服装や髪形や化粧などの好みは,人によっていろいろです。聖書の幾つかの原則をよく考えるなら,自分の好みに合わせつつエホバに喜ばれる身だしなみができます。どんな原則が役に立つでしょうか。
1. どんな原則に沿って身だしなみを整えるといい?
私たちは,「慎みと健全な考え方が表れた,きちんとした服装」をし,「神への専心」がはっきり分かるような清潔感を意識したいと思います。(テモテ第一 2:9,10)4つの原則について具体的に考えましょう。(1)「慎み」が表れた服装をする。セクシーな印象を与える服や,人目を引く奇抜なファッションは避けます。(2)「健全な考え方」が表れた服装をする。常に最新の流行に合わせるようなことはしません。(3)「きちんとした」服装をする。集会に出席している人たちを見れば分かるように,エホバの証人も好みはそれぞれですが,服装や髪形にいつも神への敬意が表れているようにします。(4)身だしなみに「神への専心」が表れるようにする。どんな時にも,私たちが真の神を崇拝していることが周囲の人に分かるようにします。(コリント第一 10:31)
2. 仲間のクリスチャンがどう思うかを考えた方がいい?
好みの服を着ていいとはいえ,自分の身なりを見てほかの人たちがどう思うかを考えることは大切です。人を戸惑わせるような服装をしたいとは思いません。「隣人を喜ばせるようにし」,「その人のためになることをし,その人を力づける」ことを意識しましょう。(ローマ 15:1,2を読む。)
3. エホバを崇拝していない人たちは,私たちの身だしなみを見てどう思う?
私たちはいつも良い身だしなみを心掛けますが,集会や伝道に行く時には特に気を配ります。私たちが伝えている重要なメッセージの価値を下げてしまうようなことはしたくありません。私たちを見る人たちに,「どんなことを伝えているのかもっと知りたい」と思ってもらいたいものです。そうすれば,「私たちの救い主である神の教えを飾る」ことになります。(テトス 2:10)
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クリスチャンにふさわしい身だしなみとはどういうものか,さらに考えましょう。
4. 良い身だしなみはエホバへの敬意の表れ
私たちが良い身だしなみを心掛ける最も重要な理由は何でしょうか。詩編 47編2節を読んで,次のことを考えましょう。
5. どうすれば良い身だしなみができるか
動画を見てください。
服の値段に関係なく,その時の状況に合った清潔できちんとした服を着ることが大切です。コリント第一 10章24節とテモテ第一 2章9,10節を読んでください。それから,次のような服装を避けるべきなのはどうしてか考えましょう。
クリスチャンにモーセの律法を守る義務はありませんが,その律法からエホバの考えが分かります。申命記 22章5節を読んで,次のことを考えましょう。
コリント第一 10章32,33節とヨハネ第一 2章15,16節を読んで,次のことを考えましょう。
地域の人たちや会衆の人たちが戸惑うような格好をすべきでないのはどうしてですか。
あなたの周りではどんな服装や髪形や化粧がはやっていますか。
そうしたものの中にはクリスチャンにふさわしくないものもあると思いますか。どうしてですか。
こう言う人もいる: 「何を着ようと本人の自由だと思う」。
まとめ
良い身だしなみをするなら,エホバへの敬意やほかの人たちへの配慮を示すことになる。
復習
私たちの身だしなみがエホバにとって重要なのはどうしてですか。
聖書のどんな原則に沿って身だしなみを整えるとよいですか。
私たちの身だしなみはエホバの評判にどう影響しますか。