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マルコ聖書に対する洞察,第2巻
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バルナバとサウロ(パウロ)はエルサレムで救援の奉仕を果たした後,『帰途につき,ヨハネ,またの名をマルコという者を一緒に連れて来ました』。マルコは彼らの従者として仕えたものと思われます。恐らく,旅行中の彼らの身体面の必要を顧みたのでしょう。(使徒 12:25; 13:5)彼らがパンフリアのペルガに着いた時,理由は明らかにされていませんが,何かのことで『ヨハネ[マルコ]は彼らから離れてエルサレムに帰りました』。(使徒 13:13)後にパウロが2回目の宣教旅行に出かける時,バルナバはマルコを連れて行くことに決めていましたが,パウロは『彼がパンフリアから先は自分たちを離れて業に同行しなかったことがあるので,彼をずっと連れて行くことを適当とは思いませんでした』。そこで「怒りが激しくぶつかって」,彼らは別れました。バルナバはマルコを連れてキプロスへ,パウロはシラスを連れてシリアとキリキアへ向かいました。―使徒 15:36-41。
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