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獣,象徴的な聖書に対する洞察,第1巻
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海から出て来る七つの頭のある野獣 啓示 13章に記されている使徒ヨハネの見た幻の中では,ひょうに似た,しかし熊の足とライオンの口を持つ,七つの頭と十本の角のある野獣が海から上って来ます。したがってその野獣は,4頭の獣に関するダニエルの幻に出て来る幾つかの象徴を合わせた姿をしています。啓示 12章9節で悪魔サタンであることが明らかにされている龍は,自分の権威と力をこの獣に与えます。(啓 13:1,2)この獣は七つの頭(と十本の角)があるので,ダニエルの幻に出て来る,頭が一つの獣とは区別されます。一般に7(および10)は,聖書の中で完全性の象徴として認められています。(「数,数字」を参照。)このことはこの獣の領土の広さによっても確証されます。それは一国民もしくは諸国民の一集団に対してではなく,『あらゆる部族と民と国語と国民に対して』権威を振るうからです。(啓 13:7,8。啓 16:13,14と比較。)「注釈者の聖書辞典」はこれらの要素に注目して次のように注解しています。「[啓 13章の]これらの獣のうちの最初のものはそれ自体で,ダニエルの幻に出て来る4頭の獣の幾つもの特徴を合わせ持っている。……したがって,この最初の獣は神に反対する,世の政治勢力をすべて一緒にしたものを表わしている」― G・バトリク編,1962年,第1巻,369ページ。
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