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  • 諸国民の定められた時
    聖書に対する洞察,第1巻
    • 象徴的な七つの時 幻の成就としてのネブカドネザルの個人的な経験において,「七つの時」は7年だったようです。その間彼は気が狂い,狼狂のような症状を示し,王座を捨てて野の獣のように草を食べました。(ダニ 4:31-36)注目すべきことに,異邦人の勢力が世界支配を行なうことに関する聖書の説明は,神の聖なる民と「君の君たる者」に反対する獣という比喩で提示されています。(ダニ 7:2-8,12,17-26; 8:3-12,20-25; 啓 11:7; 13:1-11; 17:7-14と比較。)ダニエルの預言の中で使われている「時」(アラム語のイッダーンに由来)という語について,辞書編集者たちは,ここでの意味は「年」であることを示しています。(「旧約聖書辞典」,L・ケーラー,W・バウムガルトナー共編,ライデン,1958年,1106ページ; 「旧約聖書ヘブライ語-英語辞典」,ブラウン,ドライバー,ブリッグズ共編,1980年,1105ページ; 「旧約聖書アラム語辞典」,E・フォークト編,ローマ,1971年,124ページを参照。)啓示 12章6,14節で,三時半は「千二百六十日」に等しいことが明らかにされていることからすると,そのようにして使われている1年の長さは360日であると思われます。(また,啓 11:2,3と比較。)この数え方によれば,「七つの時」は2,520日になります。聖書の記録の中で,特定の日数がそれと同じ年数を預言的に表わすために用いられる場合があるという点は,民数記 14章34節やエゼキエル 4章6節の記述を読めば分かります。そこで言い表わされている,「一年に対して一日」という公式をこの預言の「七つの時」に当てはめるだけでも,ダニエル書 4章の幻には,今は亡きネブカドネザルの時代を超えた重大な成就があるということになります。そしてそのことは,これまでに挙げた証拠からも当然予想できる点です。したがって,その期間は2,520年に相当します。

  • 年代計算,年代学,年代記述
    聖書に対する洞察,第2巻
    • 西暦前997年からエルサレムの荒廃まで 歴代の王たちの治めたこの期間全体の長さを知る有用な助けは,預言者エゼキエルが神の指示に従って行なったエルサレムの模擬的な攻囲の記されているエゼキエル 4章1-7節にあります。エゼキエルは『イスラエルの家のとがを負う』ために左わきを下にして390日間,また『ユダの家のとがを負う』ために右わきを下にして40日間横たわらなければならず,その各々の1日は1年を表わすということが示されました。こうして象徴的に示された二つの期間(390年と40年)は,偶像礼拝の道を歩んだ二つの王国に対してエホバが堪忍を示された期間を表わしていたようです。ソンキノ版聖書(エゼキエル書に関する注解,20,21ページ)の中で示されているように,ユダヤ人はこの預言を次のように解していました。「北王国の罪科は390年の期間に及んだ。(セーデル・オーラーム[ヘブライ語で保存されてきた流刑後の最初期の年代記],[およびラビ・]ラシや[ラビ・]イブン・エズラ[による])マルビムはアバーバネルの言葉を引用しているが,アバーバネルは,サマリアが罪科を負った期間の長さを,レハベアムのもとで分裂が起きた時から……エルサレム陥落の時までと計算している。……右[わき,エゼキエルが下にして横たわった側]は南,すなわち南の方に,つまり右の方に位置していたユダ王国のことを示唆している。……ユダの腐敗した状態はサマリアが陥落した後に間もなく始まって40年間続いた。マルビムによれば,その40年は……エレミヤが奉仕を開始した……ヨシヤの治世の第13年から数えられている。(エレ 1:2)」― A・コーヘン編,ロンドン,1950年。

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