 にぶつかるかもしれないからです。世 界 で起 きている悪 い事 柄 の影 響 を受 けることもあります。政 府 からの強 い迫 害 を受 けている人 たちもいます。では,この3つの保 証 の言 葉 を一 つ一 つ考 えましょう。「
私 があなたと共 にいる」4. (ア)まず,エホバのどんな
保 証 の言 葉 について考 えますか。(脚 注 も参 照 。)(イ)エホバはわたしたちに対 する気 持 ちをどのように言 い表 わしておられますか。(ウ)あなたはその言 葉 についてどう思 いますか。4 エホバはまず,こう
保 証 しておられます。「恐 れてはいけない。私 があなたと共 にいる」。d エホバは,わたしたちに十 分 注 意 を向 け,温 かい愛 情 を表 わすことにより,共 にいてくださいます。わたしたちに対 する優 しい気 持 ちをこう言 い表 わしておられます。「あなたはわたしの目 に貴 重 だったので,誉 れある者 とみなされ,わたし自 らあなたを愛 した」。(イザ 43:4)宇 宙 のどんな力 も,わたしたちに対 するエホバの愛 をとどめることはできません。エホバはわたしたちに揺 るぎない愛 を抱 いておられるのです。(イザ 54:10)エホバの愛 と友 情 は,わたしたちに勇 気 を与 えます。エホバは友 アブラハムを守 ったように,わたしたちも守 ってくださいます。エホバはアブラハムにこう言 われました。「恐 れてはいけない。わたしはあなたの盾 である」。(創 15:1)5-6. (ア)エホバは,
問 題 にぶつかるわたしたちを助 けたいと思 っておられます。なぜそう言 えますか。(イ)良 子 の例 から何 を学 べますか。5 エホバは,
問 題 にぶつかるわたしたちを助 けたいと思 っておられます。こう約 束 しておられます。「あなたが水 の中 を通 って行 こうとも,わたしはあなたと共 におり,川 の中 を通 って行 こうとも,それがあなたの上 にみなぎりあふれることはない。あなたが火 の中 を歩 こうとも,あなたは焼 き焦 がされることなく,炎 があなたを焦 がすこともない」。(イザ 43:2)どういう意 味 でしょうか。6 エホバは,
難 しい問 題 を取 り除 くと約 束 しておられるわけではありません。それでも,わたしたちが問 題 という「川 」によっておぼれたり,試 練 という「炎 」によって永 続 的 な害 を被 ったりしないようにされます。わたしたちと共 にいて,難 しい状 況 の中 を「通 って行 」けるよう助 けてくださいます。たとえ死 に面 してもエホバへの忠 誠 を保 てるよう,恐 れを和 らげてくださるのです。(イザ 41:13)先 ほどの良 子 はそのことを経 験 しました。良 子 の娘 はこう述 べています。「母 は驚 くほど落 ち着 いていました。穏 やかな気 持 ちでいられるよう,エホバが助 けてくださったのだと思 います。亡 くなる日 まで,看 護 師 さんや他 の患 者 さんにエホバとエホバの約 束 について話 していました」。このことから何 を学 べますか。「私 があなたと共 にいる」というエホバの約 束 を信 頼 するなら,難 しい問 題 にぶつかっても勇 気 を保 ち,強 くいられるということです。「
私 があなたの神 である」7-8. (ア)2
番 目 の保 証 の言 葉 は何 ですか。その言 葉 にはどんな意 味 がありますか。(イ)エホバがユダヤ人 に「心 配 してはいけない」と言 われたのはなぜですか。(ウ)イザヤ 46章 3,4節 のどんな言 葉 を聞 いて,神 の民 は安 心 したに違 いありませんか。7 イザヤが
記 した2番 目 の保 証 の言 葉 は次 のとおりです。「心 配 してはいけない。私 があなたの神 である」。「心 配 [する]」に相 当 するヘブライ語 には,「だれかあるいは何 かに襲 われるのではないかと,後 ろを振 り返 る」とか「危 険 な状 況 に置 かれた人 のように警 戒 する」という意 味 があります。8 エホバが,バビロンへ
連 れていかれるユダヤ人 に「心 配 してはいけない」と言 われたのはなぜでしょうか。その地 の住 人 が恐 れるようになることをご存 じだったからです。なぜ恐 れるのでしょうか。70年 に及 ぶユダヤ人 の捕 囚 の終 わりごろ,バビロンはメディア-ペルシャの強 力 な軍 隊 に攻 撃 されることになります。エホバはメディア-ペルシャ軍 を用 いて,ご自 分 の民 をバビロン捕 囚 から解 放 されるのです。(イザ 41:2-4)バビロニア人 や他 の国 民 は,敵 が近 づいていることを知 ると,互 いに「強 くあれ」と言 って勇 気 を保 とうとします。また,偶 像 の神 をたくさん作 り,それに守 ってもらおうとします。(イザ 41:5-7)エホバは次 のように述 べて,ユダヤ人 を安 心 させます。「イスラエルよ,[周 囲 の他 の国 民 とは異 なり]あなたは私 に仕 える者 であ[る]。……心 配 してはいけない。私 があなたの神 である」。(イザ 41:8-10,「新 世 界 訳 聖 書 」改 訂 版 [英 語 ])エホバは「私 があなたの神 である」と述 べ,忠 実 な崇 拝 者 たちを忘 れてはおられないことを確 信 させます。エホバが彼 らの神 であり,彼 らがエホバの民 であることに変 わりはないのです。エホバはこう言 われます。「わたしが[あなたを]運 び,……逃 れさせる」。ユダヤ人 はこの言 葉 を聞 いて強 められたに違 いありません。(イザヤ 46:3,4を読 む。)9-10. わたしたちが
