7. 神かみの王おう国こくには最さい高こうの法ほう律りつがある

政せい府ふは普ふ通つう，国こく民みんの福ふく祉しと安あん全ぜんのために法ほう律りつを作つくります。神かみの王おう国こくにも，国こく民みんが守まもる必ひつ要ようのある法ほう律りつがあります。コリント第だい一いち 6章しょう9-11節せつを読よんで，次つぎのことを考かんがえましょう。

• 神かみが定さだめたルールをみんなが守まもれば，世せ界かいはどうなると思おもいますか。a

• そのルールを守まもることを，エホバは王おう国こくの国こく民みんに期き待たいしています。それはもっともなことだと思おもいますか。

• 今いまはそのルールに従したがっていない人ひとたちも変かわれると，どうして分わかりますか。（11節せつ）

性せいについて話はなすのを気きまずく感かんじる人ひとは少すくなくありません。しかし，聖せい書しょは性せいについて，品ひん位いをもって率そっ直ちょくに述のべています。神かみの言こと葉ばである聖せい書しょに書かかれていることは，私わたしたちのためになります。エホバ神かみは人にん間げんを造つくったので，私わたしたちにとって何なにが最さい善ぜんかを知しっているからです。聖せい書しょを読よむと，どうすればエホバに喜よろこばれ，いつまでも幸しあわせに暮くらせるかが分わかります。

1. エホバは性せい関かん係けいについてどう思おもっている？

性せい関かん係けいはエホバからの贈おくり物ものです。エホバは，結けっ婚こんしている男だん女じょに性せい関かん係けいを楽たのしんでほしいと思おもっています。性せい関かん係けいによって夫ふう婦ふは子こ供どもを持もつことができますし，互たがいへの愛あい情じょうを自し然ぜんに表あらわして喜よろこびを感かんじることができます。それで聖せい書しょは，「若わかい時ときからの妻つまと喜よろこぶように」と言いっています。（格かく言げん 5:18，19）エホバはクリスチャンの夫ふう婦ふに，互たがいに誠せい実じつであって，決けっして不ふ倫りんをしないことを求もとめています。（ヘブライ 13:4を読よむ。）

2. 性せい的てき不ふ道どう徳とくとはどういうこと？

聖せい書しょによると，「性せい的てきに不ふ道どう徳とくな人ひと……が神かみの王おう国こくを授さずけられることはありません」。（コリント第だい一いち 6:9，10）聖せい書しょをギリシャ語ごで書かいた人ひとたちが性せい的てき不ふ道どう徳とくを指さして使つかった言こと葉ばは，「ポルネイア」です。ポルネイアには，（1）配はい偶ぐう者しゃではない相あい手てとの性せい行こう為いa，（2）同どう性せい愛あい行こう為い，（3）動どう物ぶつとの性せい行こう為いが含ふくまれます。「性せい的てき不ふ道どう徳とくを避さける」なら，エホバに喜よろこばれ，自じ分ぶんのためになります。（テサロニケ第だい一いち 4:3）

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3. 性せい的てき不ふ道どう徳とくから逃にげ去さる

神かみに強つよい信しん仰こうを持もっていたヨセフという人ひとは，性せい的てき不ふ道どう徳とくを避さけるために断だん固ことした行こう動どうを取とりました。創そう世せい記き 39章しょう1-12節せつを読よんで，次つぎのことを考かんがえましょう。

• ヨセフが逃にげようと思おもったのはどうしてですか。（9節せつ）

• ヨセフは良よい判はん断だんをしたと思おもいますか。どうしてですか。

動どう画が: 「不ふ道どう徳とくから逃にげ去さりなさい」（5:06）

エホバは私わたしたちに，性せい的てき不ふ道どう徳とくをきっぱり避さけてほしいと思おもっています。コリント第だい一いち 6章しょう18節せつを読よんで，次つぎのことを考かんがえましょう。

