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  • 罪
    聖書に対する洞察,第2巻
    • 罪過 ギリシャ語のパラプトーマは字義通りには「傍らに倒れること」を意味しており,したがって,この語には踏み外すこと(ロマ 11:11,12),あるいは大失敗もしくは「罪過」(エフェ 1:7; コロ 2:13)という意味があります。禁じられた木の実を食べたアダムの罪は,神の律法を踏み越えたという点では「違犯」でしたが,義にかなった神の要求に調和して,また神の権威を支持してまっすぐに立つ,もしくは歩む代わりに,倒れた,または道を踏み外したという点では「罪過」でした。律法契約の法令や要求は事実上,その契約に入っている人たちの不完全さゆえに,そのような多くの罪過のための道を開きました。(ロマ 5:20)イスラエル国民は全体として,その契約を守る点で大失敗をしました。(ロマ 11:11,12)その律法の様々な法令はみな,一つの契約の一部でしたから,一つの点で道を『踏み外した』人は,それにより契約全体の,したがって,そのすべての法令の違反者となり,また「違犯者」になりました。―ヤコ 2:10,11。

  • 世,世界
    聖書に対する洞察,第2巻
    • 大洪水以前の不義の世,つまりそのときの人間社会は終わりましたが,人類そのものは終わったわけではなく,ノアとその家族という形で存続しました。大洪水後,人類の大多数はまたも義からそれ,再び邪悪な人間社会を形成しました。それでも,義に付き従って別の歩み方をする人々がいました。やがて神はイスラエルをご自分の選んだ民として指定し,彼らをご自分との契約関係に入れられました。イスラエル人はこうして一般の世と区別されたため,パウロはローマ 11章12-15節(新世,欽定)でコスモスつまり「世」を,イスラエル人ではない「諸国の人たち」すなわち「異邦人」の同義語として用いることができました。パウロはそこで,イスラエルが背教したために神が彼らとの契約関係を解除するという事態になり,その結果,異邦人が神と和解してそのような関係とそれに伴う富にあずかる道が開かれたことを指摘しています。(エフェ 2:11-13と比較。)したがって,大洪水後の,そしてキリスト教以前の時代のコスモスつまり「世」も,やはり神の是認された僕たち以外の全人類を表わしており,特にイスラエルがエホバとの契約関係にあった時代のイスラエル以外の人々を表わしていたことになります。―ヘブ 11:38と比較。

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