話し手また教え手としての能力を伸ばすためのプログラム
この課程は,年齢や性別に関係なく,だれもが自分の考えをより効果的に言い表わし,神の言葉を教える者としての資格を向上させるための助けを与えます。
神権宣教学校の名簿に載せられている人たちへの話の割り当ては,学校の監督が行ないます。このあとの3ページは,あなた個人の助言用紙となっています。各助言点の左側の数字は,後続の部分にあるそれぞれの課の番号に対応しています。それらの課では,話すことや教えることのそれぞれの点を習得するうえで何が必要か,また個々の点がなぜ重要なのかが説明されています。さらに,そこで勧められている事柄をどのように達成したらよいかについても,役立つ指針が挙げられています。
助言用紙上の色分けは,どの点が,(1)聴衆を前にして行なう朗読,(2)二人ないしそれ以上の人たちによる実演形式の話,(3)会衆に対する講話に適用されるかを示しています。学校の監督は,あなたが取り組むべき助言点を割り当てます。1回に一つの点にだけ取り組むことが勧められています。割り当てられた課の末尾にある練習問題をしてみることは益になるでしょう。指定された課の助言をよく当てはめていることが明らかであれば,助言者は別の点を割り当てることでしょう。
実演の形式で扱うように割り当てられた話には,場面が必要です。いろいろな場面が82ページに挙げられていますが,それだけに限定する必要はありません。助言者は,経験のために特定の場面を使ってみるよう勧めるかもしれません。あるいは,場面の選択はあなたに任されるかもしれません。
この学校で割り当てられた話を準備するとき以外にも,この本を読んで,練習問題をしてみれば,あなたの進歩は大いに速まります。週に一課ずつなど,自分で決めて勉強できるかもしれません。
これまでどれほどの期間この学校に在籍し,野外宣教に参加してきたとしても,改善の余地はあるものです。あなたも,神権宣教学校を通して施される教育から十分に益を得られますように。