• どんな状じょう況きょうに自じ分ぶんを置おくと，性せい的てき不ふ道どう徳とくを犯おかしてしまう危き険けんがありますか。

• どうすれば性せい的てき不ふ道どう徳とくから逃にげ去さることができますか。

4. 誘ゆう惑わくに負まけないようにする

動どう画が: 「誘ゆう惑わくに負まけないように聖せい書しょを読よむ」（3:02）

• 動どう画がに出でてきた兄きょう弟だいは，自じ分ぶんの考かんがえや行こう動どうが妻つまを裏うら切ぎることにつながりかねないと気き付づいて，どうしましたか。

長なが年ねんクリスチャンとして生いきていても，思おもいを正ただしいことに向むけるのが大たい変へんなこともあります。どうすれば不ふ道どう徳とくなことを考かんがえるのを避さけられるでしょうか。フィリピ 4章しょう8節せつを読よんで，次つぎのことを考かんがえましょう。

• どんなことについて考かんがえるのが大たい切せつですか。

• 聖せい書しょをよく読よんで，エホバへの奉ほう仕しに打うち込こんでいることは，悪わるいことへの誘ゆう惑わくと闘たたかうのにどう役やく立だちますか。

5. エホバの基き準じゅんに従したがうことは私わたしたちのためになる

動どう画が: 「分ふん別べつを働はたらかせる」（9:31）

• 格かく言げん 7章しょうに出でてくる若わか者ものは，どのようにして誘ゆう惑わくされやすい状じょう況きょうに陥おちいりましたか。（8，9節せつ）

• 格かく言げん 7章しょう23，26節せつによると，性せい的てき不ふ道どう徳とくは悲ひ惨さんな結けっ果かを招まねきます。性せい的てき不ふ道どう徳とくを避さけていれば，どんな問もん題だいを防ふせげますか。

• 性せい的てき不ふ道どう徳とくを避さけることが，いつまでも幸しあわせに暮くらすことにつながると言いえるのはどうしてですか。

同どう性せい愛あいについて聖せい書しょに書かかれていることには愛あいを感かんじない，と言いう人ひともいます。しかし，愛あいの神かみであるエホバは，全すべての人ひとにいつまでも幸しあわせに暮くらしてほしいと思おもっています。幸しあわせに暮くらすには，エホバの基き準じゅんに従したがう必ひつ要ようがあります。コリント第だい一いち 6章しょう9-11節せつを読よんで，次つぎのことを考かんがえましょう。

• 同どう性せい愛あい以い外がいにも，神かみから見みて正ただしくない行おこないにはどんなものがありますか。

神かみに喜よろこばれるためには，誰だれもが考かんがえ方かたや行こう動どうを変かえる必ひつ要ようがあります。努ど力りょくする価か値ちがあるでしょうか。詩し編へん 19編へん8，11節せつを読よんで，次つぎのことを考かんがえましょう。

