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偽りの宗教 ― その劇的な終わりが予見されるイザヤの預言 ― 全人類のための光 II
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14 バビロンはどのように「子供を失うことと,やもめになること」を経験しますか。
14 バビロンはどうなるでしょうか。エホバはこう続けておられます。「しかし,これら二つのことが突然,一日のうちにあなたに臨む。子供を失うことと,やもめになることとが。それは必ず余すところなくあなたに臨む。あなたのおびただしい呪術のために,あなたのまじないのみなぎる偉力のために ― 甚だしく」。(イザヤ 47:9)そうです,世界強国であるバビロンの覇者たる立場は,突然終わりを迎えます。古代の東洋の国々において,やもめになること,また子供を失うことは,女性にとって最も痛ましい経験でした。バビロンが倒壊した夜,バビロンが何人の「子供」を失ったかは分かりません。d しかし遅かれ早かれ,その都は全く見捨てられます。(エレミヤ 51:29)バビロンは,自らの王たちが退位させられるという意味でも,やもめになります。
15 ユダヤ人への残虐行為に加えて,どんな理由でエホバはバビロンに対して憤っておられますか。
15 しかし,エホバを激怒させる理由となっているのは,バビロンのユダヤ人虐待だけではありません。「おびただしい呪術」もエホバを怒らせています。イスラエルに与えられた神の律法は心霊術の行ないを非としていますが,バビロンはオカルトに夢中になっています。(申命記 18:10-12。エゼキエル 21:21)「アッシリア人とバビロニア人の社会生活」(英語)という本によれば,バビロニア人は「非常に多くの悪霊たちに取り囲まれていると信じ,終始それらにおびえながら暮らして」いました。
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偽りの宗教 ― その劇的な終わりが予見されるイザヤの預言 ― 全人類のための光 II
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d レイモンド・フィリップ・ドーアティー著,「ナボニドスとベルシャザル」(英語)という本によると,ナボニドス年代記はバビロンへの侵入が「戦わずして」なされたと述べていますが,ギリシャの歴史家クセノフォンはかなりの流血があったかもしれないことを示唆しています。
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