恐 れなくてよいのはなぜですか。例 えで説 明 してください。9
今 日 ,世 の人 々 は世 界 の状 態 が悪 化 するのを見 て,かつてないほど大 きな不 安 を感 じています。もちろん,わたしたちも世 界 の問 題 の影 響 を受 けています。でも,恐 れる必 要 はありません。エホバは,「私 があなたの神 である」と述 べてくださっています。この言 葉 は穏 やかな気 持 ちを保 つうえで役 立 ちます。なぜでしょうか。10
例 えで考 えましょう。ジムとベンが飛 行 機 に乗 っています。強 風 のため機 体 は激 しく揺 れています。そこへ機 長 からの機 内 アナウンスが入 ります。「シートベルトをしっかりお締 めください。当 機 はただ今 ,気 流 の悪 い所 を通 過 中 です」。ジムはとても不 安 になります。アナウンスはこう続 きます。「揺 れましても,飛 行 の安 全 には影 響 ありませんので,どうぞご安 心 ください」。ジムは「そんなこと言 われたって,安 心 できるわけない」と言 います。しかし,ふとベンの方 を見 ると,全 く心 配 している様 子 はありません。それで,「なんでそんなに落 ち着 いていられるの?」と尋 ねます。ベンはほほえんでこう言 います。「この機 長 のことはよく知 ってるんだ。実 はぼくの父 親 なんだよ」。それからこう言 います。「父 のこと話 してもいいかな。父 の経 験 や技 術 を知 れば,君 もきっと安 心 すると思 うよ」。11. ジムとベンの
例 えから,どんなことを学 べますか。11 この
例 えからどんなことを学 べますか。ベンのように,わたしたちは天 の父 エホバをよく知 っているので安 心 していられます。終 わりの時 に嵐 のような問 題 に直 面 しても,安 全 に乗 り越 えられるようエホバが助 けてくださることを知 っています。(イザ 35:4)世 の人 々 は恐 れを感 じるでしょう。でも,わたしたちはエホバを信 頼 しているので,穏 やかな気 持 ちでいられます。(イザ 30:15)ベンのように,自 分 が神 を信 頼 している理 由 を他 の人 に伝 えます。それを聞 いた人 は,どんな問 題 にぶつかってもエホバが支 えてくださる,と信 じるようになるかもしれません。「
私 はあなたを強 くし,必 ず助 ける」12. (ア)3
番 目 の保 証 の言 葉 は何 ですか。(イ)エホバの「腕 」という言 葉 には,どんな意 味 がありますか。12 イザヤが
記 した3番 目 の保 証 の言 葉 について考 えましょう。「私 はあなたを強 くし,必 ず助 ける」という言 葉 です。イザヤはエホバがご自 分 の民 をどのように強 めるかについて,すでにこう述 べていました。「エホバご自 身 が強 い者 として来 られ,そのみ腕 はご自 分 のために支 配 を行 なう」。(イザ 40:10)聖 書 の中 で「腕 」という言 葉 は,よく力 を指 して使 われます。ですから,エホバの「腕 [が]支 配 を行 なう」とは,エホバが強 力 な王 であるという意 味 です。エホバは過 去 に,ご自 分 に仕 える人 たちを強 力 な力 で支 え,保 護 されました。今 日 でも,ご自 分 を信 頼 する人 たちを強 め,守 っておられます。(申 1:30,31。イザ 43:10)13. (ア)あなたを
強 くする,という約 束 をエホバが果 たされるのは,特 にどんな時 ですか。(イ)どんな保 証 の言 葉 から力 と確 信 を得 られますか。13 「
私 はあなたを強 く[する]」という約 束 をエホバが果 たされるのは,特 に,敵 たちがわたしたちを迫 害 する時 です。世 界 の幾 つかの場 所 で,敵 たちは必 死 になって,伝 道 活 動 をやめさせ,組 織 を解 体 しようとしています。しかし,わたしたちは過 度 に心 配 しません。エホバは力 と確 信 を与 える次 の保 証 の言 葉 を述 べておられます。「あなたを攻 めるために形 造 られる武 器 はどれも功 を奏 さ[ない]」。(イザ 54:17)この言 葉 は3つの大 切 な点 を思 い起 こさせます。14.
