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不滅性という賜物ものみの塔 1964 | 4月1日
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天使は無限の生命の力をもっています。しかしその生命力は自存できるものでも,不滅でもありません。天使に不滅性が与えられたことはないのです。このことは次の事実から明らかです。つまり使徒パウロの時代に,天使はそれ以前から非常に長い間生きていたにもかかわらず,エホバの被造物のうち,不滅性をもっていたのは,復活したイエスだけだったということです。不滅性という賜物を受ける選ばれた小数の人に対し,死は永久にそのとげを失います。彼らは死の力から永久に解放されるのです。そのとき「聖書に書いてある言葉が成就するのである。『死は勝利にのまれてしまった。死よ,おまえの勝利はどこにあるのか。死よ,おまえのとげは,どこにあるのか』」。(コリント前 15:54,55,新口)これらの人が不滅性というすばらしい賜物を受けるとき,この選ばれたグループに属さぬ忠実なクリスチャンたちは次のことを保証されています。すなわちエホバは,ご自身とそのみ子に信仰をもつすべての人々に永遠の生命を与えるという約束を履行されるということです。―ヨハネ 3:16。
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終りの時にあって決して神にそむかないものみの塔 1964 | 4月1日
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終りの時にあって決して神にそむかない
創造主エホバ神は,だれをも必要とされません。ですから永遠の過去から,孤独を感ずることもなく,だれかを必要とすることもなく存在してこられました。
しかしその永遠の過去のある時,エホバはその知恵と愛とにより,生物の創造を開始することを善しとされました。かくして最初に造られたものは,神のひとり子である言葉で,のちにイエス・キリストとして知られるようになりました。エホバ神とそのみ子は人間を,自分たちのかたちに造って,特定の性質と能力を与え,また,正しいことを行ない,神に服従して生きるか,悪を行ない,神に反逆して死ぬか,どちらかを選ぶ自由をお与えになりました。しかし神は人間が何をしようといつも真実であられます。というのは神はご自身を否定することができないからです。―テモテ後 2:13。
アダムとエバに対する神の目的は,彼らがふえて地をしたがわせ,下等動物を治めることでした。(創世 1:28)彼らの認識と価値をためすために神は一つの制限をもうられけました。つまり彼らはある特定の木から食べてはならなかったのです。(創世 2:17)アダムとエバが神のおきてに従っていた間は,「知恵ある子は父を喜ばせ」と書かれているとおり神を喜ばせました。―箴言 10:1,新口。
しかし神にそむいたとき,アダムとエバはもはや神に喜びをもたらしませんでした。それで神は義なる者の組織から彼らを絶ち,エデンの園から追い出されました。そのため彼らは,いばらとあざみとを生ずるのろわれた地から得るものでほそぼそと生活している間に死んでしまいました。創世 3:19)しかしエホバ神は,アダムとエバが自分の期待にそむいたからといって,失敗されたのでもなければ,困惑されたのでもありません。エホバ神は宇宙の全能なる主権者であられますから,人間が何をしようとすまいと,地球と人類にかんする目的を遂行されます。―イザヤ 55:11。
アダムの時以来,他にも多くの人間が神の期待にそむきました。長子の相続権を軽視して,聖なるものを尊重せぬ者であることを示したエサウがいます。(ヘブル 12:16)エホバを捨てた他の顕著な者のなかには,カイン,アカン,サウル王,ソロモン王などがいます。事実,イラエスル民族は,エホバがそのみ子を地につかわされたとき,わずかの者を除いて全部エホバの期待にそむきました。イスカリオテのユダもそうです。ユダは3年余も神のみ子の親しい友人でしたが,みじめにも神の期待にそむきました。これらの人はみな,神に奉仕する特権をもっていました。そしてみな不忠実のゆえに神の期待にそむきました。みな何かの理由で後退したのです。そのため神はもはや彼らを喜ばれなくなりました。―ヘブル 10:38,39。
しかし,エホバ神は,その間神の期待にそむかなかった霊者と人間をお持ちでした。最初に生まれたみ子イエス・キリスト,アベル,エノク,ノア,アブラハム,モーセ,ダビデその他忠実な使徒たちがすなわちそれです。彼らはみな忠実を保ち,嘲笑する悪魔サタンに対する答えを神に与えて,神を喜ばせました。―箴言 27:11。
この古い世の終り ― 聖書の預言の成就によってそのことは明らかである ― に住む私たちはだれに習うべきですか。神の期待にそむいた人ですか,それとも忠実を証明した人ですか。神は今日,預言されていたとおり,ご自身の目的を実行して神に対する忠実を証明している民をお持ちです。(イザヤ 43:10-12)この民を神は,ご自身とご自身の目的に関する知識によって啓発され,また御霊を彼らの上において,ご自身の証者に任命されました。私たちはひとりびとり,正しい行いにより,妥協しないことにより,奉仕を着実に行なうことによって忠実を保ち,後退することも,神の期待にそむくこともしない忠実な人々の仲間にはいることができますか。
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