• 何なにが正ただしくて何なにが間ま違ちがっているかに関かんするエホバの基き準じゅんは，適てき切せつだと思おもいますか。どうしてですか。

まとめ

性せい関かん係けいはエホバからの贈おくり物もので，夫ふう婦ふが楽たのしむためのもの。

復ふく習しゅう

• 性せい的てき不ふ道どう徳とくにはどんなことが含ふくまれますか。

• 性せい的てき不ふ道どう徳とくを避さけるために，どんなことが役やく立だちますか。

• エホバの基き準じゅんに従したがうことが私わたしたちのためになると言いえるのはどうしてですか。

見みてみよう

一いっ緒しょに暮くらす男だん女じょが結けっ婚こんしているかどうかが神かみにとって重じゅう要ようなのは，どうしてでしょうか。

「結けっ婚こんせずに一いっ緒しょに暮くらすことについて聖せい書しょは何なんと述のべていますか」（jw.orgの記き事じ）

聖せい書しょは，同どう性せい愛あい者しゃを憎にくむように勧すすめているのでしょうか。

「同どう性せい愛あいは間ま違ちがっていますか」（jw.orgの記き事じ）

あらゆる性せい行こう為いに関かんする神かみのルールは，私わたしたちを守まもってくれます。

「オーラルセックスは本ほん当とうにセックスですか」（jw.orgの記き事じ）

同どう性せい愛あい者しゃの男だん性せいが，神かみに喜よろこばれるように生いき方かたを変かえたいきさつについて，『証しょう人にんたちは敬けい意いをもって接せっしてくれました』という記き事じを読よみましょう。

「聖せい書しょは人ひとの生いき方かたを変かえる」（「ものみの塔とう」2011年ねん4月がつ1日ついたち号ごう）

エホバを深ふかく愛あいしていて，エホバを悲かなしませるようなことをしないように努ど力りょくしていても，間ま違ちがいをしてしまうことがあります。重じゅう大だいな罪つみを犯おかしてしまうこともあるかもしれません。（コリント第だい一いち 6:9，10）もしそうだとしても，エホバがあなたを愛あいしていることを忘わすれないでください。エホバはあなたを許ゆるして助たすけたいと思おもっています。

1. エホバに許ゆるしてもらうにはどうする必ひつ要ようがある？

エホバを愛あいしている人ひとは，重じゅう大だいな罪つみを犯おかしてしまったことを後こう悔かいし，とても悲かなしい気き持もちになります。でも，エホバの次つぎの約やく束そくについて考かんがえると，慰なぐさめられます。「あなたたちの罪つみは緋ひのようだが，雪ゆきのように白しろくされる」。（イザヤ 1:18）心こころから悔くい改あらためるなら，エホバは完かん全ぜんに許ゆるしてくれます。どうやって悔くい改あらためるのでしょうか。してしまったことを深ふかく後こう悔かいし，悪わるいことをやめて，許ゆるしてくださいとエホバに心こころからお願ねがいします。そして，罪つみを犯おかすきっかけになった良よくない考かんがえ方かたや行こう動どうを変かえ，エホバの清きよい基き準じゅんに沿そって生せい活かつするように努ど力りょくします。（イザヤ 55:6，7を読よむ。）

2. エホバはどのように長ちょう老ろうたちによって助たすけてくれる？

エホバは，重じゅう大だいな罪つみを犯おかしてしまったら「会かい衆しゅうの長ちょう老ろうたちを呼よんでください」と指し示じしています。（ヤコブ 5:14，15を読よむ。）長ちょう老ろうたちはエホバを愛あいしていて，エホバの羊ひつじのような人ひとたちのことも愛あいしています。私わたしたちがエホバとの良よい関かん係けいを取とり戻もどせるように助たすけてくれます。（ガラテア 6:1）

私わたしたちが重じゅう大だいな罪つみを犯おかした時とき，長ちょう老ろうたちはどのように助たすけてくれるのでしょうか。2人ふたりか3人にんの長ちょう老ろうが聖せい書しょを使つかって，何なにが良よくなかったのか，どうすれば正ただしい行こう動どうができるかを教おしえてくれます。再ふたたび罪つみを犯おかしてしまうことがないように，具ぐ体たい的てきなアドバイスをし，励はげましてくれます。誰だれかが重じゅう大だいな罪つみを犯おかして悔くい改あらためない場ば合あい，長ちょう老ろうたちは会かい衆しゅうを有ゆう害がいな影えい響きょうから守まもるためにその人ひとを会かい衆しゅうから除のぞきます。

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3. 罪つみを告こく白はくすることは，立たち直なおるために大たい切せつ

どんな罪つみもエホバに対たいする罪つみなので，エホバに告こく白はくするのは正ただしいことです。詩し編へん 32編へん1-5節せつを読よんで，次つぎのことを考かんがえましょう。

