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イエス 道,真理,命
イ道 57章 138ページ–139ページ 8節
フェニキア人の女性がイエスにお願いをしている。イエスが指を男性の両耳に入れている

57章

女おんなの子こと耳みみが聞きこえない人ひとを癒いやす

マタイ 15:21-31 マルコ 7:24-37

  • イエスはフェニキア人じんの女じょ性せいの娘むすめを癒いやす

  • 耳みみが聞きこえず言げん語ご障しょう害がいのある男だん性せいを癒いやす

イエスはパリサイ派はの自じ分ぶん勝かっ手てな伝でん統とうを非ひ難なんした後のち,弟で子したちとそこを去さります。北ほく西せいに何なん十じゅっキロも離はなれたフェニキアのティルスやシドンがある地ち域いきに向むかいます。

イエスは泊とまる家いえを見みつけますが,そこにいることを知しられたくありません。でも,気き付づかれてしまいます。その地ち域いき出しゅっ身しんのギリシャ系けいの女じょ性せいがイエスを見みつけ,「主しゅよ,ダビデの子こよ,憐あわれみをお掛かけください。娘むすめが邪じゃ悪あくな天てん使しに取とりつかれ,ひどく苦くるしめられています」と頼たのみ始はじめます。(マタイ 15:22。マルコ 7:26)

イエスが何なにも答こたえずにいると,弟で子したちが,「この女じょ性せいを追おい払はらってください。後あとに付ついてきて,ずっと叫さけんでいます」と言いいます。するとイエスは女じょ性せいを無む視ししている理り由ゆうを説せつ明めいし,「私わたしは,イスラエルの家いえの迷まよい出でた羊ひつじの所ところにしか遣つかわされていません」と答こたえます。でも女じょ性せいは諦あきらめません。イエスの前まえにひざまずき,「主しゅよ,お助たすけください!」と必ひっ死しに頼たのみます。(マタイ 15:23-25)

そこでイエスは女じょ性せいの信しん仰こうを試ためすためだと思おもわれますが,他たの国こく籍せきの人ひとに対たいするユダヤ人じんの偏へん見けんにそれとなく触ふれて,「子こ供どもたちのパンを取とって小こ犬いぬに投なげ与あたえるのは正ただしくありません」と言いいます。(マタイ 15:26)イエスは“犬いぬ”ではなく「小こ犬いぬ」と述のべることで,ユダヤ人じんではない人ひとへの優やさしい気き持もちを表ひょう現げんしています。表ひょう情じょうや声こえにもその気き持もちが表あらわれていたに違ちがいありません。

女じょ性せいはイエスの返へん事じに腹はらを立たてたりはしません。イエスがユダヤ人じんの偏へん見けんについて述のべていることに気き付づき,謙けん遜そんにこう答こたえます。「そうです,主しゅよ。けれど,小こ犬いぬも主しゅ人じんの食しょく卓たくから落おちるパンくずを食たべます」。この言こと葉ばを聞きいたイエスは,女じょ性せいが純じゅん粋すいな心こころを持もっていることを認みとめ,「あなたの信しん仰こうは偉い大だいです! あなたの願ねがう通とおりのことが起おきるように」と言いいます。(マタイ 15:27,28)すると驚おどろいたことに,女じょ性せいの娘むすめはその場ばにいなかったのに癒いやされます。女じょ性せいが家いえに帰かえると,幼おさない娘むすめはすっかり癒いやされて寝ね床どこに横よこになっています。「邪じゃ悪あくな天てん使しは出でていっていた」のです。(マルコ 7:30)

次つぎにイエスと弟で子したちはフェニキア地ち方ほうを出しゅっ発ぱつし,ヨルダン川がわの上じょう流りゅうに向むかいます。その後ご,ガリラヤの海うみの北きたのどこかでヨルダン川がわを渡わたり,デカポリス地ち方ほうに入はいります。そして山やまに登のぼりますが,そこでも大おお勢ぜいの人ひとに見みつかってしまいます。人ひと々びとは足あしが不ふ自じ由ゆうな人ひと,障しょう害がいを負おった人ひと,盲もう人じん,口くちが利きけない人ひとなどをイエスの所ところに連つれてきてその足あし元もとに横よこたえます。イエスが彼かれらを癒いやしていくと,皆みながとても驚おどろき,イスラエルの神かみをたたえます。

イエスは耳みみが聞きこえず言げん語ご障しょう害がいのある1人ひとりの男だん性せいに注ちゅう目もくします。その人ひとが大おお勢ぜいの人ひとの中なかでどんな気き持もちになっていたか想そう像ぞうできますか。イエスは男だん性せいがとても緊きん張ちょうしているのに気き付づいたのかもしれません。その人ひとを別べつの場ば所しょに連つれていきます。2人ふたりだけになると,イエスはこれから何なにを行おこなうかを伝つたえます。まず指ゆびを男だん性せいの両りょう耳みみに入いれ,それから唾つばを掛かけて,舌したに触ふれます。そして天てんを見み上あげ,「エファタ」つまり「開ひらかれよ」と言いいます。すると,男だん性せいは耳みみが聞きこえるようになり,普ふ通つうに話はなし始はじめます。とはいえ,イエスは人ひと々びとが自じ分ぶんで見み聞ききした事こと柄がらに基もとづいて信しんじてほしいと願ねがっているため,このことを皆みなに話はなさないよう命めいじます。(マルコ 7:32-36)

イエスがこうした癒いやしを行おこなうのを見みて人ひと々びとは「すっかり驚おどろ」きます。そしてこう言いいます。「あの人ひとは何なんでも見み事ごとに行おこなった。耳みみが聞きこえない人ひとを聞きこえるように,口くちが利きけない人ひとを話はなせるようにするのだ」。(マルコ 7:37)

  • イエスがフェニキア人じんの女じょ性せいの娘むすめをすぐに癒いやさなかったのはなぜですか。

  • イエスと弟で子したちはフェニキア地ち方ほうを出しゅっ発ぱつしてどこに向むかいましたか。

  • 耳みみが聞きこえず言げん語ご障しょう害がいのある男だん性せいに対たいして,イエスはどのように思おもいやりを示しめしましたか。

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