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    聖書に対する洞察,第1巻
    • 熊がえじきをきつく抱いたり締めつけたりして殺すというのは事実ではありません。争っているときには,その大きな前足で相手を打ち,太い強力な腕でむき出しのかぎづめを相手の体に深く突き刺します。シカぐらいの動物であれば一撃で殺せるかもしれません。ですから,聖書がライオンの危険性と並べて熊の危険性に言及しているのは全く適切なことです。(アモ 5:19; 哀 3:10)事実,動物学者は熊を大型のネコ科の動物よりもずっと危険な動物と考えています。しかし,熊も他の動物と同じく,普通は人間を襲うことはなく,人間を避けます。もっとも,挑発されたり驚かされたりすれば,攻撃して来ることもあります。

  • 熊
    聖書に対する洞察,第1巻
    • 地上の世界強国を象徴する恐ろしい獣に関するダニエルの幻の中に登場する熊は,メディア-ペルシャ世界強国とその領土征服や奪略に対する貪欲さを表わしていました。(ダニ 7:5,17)ヨハネの幻の中の,海から現われた,これと似た強欲な野獣には,七つの頭と十本の角があり,『熊の足のような』足があります。(啓 13:2)メシアの支配のもとに再び集められるエホバの民の間に宿る平安は,熊が雌牛と共に食べ物を食べるようになるという預言によって示されています。―イザ 11:7。

  • 獣,象徴的な
    聖書に対する洞察,第1巻
    • 海から出て来る七つの頭のある野獣 啓示 13章に記されている使徒ヨハネの見た幻の中では,ひょうに似た,しかし熊の足とライオンの口を持つ,七つの頭と十本の角のある野獣が海から上って来ます。したがってその野獣は,4頭の獣に関するダニエルの幻に出て来る幾つかの象徴を合わせた姿をしています。啓示 12章9節で悪魔サタンであることが明らかにされている龍は,自分の権威と力をこの獣に与えます。(啓 13:1,2)この獣は七つの頭(と十本の角)があるので,ダニエルの幻に出て来る,頭が一つの獣とは区別されます。一般に7(および10)は,聖書の中で完全性の象徴として認められています。(「数,数字」を参照。)このことはこの獣の領土の広さによっても確証されます。それは一国民もしくは諸国民の一集団に対してではなく,『あらゆる部族と民と国語と国民に対して』権威を振るうからです。(啓 13:7,8。啓 16:13,14と比較。)「注釈者の聖書辞典」はこれらの要素に注目して次のように注解しています。「[啓 13章の]これらの獣のうちの最初のものはそれ自体で,ダニエルの幻に出て来る4頭の獣の幾つもの特徴を合わせ持っている。……したがって,この最初の獣は神に反対する,世の政治勢力をすべて一緒にしたものを表わしている」― G・バトリク編,1962年,第1巻,369ページ。

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