神 の敵 がわたしたちを攻 撃 するとしても,驚 くべきでないのはなぜですか。14
第 一 に,わたしたちは人 々 に憎 まれることを予 期 しています。(マタ 10:22)イエスは,弟 子 たちが終 わりの時 に厳 しい迫 害 を受 けることを予 告 しました。(マタ 24:9。ヨハ 15:20)第 二 に,イザヤの預 言 は,敵 たちがわたしたちを憎 むだけではなく,様 々 な武 器 を使 うことを予 告 しています。その武 器 には,巧 妙 な欺 き,あからさまなうそ,暴 力 的 な迫 害 が含 まれます。(マタ 5:11)エホバは,敵 たちがそうした武 器 を使 ってわたしたちを攻 撃 するのをとどめることはされません。(エフェ 6:12。啓 12:17)でも,恐 れる必 要 はありません。なぜでしょうか。15-16. (ア)
第 三 に,イザヤ 25章 4,5節 ではどんなことが約 束 されていますか。(イ)イザヤ 41章 11,12節 では,敵 たちがどんな結 末 を迎 えると述 べられていますか。15
第 三 にエホバは,わたしたちを攻 撃 する「武 器 はどれも功 を奏 さ[ない]」と述 べておられます。エホバは暴 風 雨 を防 ぐ壁 のように,「圧 制 的 な者 たちの突 風 」から守 ってくださいます。(イザヤ 25:4,5を読 む。)敵 たちがわたしたちに永 続 的 な害 を及 ぼすことはできません。(イザ 65:17)16 エホバは,わたしたちに「
向 かって激 こうする」人 々 がどんな結 末 を迎 えるかも教 えてくださっています。その点 を知 ると,エホバへの信 頼 が強 まります。(イザヤ 41:11,12を読 む。)敵 たちがどれほど必 死 にわたしたちを攻 撃 しても,戦 いがどれほど激 化 しても,結 果 は同 じです。神 の民 の敵 たちすべては「無 きもののようになり,滅 びうせる」のです。エホバへの
信 頼 を強 める17-18. (ア)
聖 書 を読 むと神 への信 頼 が強 まるのはなぜですか。例 を挙 げて説 明 してください。(イ)2019年 の年 句 を思 い巡 らすなら,どんな力 が得 られますか。17 エホバをさらによく
知 るなら,エホバへの信 頼 が強 まります。そのためには,聖 書 を注 意 深 く読 み,読 んだことを思 い巡 らす必 要 があります。聖 書 には,エホバが過 去 にご自 分 の民 をどのように保 護 されたかが記 録 されています。その記 録 を読 むと,エホバがわたしたちも保 護 してくださることを確 信 できます。18 イザヤは,エホバがどのように
保 護 してくださるかについて,美 しい絵 画 的 表 現 を使 っています。エホバを羊 飼 いに,神 に仕 える人 を羊 に例 え,エホバが「そのみ腕 で子 羊 を集 め,それをその懐 に抱 いて携 えて行 かれる」と述 べています。(イザ 40:11)エホバの力 強 い腕 に抱 かれていることが分 かると,どんな気 持 ちになるでしょうか。しっかり保 護 されていると感 じ,安 心 感 を抱 けます。わたしたちが問 題 にぶつかっても穏 やかな気 持 ちを保 てるよう,忠 実 で思 慮 深 い奴 隷 は2019年 の年 句 として,イザヤ 41章 10節 を選 びました。「心 配 してはいけない。私 があなたの神 である」という聖 句 です。この心 温 まる言 葉 を思 い巡 らしましょう。そうすれば,今 後 どんな問 題 にぶつかるとしても,乗 り越 える力 が得 られるでしょう。
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「心配してはいけない。私があなたの神である」ものみの塔(研究用)2019 | 1月
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d 「
恐 れてはいけない」という言 葉 は,イザヤ 41章 10,13,14節 に3回 出 てきます。それらの節 には,「私 」(エホバ)という言 葉 もよく使 われています。(「新 世 界 訳 聖 書 」改 訂 版 [英 語 ])エホバがイザヤに「私 」という言 葉 を何 度 も使 わせたのはなぜでしょうか。エホバを信 頼 することによってのみ恐 れを和 らげることができる,という大 切 な点 を強 調 するためです。
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