• 罪つみを隠かくそうとするより，エホバに告こく白はくした方ほうがよいのはどうしてですか。

動どう画が: 「エホバは愛あいする人ひとを矯きょう正せいする」（3:01）

• キャノンがエホバのもとに戻もどれるよう，長ちょう老ろうたちはどのように助たすけましたか。

長ちょう老ろうたちは私わたしたちを助たすけたいと思おもっているので，正しょう直じきに話はなすことが大たい切せつです。ヤコブ 5章しょう16節せつを読よんで，次つぎのことを考かんがえましょう。

• 私わたしたちが正しょう直じきに話はなした方ほうが長ちょう老ろうたちも助たすけやすい，と言いえるのはどうしてですか。

4. エホバは罪つみを犯おかした人ひとに憐あわれみを示しめす

重じゅう大だいな罪つみを犯おかした人ひとがエホバの基き準じゅんに従したがおうとしないなら，会かい衆しゅうから除のぞかれます。私わたしたちはその人ひとと交こう友ゆうを持もちません。コリント第だい一いち 5章しょう6，11節せつを読よんで，次つぎのことを考かんがえましょう。

• 酵こう母ぼによってパン生き地じが発はっ酵こうするように，罪つみを犯おかして悔くい改あらためない人ひとと交こう友ゆうを持もつなら会かい衆しゅうにどんな影えい響きょうが及およびますか。

• 罪つみを犯おかした人ひとへの対たい応おうに，エホバの分ふん別べつや憐あわれみや愛あいが表あらわれていると言いえるのはどうしてですか。

5. 悔くい改あらためるならエホバは許ゆるしてくれる

イエスが話はなした例たとえから，誰だれかが悔くい改あらためるとエホバがどう感かんじるかが分わかります。ルカ 15章しょう1-7節せつを読よんで，次つぎのことを考かんがえましょう。

• この例たとえからエホバについてどんなことが分わかりますか。

エゼキエル 33章しょう11節せつを読よんで，次つぎのことを考かんがえましょう。

• 本ほん当とうに悔くい改あらためるには，どんな行こう動どうが大だい事じですか。

まとめ

重じゅう大だいな罪つみを犯おかしてしまっても，心こころから反はん省せいし，二に度どとしないと決けつ意いしているなら，エホバは許ゆるしてくれる。

復ふく習しゅう

• エホバに罪つみを告こく白はくするとよいのはどうしてですか。

• 罪つみを許ゆるしてもらうにはどうする必ひつ要ようがありますか。

• 重じゅう大だいな罪つみを犯おかしてしまったら，長ちょう老ろうたちに助たすけてもらうべきなのはどうしてですか。

見みてみよう

ある男だん性せいは，イザヤ 1章しょう18節せつに書かかれている通とおり，エホバの憐あわれみを実じっ感かんしました。

「エホバは本ほん当とうに憐あわれみ深ぶかい方かたです」（5:02）

長ちょう老ろうたちは，重じゅう大だいな罪つみを犯おかした人ひとをどのように助たすけますか。

「長ちょう老ろうの皆みなさん，罪つみを犯おかした人ひとに愛あいを込こめて憐あわれみ深ぶかく接せっしてください」（「ものみの塔とう」2024年ねん8月がつ号ごう）

罪つみを犯おかして悔くい改あらためない人ひとにも愛あいや憐あわれみが示しめされます。

「会かい衆しゅうから除のぞかれた人ひとを助たすける」（「ものみの塔とう」2024年ねん8月がつ号ごう）

エホバから離はなれてしまったある男だん性せいは，エホバのおかげで戻もどれたと思おもっています。そのいきさつについて，「わたしはエホバのもとに戻もどる必ひつ要ようがありました」という記き事じを読よみましょう。

「聖せい書しょは人ひとの生いき方かたを変かえる」（「ものみの塔とう」2012年ねん4月がつ1日ついたち号ごう）