バプテスマを受けてエホバの証人になったものの伝道をやめ,仲間との交友から遠のいている人たちを避けることはしません。むしろ,その人を訪ね,信仰を再び強めるよう励まします。
重大な罪を犯した人であっても,自動的に排斥されることはありません。とはいえ,バプテスマを受けたエホバの証人が聖書の道徳規準を破って悔い改めないなら,排斥されます。聖書は「その邪悪な人をあなた方の中から除きなさい」とはっきり述べています。―コリント第一 5:13。
ある人が排斥されたものの,妻や子どもが引き続きエホバの証人である場合はどうでしょうか。宗教的な結びつきは変わりますが,家族としてのきずなは変わりません。結婚関係,家族の愛情やかかわりは続きます。
排斥された人もわたしたちの集会に出席できます。望むなら,会衆の長老から聖書に基づく助言をもらうこともできます。わたしたちの願いは,排斥された人が再びエホバの証人の一人になることです。排斥されても,ふさわしくない行ないをやめ,聖書の規準に沿って生きたいという誠実な願いを表わす人は,再びエホバの証人になれます。